ブログネタ
蒼穹のアリアドネ に参加中!
aタイトル2

a表紙1週刊少年サンデー2018年2号より八木教広氏による新連載「蒼穹のアリアドネ」がスタートしました。
八木教広といえば「エンジェル伝説」「CLAYMORE」で知られる方で、長くジャンプブランドで活躍していた作家さんです。
そんな人が他誌、それも週刊連載を始めるというのはかなりの驚きです。
作者もすでにベテランの域ですし、今回の件は漫画家としてかなりの挑戦である事は想像に難くありません。

「CLAYMORE」では自分も毎回話を追っていましたが、気がつくとそれが終わってすでに3年が経過してしまいました。
その間も作者は読切をジャンプ本誌に発表したりしていた訳ですけど、結局それは不調に終わってしまったのでしょうか?
ジャンプは競争が激しくてなかなか連載が取れないというのは理解出来ますけど、あるいは週刊連載に挑戦したい作者の思いをサンデーが受け入れてくれたという形なのかな?
そこにどんな駆け引きがあったのかは分かりませんが、サンデーでは荒川弘や大高忍の様に移籍して来て成功している作家さんが存在します。
八木氏が同じ様に成功したいと思ってもおかしくないですし、ファンとしても是非そうあって欲しいと願うばかりです。

そんな八木教広初の週刊連載「蒼穹のアリアドネ」とはどんな作品だったのか?
いつもの様に簡単に語って行きたいと思います。

ウィキペディア:八木教広

a返して3

「あれが空に浮かぶ、天空の飛行都市だ!」
2人の妹を連れ、空に浮く都市を見に行った少年ラシル。
夢にまで見た天空の都市だと喜ぶラシルだったが、文字通りただの夢だった?
2人の妹・ピピとメメが寝ている側で目を覚ましたラシル。
じいちゃんに妹たちに本を読んで聞かせたから夢を見たんだと指摘されたラシルですけど、この2人の妹は双子でしょうか?

「でもたまに、見えないだけで、空に何かあるような気がして仕方がない時があるんだよねー、俺」
夢は夢として、現実に天空の都市の存在を予感するラシル。
じいちゃんに言われて森の中に入り、罠に何かかかってないか確認しに行ったラシルだが、7個目の罠に人のブーツらしきものがかかっているのを発見する。
鋼鉄製のブーツであり、その重さに困惑したラシル。
「それ」
「私のです 返してもらえますか?」

何と、ブーツの持ち主は木の上だった!?

印象的な登場の仕方をした鋼鉄ブーツの少女。
どうやら彼女がこの作品のヒロインという事らしい。
a浮遊4

「降ります 手をかしなさい」
初対面なのに偉そうな態度で手を伸ばして来た少女。
そんな彼女を助けようとしたラシルだったが、そんな2人の前に巨大な猪が現れる。
猪大帝と呼ばれ、この森の主と言われる猪の王様だと言うラシル。
そんな猪大帝に勝負を挑んだラシルだったが、何とそこは崖の間際で地盤が弱く、崩れて落ちてしまった!?

助けるどころか少女と一緒に転落死の危機を迎えてしまったラシル。
と言うより、これって罠を張る場所としてちょっと問題あるんじゃないのかな?

墜落する中、もうひとつのブーツを脱ぎ捨てた少女。
まるで天空の城ラピュタのワンシーンの様にふわふわ浮きながら着地したラシルたちですけど、やはり作者はラピュタ的なものを考えているのでしょうか?
a天使病5

手を放すと浮いてしまう彼女の代わりにブーツを探して来たラシル。
かなり重いブーツだが、二つで彼女の体重分あるのだという。
そんなブーツを履いてようやく普通に立つ事が出来る様になった少女。
「えーと、えーと 天使病なんです、私」
「思春期の清らかでとてもかわいらしい女の子だけがかかるという、ひたすら空に舞い上がるだけの奇抜な病です」

体が浮く理由として「天使病」を口にした少女ですけど、たった今作った感じにしか見えないですね(笑)。

互いに名を名乗り、今年で14歳になると伝えたラシル。
対して少女はレアナといい、今年で15歳になるらしい。
aマシン6

いきなり伏せる様に言われ、顔面を地面にぶつけたラシル。
追っ手だと言うレアナだが、何とそれは二足歩行マシンに乗る兵士たちだった!?
二足歩行特殊機動走行兵器、通称スプリガンだと言うレアナ。
人が走るスピードを遥かに超える速さで追って来るというレアナですけど、何かラピュタかと思ったら未来少年コナンになってしまった様な気が(笑)。

コナンに出て来たロボノイドを連想させるスプリガン。
スプリガンと言えば同名の連載をサンデーでやってましたけど、実はサンデーじゃなかったら別の名前になった可能性もあるのでしょうか?

