2014年10月10日
マルシャ ロシアGPは1台の出走

本来、F1チームは2台のマシンを走らせる義務があるのだが、今回はビアンキに敬意を表し、バーニー・エクレストンとも検討を重ね、チルトン1台でいくとの決定に至った。
「我々はソチのグランプリウイークエンドにおいて、ジュール・ビアンキを尊重し、1台のみのマシンを走らせる」とマルシャの声明。
「スチュワードに書面で2台目のマシンの参戦を取りやめることを伝えた。アレクサンダー・ロッシがソチに来ているが、今週末はマックス・チルトンのマシン1台のみを走らせることが適切な行動であると強く確信している」
「ジュールのクルーはマシンを組み立て、車検を受け、レースをできる状態に整えた。このマシンは週末を通してジュールのガレージに置くことを決めた。たとえソチに来ていなくても彼はマルシャF1チームと共にレースをしているのだという思いを強く表すため、ジュールとご家族へのサポートの気持ちを示し、我々チームとマシンは#JB17のロゴをつけて戦う」
この決定はいいと思います。今はビアンキを応援する気持ちを表明するべきですよね。
でもこういう状況ながら経験を積むことができなかったロッシもまた不幸ですが。
※写真はAUTOSPORT WEBから
2014年10月09日
可夢偉のロシアGP出場が確定

「小林可夢偉とマーカス・エリクソンがロシアでレースに出場する。ロベルト・メリがFP1で走る」とケータハムのリリース。
チームとしてはメリを走らせたいのが本音のようですが、まだまだ経験不足。今後の判断でメリでもいけるとなったら、可夢偉を切ってメリにスイッチさせる気なんでしょうね。
※写真はAUTOSPORT WEBから
2014年10月08日
ビアンキの病状“びまん性軸索損傷”と発表

この報告によると、ビアンキは重篤ながら安定した状態にあるといい、“びまん性軸索損傷”という症状であるようだ。
「私たち家族にとって大変苦しい時ですが、世界中から寄せられるジュールに対するサポートと愛情あるメッセージは、私たちにとって大きな慰めになっています。心から感謝を申し上げたいと思います」と、ビアンキの家族は声明。
「ジュールは、四日市の三重県立総合医療センターの集中治療室にいます。彼は、びまん性軸索損傷を負い、重篤ではありますが安定した状態にあります」
「病院の医療専門家の方々が最善の処置と治療を施してくださっており、事故以来、ジュールのためにしてくださったすべてに感謝しています」
「引き続き、この病院がジュールを監視すると共に治療を行うことになっており、さらなる医学的な情報は、適切な時期に提供されるでしょう」
ビアンキの負傷に関して、FIAの医療委員会の代表で脳神経医学の世界的な権威、ジェラール・サイヤン教授とフェラーリの要請を受けたローマ・ラ・サピエンツァ大学の神経外科医、アレッサンドロ・フラティ教授が駆けつけている。
「今日彼らは病院に到着し、家族に助言ができるよう、彼の臨床状態を完全に把握するため、ジュールの治療を担当している医療関係者に会いました」
「サイヤン教授およびフラティ教授は、三重県立総合医療センターによって施されている優れた治療を認め、日本の同僚に感謝したいと思っています」
びまん性軸索損傷というのはどういう病気なのでしょう。
Yahoo!のヘルスケアによると
「 頭部外傷のうち、受傷直後から6時間を超えた意識消失がある場合を、臨床的にびまん性軸索損傷と定義しています。
通常は、明らかな脳組織の挫滅ざめつ(脳挫傷のうざしょう)や血腫がない場合に付けられる病名で、意識のない原因を、脳の細胞レベルの損傷が広範囲に生じたためと考えたものです」と書かれています。
大きな脳挫傷などはなく、細胞レベルの損傷が広範囲に生じたための意識障害、ということですから、回復の可能性は十分あるのではないかと想像します。
F1ドライバーとしての復帰が可能なのかはわかりませんが、とにかくまずは意識を回復してもらいたいです。
※写真はAUTOSPORT WEBから
2014年10月07日
マルシャが声明を発表「“忍耐と理解”を求める」

