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週刊少年マガジン連載「UQ HOLDER!」第2回です。
「魔法」が世に知れ渡って10年が経った世界。
田舎町に住む2年以上前の記憶がない近衛刀太とその仲間たち5人は都に行く許可をもらう為、女教師の雪姫先生に挑戦する日々を送っていた。
その雪姫が魔法を使う事から苦戦する刀太たちだったが、ある日同じ教師の橘先生から魔法を伝授される。
だが、橘の狙いは生徒を利用して懸賞首である雪姫を仕留める事だった。
橘の策にはまって心臓を串刺しにされてしまった刀太。
そんな刀太に立ちあがり不死身の化け物として生まれ変わるのであれば自分の血を飲めと言う雪姫だったのだが…。
何と、雪姫の正体は七百年生き続ける吸血鬼エヴァンジェリン・A・K・マクダウェルだった!?
不死身の吸血鬼となって橘を倒した刀太。
それでも村にいられなくなり都を目指して旅立つ事になった刀太と雪姫だったのだが…!?
旅の最中も雪姫相手に修行を続ける刀太。
色々試している雪姫だが、どうやら刀太に武の才能を感じているらしい。
互いに永遠に生きる身であるならばいつかは追い越される日も来るのか?
そんな刀太に基礎訓練ではなく技のひとつ瞬動術を教えようとする雪姫だったのだが…。
「いや そーゆのいいや」
何と、興味はあるものの格闘技を覚える気はないのだと言う。
修行はそもそも雪姫を倒して村を出る為であり、村を出た以上もうOKだと言う刀太。
「強くなるとかあんま興味ねーよ」
「俺にはもちっとでっけー夢があんだ」
まさかの反応を見せる刀太だったのだが…!?
果たしてこの考えがいつか変わり、武術を磨く日が来るのか?
やはり、どうしても倒さなくてはならない敵が現れて、その時初めて戦う力を欲する事にでもなるのでしょうか…?
「お前塔登って宇宙はいいが宇宙で何をするつもりだ」
「そら一旗揚げるんだよ」
「昭和かお前は 元気がいいのはいいが漠然としすぎだろ」
刀太の言い方を「昭和」と表現する雪姫ですけど、百年後の世界で「昭和か」と言われても「え、そうなの?」って話で、理解してくれないんじゃない?(笑)
「高く!あの塔みたくどこまでも高く!」
「誰が一番遠くまで行けるか試し合う!!」
「それが俺達五人永久無期限の誓いだ!!」
仲間との絆を何よりも重んじる刀太。
一方で、自分が不死身の吸血鬼になった事を思い出す刀太だが、成長が止まってしまった事は大誤算だった!?
「ちょっとぉおぉお――ッ!?声変わりもハゲも太るのもなしなんて」
「てゆーか身長!!!どーすんのこれ雪姫!?ダメじゃん不老不死!!」
「俺の夢ッどーしてくれんだよぉ――ッ!?」
何と、夢の為にはハゲたり太ったり白髪や加齢臭やシワがないとマズイらしい刀太。
さすがに理解し難い雪姫だが、唯一「身長」は理解出来るらしい。
「幸いお前は武に関して才がある どうしてもと言うなら私が手ずから…」
どうしても話をそっちに持って行きたいらしい雪姫。
もしかするとネギを鍛えた経験から若者を指導する喜びに目覚め、これまでもこうやって有望な若者を見つけては指導を行っていたのかも知れません。
「不老不死なんてくそくらえだ~~ッ」
旅立ち一日目にして早くも夢が破れた刀太。
となれば、雪姫に言われるまま武術の方面で頑張るしかなくなるのも時間の問題かな?
通りがかった村でいじめられている子を助けた刀太。
男か女かイマイチはっきりしないキャラですけど、感じとしては「男だと思って普通に接していたら女の子だった」というパターンかな?
バイクを直しているのを見て興味を持ち、手を貸す事にした刀太。
「ダチがメカの天才」だそうで、そのせいで少しは分るらしい。
何気に「ダチ」という単語がやたらと出て来ますけど、こうなると最初の4人が後々大きな存在となって出てくる可能性は高そうですね。
後で「誰だっけ」とならない様に一話の4人の姿は(名前は不明だけど)覚えておいた方がいいかも知れません。
見事に空飛ぶバイクを修理した刀太。
それにまたがって乗り回す少女(?)の姿に馬鹿にしていた連中も歓声をあげるのだが…。
「やるものだな」
そんな中、誰だか知らない少女が声をかけて来た!?