生体反応を感知するシステムがあるのか、アッサリと見つかってしまったレアナ。
捕まったらこっぴどく叱られると言うレアナですけど、この段階だと逃げているレアナの方に非がある様に感じられます。
a充填なし7

「ごめんじいさん 言いつけ破るぞ」
人に見られない様にすると約束して「アレ」を持って来たラシル。
何と、周囲を囲まれながらレアナを抱いて空を飛んで逃げてしまった!?
あっという間に相手をまいてしまい、逃げ切ってしまったラシル。
説明を求められ、仕方なく説明したラシルだが、昔じいさんが軍を抜ける時に軍用のブーツをかっぱらって来たものであり、一つ前の大きな戦争の時に生まれた特別製で、光子エネルギーを充填なしで使えるらしい。

「充填なしで光子エネルギーを使用?何を言ってるんですかあなたは」
これにはさすがに納得がいかなかったらしいレアナ。
上手く誤魔化そうとするラシルですけど、レアナといい、互いにウソの情報を混ぜて余計な詮索をされない様にしているとしか見えません。
ラシルのブーツを貸してもらうも上手く使いこなす事が出来ずに再び浮き上がり出したレアナ。
このまま浮き続けると人が生きられないところまで行って死ぬというレアナですけど、病気が本当なら過去にかなりの犠牲者がいたのかも知れません。

追われている彼女を匿う為、自分の家まで連れて行こうとするラシル。
飛んだら目立つ為、ブーツを片方だけ脱いで無重力状態にした上でラシルに引っ張ってもらう事にしたレアナですけど、この「片方だけ」という設定は使い分けるのに何かと都合がいい気がします。
a私の名は8

家に行ったものの、相手に先回りされてしまい、じいちゃんが囲まれている場面に出くわしたラシルたち。
大勢で女の子を追っている事に疑問を感じたラシルだが、さすがに彼女も観念して本当の事を言う事に。
「私の名は、レアナ スクラクトフィ…アリアドネ」
「アリアドネ皇国の正統な皇女です」

何とお偉い皇女様だったレアナ。
そう言われても反応に困るラシルだが、アリアドネ皇国という名前自体聞いた事がなかったらしい。

「いいんですよ、知らなくて」
「むしろ人に、知られてはならない国の名です」

そう言って追っ手たちの前に姿を晒したレアナ。
さすがに訳が分からないラシルですけど、ここでアリアドネをラピュタに置き換えてもとりあえず文章は通じますね(笑)。
aないもの9

自分には大国の会った事もない王族の婚約者がいるというレアナ。
半年後、15になると同時に婚礼の儀を行い、自分は国を離れ豪奢な城の様な屋敷に住む様になり、それから外へは一歩も出ない生活が始まるのだという。
だからそうなる前にどうしても見たかったというレアナ。
「人間以外の12の種族 荘厳に聳え立つ山々 茫洋にして猛々しい7つの海 人をよせつけない深淵なる森に、島一つ押し流す激しい大河」
「伝聞に残る燃える山脈や、七色に輝く砂丘 天に昇る黄金の滝などを含めて、それらは全て私の国にはないものです」
何と、世界の色々なものを観光しにやって来たらしいレアナ。
彼女の国は鉄と機械にまみれたわびしい都市国家だというレアナですけど、結婚したら城から出られなくなるから今のうちにこっそり下町を体験するというのは週刊漫画タイムス「武士のフトコロ」でちょっと前に見たばかりですね。
姫様が結婚を前にしてこっそり江戸の町を見て回るのに主人公の飛田蔵之丞が護衛を任ぜられるというものでしたけど、事件に発展する中、結局最後姫様は満足して城に入って行くものでした。
(この話は4巻に収録されているので気になった方はチェックしてみて下さい。)

【Amazon商品】:武士のフトコロ(4) (ニチブンコミックス)