「ジュールの容態に関する情報提供について、我々は、ビアンキ家の意向を尊重し、それに従います」とマルシャの声明。
「ジュールのケアと同様に、彼ら(家族)も我々の一番のプライオリティのままです」
「したがって、さらなる医学的な最新情報については、“忍耐と理解”をお願いしたいと思います。またその情報は、ジュールが治療を受ける四日市の三重総合医療センターと共に、彼らが適切と判断した時に提供されるでしょう」
「マルシャF1チームおよびスクーデリア・フェラーリの代表は、ジュールと家族をサポートするために病院に残ります」
とりあえず状況を発表することは大事ですからね。
ミハエル・シューマッハのときは情報が少なすぎるのもあったんでしょうが、関係者に変装しての潜入や、医療記録の盗難などもありましたからね。
そのようなことがないよう、大きな変化がなくても継続的に情報発信をしてもらいたいものです。
※写真はAUTOSPORT WEBから
2014年10月06日
ビアンキの両親来日

ジュール・ビアンキが緊急搬送された三重県内の総合病院には、月曜日になっても数名のメディアが残って取材を続けていた。
「レース後、日曜日の夜に私が病院に駆けつけた時には、すでにマルシャのチーム代表を務めるジョン・ブースやマネージングディレクターのグレーム・ロードンらチームスタッフが数名駆けつけていた。もちろん、ジュールのフィジオ(理学療法士)であるアンドレアの姿もあった。ドライバーはパストール(マルドナド)とフェリペ(マッサ)を見たが、フェルナンド(アロンソ)も来ていたと聞いている」とは取材を続けていたフランスの「CANAL+」のコメンテーターを務めるジュリアン・フェブロー。
「日曜日は深夜まで病院で待機していた。でも、今夜はもう発表はないというし、病院は日曜日は一般の受付は行っておらず救急窓口しか空いていなかったため、風雨が強くなり始めた月曜日の午前2時すぎにホテルへ帰った。そして今朝、台風が通り過ぎてからまたここに来ているけど、まだ何も発表はない。ただ今日は開院しているので、ビアンキの容態ではなく、あくまで病院の医療体制についての説明なら行ってもいいと言っているので、今はそれを待っているところだ」
また、ビアンキの両親がフランスから鈴鹿に向かっており、夜には到着するようだ。
「ビアンキの容態に関する新しい情報は両親の了解を得た後、マルシアが発表する今夜以降になるだろう」
ビアンキの早い回復を祈ります。
※写真はAUTOSPORT WEBから
2014年10月05日
F1 Rd.15 日本GP

台風18号で雨模様の鈴鹿。開始時刻を早めるという話もありましたが、ドライバーズパレードを含めて予定通り開催されることが決定。レジェンドF1デモ走行と、レース終了後の西コースウォークは中止となってしまいましたが。
小雨降る中スタート進行が進みましたが、スタート直前雨脚が強く。レースは時間通りスタートするものの、セーフティーカースタートに。
そしてスタートしても雨脚は弱ることなく、2周終了時点でセーフティーカーを含め、全車がピットイン。FIAは最悪このままレース終了も視野に入れて、レースが成立する2周(ただしポイントは半減)の走行をさせたんでしょうね。
その後雨脚が弱まったところでレース再開。といってもやはりセーフティーカー先導のまま9周を消化。19周目までセーフティーカーランを続けた2007年の富士スピードウェイで行われたF1日本GPがちょっと頭をよぎりましたが、そこまで行かずに本当のレーススタート。
レースはバトンの積極的なインターミディエイトへのタイヤ交換により面白い方向に動き、雨とは言え面白い展開になってきていました。
しかしレース終盤、ザウバーのエイドリアン・スーティルがダンロップコーナーでバリアにクラッシュ。このためセーフティーカーが出動し、マシン撤去のためクレーン車が導入された。
ところがセーフティーカーでスロー走行になっているはずなのに、マシン撤去のクレーン車にものすごい勢いでマルシャのジュール・ビアンキのマシンが激突! 赤旗中断ののち、このままレースが終了となりました。勝者はメルセデスのルイス・ハミルトン。
グランドスタンドからではクラッシュの現場は見えなかったのですが、ネットにアップされた映像を見ると、クレーン車のリヤタイヤ(マシンを持ち上げるクレーンがある方が前)の後ろに、まるで潜り込むようにクラッシュ。マリア・デ・ビロタのテストによる事故を思い出しましたよ。彼女もトランスポーターの後ろに突っ込み、頭を損傷、右目を失いました。大きな作業車の後ろに突っ込むという、同じ状況ではないですか。
ビアンキは救急車で緊急搬送。意識不明の重体とのこと。スキーとレースという違いはあっても、ミハエル・シューマッハのことも頭をよぎります。シューマッハも意識を取り戻し、自宅でリハビリを行っていると聞きますが、まだ元気な姿を見せたわけではありません。
しかし、クラッシュ当時はすでに悪天候でかなり暗くなっていましたからね。もっと早くレース終了の決断をしても良かったのかもしれません。
ビアンキの復活を祈ります。
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2014年10月04日
F1 Rd.15 日本GP 予選