何と、知らんぷりして子供に交じって来たエヴァ。
刀太の前では大人の姿で通すのかと思ってましたけど、同じ境遇となった今隠しても仕方ないと思ったのかも知れません。
その少女の名は結城忍というのだと言う。
「ラブひな」を感じさせる名前に何やら懐かしさを感じさせます。
「刀太センパイ新五輪は見ます?」
塔のはるか上空で8年に一度開かれるという新五輪。
その名も太陽系オリンピック!
前回来訪者数は3000万人で開催期間は半年という人類史上最大の祭典がこの時代にはあるのだという。
その祭典の中でも目玉の競技が「太陽系一周グランドレース」であり、それに出場するのが彼女の夢らしい。
何とも壮大なレースですけど、期間半年というのはこのレースにかかる時間が関係しているのかな?
どんだけ科学が発展したとしても数時間で太陽系を一周出来るとはちょっと思えませんしね。
「俺のダチの夢も新五輪なんだ」
新五輪の閉会式(開会式)、塔の上の伝説のホールで地球を背に1000万人を相手に歌を歌うのがダチの夢だと言う刀太。
その時にそいつの後ろで歌わせてもらうというのが刀太の夢の一つらしい。
そんな話に笑って馬鹿にする子供たち。
「俺のダチはマジですげぇからな 何言われても痛くねぇ」
この自信からするとかなりそのダチは凄い人物の様なのだが…?
貨物船のパイロットをしながらレースパイロットを目指していたおじがいた事を話す忍。
たまに帰って来ては村になじめない忍に外の世界の事を教えてくれたのだという。
村の人からは避けられていたが、自分とっては大切な人だったと言う忍。
「いつかあの塔の先で会おう」
「先行って待ってるぜ」
それ以来連絡が取れなくなってしまったらしい。
何やら事件の匂いがしますけど、これから塔に向かえば刀太が出会う事もあるのかな?
もしかすると何処かで捕まっていて助け出すとか、そういったバトルな展開も待っているのかも知れません。
「明日死ぬと思って生きろ!!永遠に生きると思って学べ!!」
どうせ言っているだけだとからかう子供たちにインド独立の父マハトマ・ガンジーの残した言葉を伝える刀太。
これまたソースはダチですけど、政治家志望のダチでもいるのかな?
尊敬する四人のダチと一人の師匠から二年間毎日明日はないものと思って何かしら学んできたという刀太。
拾った命ゆえに他に何もなかったと言い、ダチから教わった歌を披露する刀太だったのだが…。
何と、声は奇麗なのに歌はド下手だった!?
まさかの口だけ番長だった刀太。
「見てろよ声変わりしたらもっと――ハッ!?」
そこまで言って声変わりしない事に気づき、夢が断たれた事に気づいたらしい。
そんな中、バイクを暴走させた子を助けようと忍が飛び乗ったものの、その先が崖である事に気づいた刀太。
そんな彼女を助けるべく崖からダイブし、彼女を抱えて墜落する刀太だったのだが…。
「へ…へ く…そ…いてーのはいてーんだな」
何と身を呈して忍を助けた刀太。
人命救助には最適だという刀太ですけど、普通に生きていればそういう場面には滅多に遭遇しないはずです。
しかし、これから何かを成し遂げようというのなら死にそうな場面はこれからも多発するのか?
それこそ不死身である事を利用して爆発の中に飛び込むとか、宇宙空間に生身で飛び出すとか無茶苦茶な事をやるかも知れませんね。
ルイ・アームストロングの「この素晴らしき世界」を歌ったらしい刀太。
そんな物知りな忍の行動力に感服する事になったらしい。
「いつかあの塔の先で会おうぜ」
「先行って待ってるからよ」
4人の仲間だけでなく新たにもう一人と会う約束をする刀太だったのだが…!?
そんな中、2人の前に姿を見せるエヴァ。
「なな何だよその恰好縮んでんじゃねーか!?」
そんな驚く刀太の前で「年齢詐称魔法薬」で大人の雪姫に変身するエヴァだったのだが…。
これって、刀太は大人の姿がオリジナルだと思ったんじゃない?
「俺の夢はな『何かを成し遂げていい感じにオッサンになった俺達五人でバーでかっこよく酒を飲むこと』だ!」
忍と別れ、雪姫に「夢」について語った刀太。
結局、何をするのか全く不明な刀太ですけど、こうなると武術を否定する理由はなさそうです。
そんな刀太はいずれネギの様に世界を救う様な活躍をしてその名を上げるのか?
そしていずれ「年齢詐称魔法薬」でいい感じのオッサンになり、みんなとバーで酒を飲む事になるのでしょうか…?
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