運命を受け入れようとするレアナを見て、昔の自分の姿を思い出すラシル。
両親と兄を失い泣いていたラシルだが、そんな彼を家族に迎え入れたのが他ならぬ今のじいちゃんだったらしい。
「レアナ!前半はともかく、後半のやつは噂が噂を呼んだだけのただの嘘っぱちだと思うぞ」
レアナが語った世界の話のうち後半は嘘だと断定したラシル。
逆に前半は認めた様ですけど、だとしたらこの世界には本当に人間以外に12の種族が存在するのかも知れません。
aフォトンバースト10

「そうしたいってんなら、こいつら全部、俺がやっつけてもいいよ」
じいちゃんも認めなかったグローブまで装着したラシル。
ブーツの力で攻撃をかわし、グローブをつけた拳を振るうラシルだが、何とパンチ一発でスプリガンが木っ端微塵になってしまった!?
さらに3倍の強度と馬力とパワーがあるという隊長機を投げ飛ばしたラシル。
何でこの手の隊長機は3倍のパワーなんだ?って気もしますけど、やっぱカラーリングは赤なのかな?(笑)

手に負えない状況に皇女の確保を優先しようとする兵士たち。
だが、機体が突然吹き飛んでしまう。
「馬鹿な!光子エネルギーを身に纏うだと!」
少年の体の異変に気がついた兵士。
「光子一斉掃射(フォトンバースト)」
何と、触れずにスプリガンを全滅させてしまったのだ!!
a人間兵器11

尋常ならざる能力があるところを見せてしまったラシル。
じいちゃんも顔をしかめたラシルの力だが、彼は「フォトンキャリアー」と呼ばれる存在だったらしい。
戦時中に生み出された人間兵器だと、アッサリ種明かしをするラシル。
小さい頃にちょこっと体中をいじられて光子エネルギーを体内に蓄えられる様になっただけだというラシルですけど、そういう組織やシステムがあるのならこの先他の人間兵器に会う事もあるのかも知れません。

なったものは仕方ないと、受け入れて山奥に隠れて暮らしているというラシル。
それが皇女とその手の者たちにバレたとなれば、ずっと山奥にこもっていても仕方ない事になります。
a出現12

周囲から聞きなれない音を耳にしたラシル。
「あなたは先程何もない空を見ていたと言いましたが、それは間違いです」
「ずっとあったんですよ ただ見えていなかっただけで 今その姿を現します」

何と、気がつくと天空都市が頭上に浮かんでいた!?

「これが天空の飛行都市、アリアドネ皇国です」
どうやら天空都市の皇女だったらしいレアナ。
連載1回目からその姿を見せたアリアドネ皇国ですけど、彼女の目的を考えるとすぐには行かない感じでしょうか?
ラシル自体世界の事をよく分かっていない様ですし、まずは世界の隅々まで冒険をして仲間を作り、その上でアリアドネ皇国に乗り込む事になるのかも知れません。
でなければ、いきなりレアナを連れてかれて追いかけるというパターンもありますけど、これからどんな冒険が始まるのか、ちょっとサンデーらしからぬ(?)冒険に期待したいと思います。

そんな連載1回目でしたけど、恐らく多くの人がジャンプに掲載された読切「月光のアルカディア」を思い出したハズです。
恐らくは連載を目指して読切を描いたんだと予想する訳ですけど、その結果サンデーで週刊連載というのはさすがに予想の斜め上を行ってます。
ジャンプでは週刊連載の枠をもらえなかったのでサンデーに打診して見てOKをもらったとか?
そこに何があったのかは分かりませんが、ヒットメーカーがサンデーに移籍したのは動かない事実ですし、八木氏のサンデーでの更なる飛躍には期待したいところですね。

【関連記事】
◎「CLAYMORE」~ついに感動の最終回!涙の別れと新たなる旅立ち!!
◎「CLAYMORE」番外編~初代戦士を襲った異変!そして…戦士リフルは出会った!!


CLAYMORE Blu-ray BOXCLAYMORE Blu-ray BOX
梅原隆弘

エイベックス・ピクチャーズ 2013-02-27
売り上げランキング : 112640

Amazonで詳しく見る

Memorabilia―八木教広CLAYMORE画集 (愛蔵版コミックス)Memorabilia―八木教広CLAYMORE画集 (愛蔵版コミックス)
八木 教広

集英社 2010-07-02
売り上げランキング : 92476

Amazonで詳しく見る

CLAYMORE 全27巻完結セット (ジャンプコミックス)CLAYMORE 全27巻完結セット (ジャンプコミックス)
八木 教広

集英社 2014-12-04
売り上げランキング : 4785

Amazonで詳しく見る