予選も曇り。決勝はほぼ間違いなく雨のため、予選ではタイヤを残さず使用できる模様。
地元GPで期待されたケータハムの小林可夢偉は21番手となった。
ポールはメルセデスのニコ・ロズベルグ。チームメイトのルイス・ハミルトンはミスのため2番手に終わった。3番手4番手はウィリアムズのバルテッリ・ボッタスとフェリペ・マッサ。5番手にフェラーリのフェルナンド・アロンソが続いている。
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F1 Rd.15 日本GP P3

心配された天候は、空がどんよりとした雲に覆われているものの、雨が落ちる気配はない模様。
このセッションでは中盤にルイス・ハミルトン(メルセデス)が1コーナーでクラッシュ。左フロントの足回りを大破した。
このためトップタイムはチームメイトのニコ・ロズベルグ、ハミルトンは2番手となった。
3番手にフェラーリのフェルナンド・アロンソ、4番手5番手はウィリアムズのフェリペ・マッサ、バルテッリ・ボッタスが続いた。
ケータハムの小林可夢偉はブレーキトラブルのため22位に終わっている。
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ベッテル レッドブルを離脱

来季はダニエル・リカルドをエースに据え、今年トロロッソからデビューし、ルーキーらしからぬ活躍をみせているロシア人ドライバーのダニエル・クビアトを昇格させるという。
「セバスチャン・ベッテルは2014年シーズン限りでレッドブルを離脱することを通知してきた」とレッドブルのリリース。
「我々は、彼が過去6年間にレッドブルで果たしてきた信じられない役割をセバスチャンに心から感謝したい」
また、非公式ながらレッドブルチーム代表のクリスチャン・ホーナーが、ベッテルはフェラーリに移籍すると認めている。
ベッテルがフェラーリですか! ライコネンは来季も安泰とコメントしていたので、アロンソがフェラーリ離脱ということになりそうですね。そしてそのアロンソはマクラーレンに移籍と噂されていますがどうなるんでしょうか・・・
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2014年10月03日
F1 Rd.15 日本GP P2

このセッションからケータハムの小林可夢偉が復帰。しかしわずか開始7分でバリアにクラッシュ。この日の走行は3周で終わってしまった。
セッションの中盤でタイムアタックが終了。順位はメルセデスのルイス・ハミルトンがトップ、2位にチームメイトのニコ・ロズベルグとやはり1-2。3番手にウィリアムズのバルテッリ・ボッタス、4番手以下はジェンソン・バトン(マクラーレン)、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、キミ・ライコネン(フェラーリ)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、ケビン・マグヌッセン(マクラーレン)と続いた。
可夢偉は残念ですね。母国ファンの前でわずか3周。チームももう少しファンサービスでP1から走らせてくれてもいいのに。
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F1 Rd.15 日本GP P1

いつもなら木曜日から鈴鹿入りしているのですが、今年は仕事が忙しく、日曜の未明にようやく鈴鹿入り出来る予定です。今年は月曜が休日じゃないし、無事帰り着けるのかな・・・(汗
さて、自分の事情はともかく、P1です。
今日の鈴鹿は雨の心配もあったものの、午前はセッションを通じてドライコンディション。
まず、このセッションでグランプリウィークデビューしたのがトロロッソのマックス・フェルスタッペン。昔ベネトンなどに所属したヨス・フェルスタッペンの息子で、まだ弱冠17歳! まさにレースのエリート、サラブレッドですね。今からF1を経験するなんて、将来どんなドライバーになるのでしょうか。
他にP1のみ走行のドライバーと言えば、ケータハムのロベルト・メリ。どちらのドライバーの代わりに乗るのかの発表はありませんでしたが、やはりというか小林可夢偉の代わりでした。
セッションはやはりメルセデスが速く、ニコ・ロズベルグがトップ、2番手にルイス・ハミルトン。そして3番手争いはフェラーリとウィリアムズの戦い。フェルナンド・アロンソが3番手、バルテッリ・ボッタス4番手、キミ・ライコネン5番手と交互に入る形に。
やはり日本もメルセデス中心にレースが動きそうです。
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2014年10月02日
ケータハムの資財が競売に

「F1チームから物品を没収し、これを近々販売する」と高等法院執行官を務めるシェリフオフィス。
持ち出した物品のリストには2013年ケータハムF1テストカー、2014年日本GP用F1マシンパーツ、シミュレーターなどが含まれているという。
しかしケータハムはこれらの報道を否定している。
「ケータハムF1のエントラントでありオーナーである1MRTに対する措置に関して事実無根で裏づけのないうわさが持ち上がっている」
「昨日の措置の脅威は1MRTのサプライヤーカンパニーに対するものである。この企業は1MRTが所有するものではなく、従ってケータハムF1あるいはエントラントのエントリーに関し何ら影響はない」
「制御できないうわさが持ち上がっているが、現在リーフィールドではすべての業務が行われており、レースチームは日本で準備を行っている」
新オーナーになったといっても、経営が厳しいことは変わりないようですからね。シンガポールでは他のチームにタイヤがデリバリーされてもケータハムにはタイヤがなかったようですから・・・(もちろんセッション開始には間に合ってますが)。
※写真はAUTOSPORT WEBから
2014年10月01日
ケータハム 可夢偉の日本GP参戦を発表

「日本のファンの前でレースをすることに、とても興奮しています。1年以上、このレースを待っていたんです。日本GPと鈴鹿は、僕にとって特別な存在です。2009年にP1を走ってデビューしたのも、2012年に表彰台を獲得したのも、ここだからです。そして、僕はファンの皆さんからいただいた支援のおかげで、鈴鹿に戻ってくることができます。僕は、もう一度皆さんに感謝したいです。残念ながら、今年の僕は、表彰台を争うための戦いをできていないことを認めなければいけません。しかし、ファンの皆さんの応援に応えるためにも、力強いパフォーマンスを発揮するために最善を尽くします。鈴鹿で皆さんにお会いできるのを、楽しみにしています」と可夢偉。
さすがにケータハムで表彰台が狙えないのはしょうがない。でも一昨年3位表彰台をゲットしたように今年はポイントゲットだ!
※写真はAUTOSPORT WEBから
2014年09月30日
ケータハム 来季ドライバーに言及

「今ケルンのトヨタの風洞で2015年のマシンをテストしている。予算を注入しなければできないことであり、つまり我々は来年参戦するために全力を尽くしているということだ」とラベット。
「F1チームおよびF1のエントリーは大きな資産だ。この資産を守るために最大限のことをしなければならない」
「(来季ドライバーに関して)考えはある。もちろん経験あるドライバーと強力なドライバーの組み合わせを予定している」
「マーカスは残したい。ルーキーの彼に投資してきたので、これからそれを回収し利益を得たい。彼は結果を出してくれるはずだ」
「可夢偉に関しては、ケータハムの扉が開いていることは彼も承知している。今年自分が結果を出す必要があるということもね。我々はランキング10位を目指している。その目標を達成するため、一役買ってもらいたい」
まあこの回答をそのまま鵜呑みには出来ないでしょうが、可夢偉が残留するためにはポイント獲得、ということですかね。
どちらかと言えば残留よりも、努力を評価されもっと上のチームで戦える方がいいのですが(苦笑
※写真はAUTOSPORT WEBから
2014年09月29日
ペター ラリークロス世界チャンピオン獲得

ペターは前日にエンジンブロックにヒビが入りオイル漏れをするトラブルが発生。しかし夜を徹した修復により出走可能となった。
中間リザルトで3位となりセミファイナルに進出を決め、2番手でファイナルへ。
ファイナルではラップ3のジャンプでダンパーを破損。しかし他の車にもトラブルが発生し、ペターは3位でフィニッシュ。選手権2位のトーマス・ヘイッキネン(フォルクスワーゲン・ポロ)、3位のレイニス・ニッティス(フォード・フィエスタ)はファイナル進出を逃したため、今回のリザルトでペターが初代チャンピオンに輝いた。4輪では異なるカテゴリーで世界選手権を制したのはペターが初となるという。
「夢を追い続けること、これが僕のモットーだ」とペター。
「その夢が、まさに今かなったんだ。これ以上うれしいことはないよ! 今は言葉にならない。また世界チャンピオンになることができた」
「本当にチームのみんながよくやってくれた。冬も春も昼も夜も、ワークショップで家族のように毎日を過ごしてきたんだ。シーズンが始まってからは、愛する家族とも離れての遠征が続いた。自分たちで作り上げたチームで、ワークスチームを相手に戦ってきたんだ。パニラ(夫人)とオリバー(息子)がノルウェーのクロスカート選手権参戦のためにイタリアに来られなかったのだけが残念だ」
「2年前、新たにラリークロスへの挑戦を始めて、今、世界チャンピオンになった。他のカテゴリーに参戦する選択肢もあったけど、大好きなラリーにも通じるのはラリークロスしかなかった。世界戦になる計画があると聞いて、すぐに決めたよ。世界ラリークロスがなければ、ラリークロスには来ていなかったと思う。また世界チャンピオンになりたかったからね」
素晴らしいですね。ペターがまた世界チャンピオンになれた。ラリークロスでも「ゼンカーイ!」で走り続けてもらいたいですね。
※写真はRALLYPLUS.NETから
2014年09月28日
スーパーフォーミュラ Rd.6 SUGO

ポールの山本尚貴(TEAM無限)が出遅れ、さらに大きく出遅れたのが3番グリッドのアンドレ・ロッテラー(トムス)。そして2コーナーではジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(インパル)がスピン。そのオリベイラの車体に、ロッテラーと最後列スタートの伊沢拓也(DRAGO CORSE)が乗り上げ宙を舞ってしまう大クラッシュ。しかし3人に怪我はなかった模様。レースは早くもセーフティーカーが導入された。
トップは2番手スタートののルーキーの野尻智紀(DOCOMO DANDELION)。4番手スタートのジェームス・ロシター(KONDO RACING)が2番手に続き、山本は3番手に。同様にスタートを決めた中嶋一貴(トムス)が4番手、石浦宏明(セルモ・インギング)までがトップ5を形成。
15周目あたりで塚越広大(HP REAL RACING)がクラッシュ。再びセーフティーカーが出動。上位陣はこのタイミングでピットイン。国本雄資(セルモ・インギング)、中山雄一(KCMG)、中山友貴(TEAM無限)はステイアウトしたが、中山友貴はレース再開後すぐに野尻、中嶋一貴の餌食に。
トップに立った国本、2番手の中山雄一は終盤までピットストップを引っ張っていく。しかし60周目に国本はピットイン。だが中山雄一は入らない。
しかし残り3周で中山はパワーダウン。さすがに燃料が続かなかったようだ。ピットにはたどり着き給油を果たしたが大きく順位をダウンさせてしまう。
これでトップに返り咲いたのは野尻。一貴が攻め立てるもそのポジションを守り抜き、ルーキーイヤーで初優勝を飾った。一貴はランキングトップに立った。
ルーキーが初優勝ですか。一度優勝するとこれから何度も優勝できると言いますから、今後が楽しみですね。
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2014年09月27日
スーパーフォーミュラ Rd.6 SUGO 予選

ポールポジションは山本尚貴(TEAM無限)。山本は2戦連続ポールポジションとなった。午前のプラクティスではフロントを大きく壊すクラッシュを喫しているだけに、このポールはチームに感謝だろう。
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2014年09月26日
ケータハム エリクソンとの契約延長を希望

「私はシンガポールで力強いエリクソンを見た。今シーズンのベストレースだった」とラベット。
「技術的なトラブルでフリー走行と予選のチャンスを逃したのは残念だったが、それがなければもっと良いポジションからスタートできたはずだ」
「それでも、実際の彼は非常に難しいトラックで本当に素晴らしいレースを披露し、見事に2台のマルシャを抑えてみせた」
「我々は彼が示した進歩に本当に満足している。我々のドアは来年の彼のためにオープンにしている」
「今年、我々は彼のルーキー開発に投資するため、彼のマネージメントやスポンサーと話し合いをスタートさせた。来年、他の誰かを起用するよりも、再び彼をマシンに乗せ、この投資の成果を得ることができればうれしいだろう」
確かにエリクソンは速くなってきていますからね。しかもスウェーデンから多くの資金を持ち込んでいるようですし、チームとしては手放したくないでしょうね。
可夢偉は経験があり、速さもありますが何せ資金がない。イギリスのメディアは可夢偉を買ってくれているようですけど、チームはなかなか日本人を認めてくれないですからね。
※写真はAUTOSPORT WEBから
2014年09月25日
メルセデス エンジン凍結の緩和に否定的

そのため、フェラーリなどから開発凍結規制の緩和要求が出されている。
しかしメルセデス・モータースポーツのトト・ウォルフは規制緩和に否定的であるという。
「難しい問題だ。レギュレーションは安定しているべきだと私は信じているのだ」とウォルフ。
「私個人としてはさほど乗り気ではない。コストが上昇するからだ。それに、皆を同じスペックにするのは難しい」
「さまざまな結果がもたらされる。複雑な問題が発生する可能性がある」
「我々は建設的に物事を考えている。自身の課題を忘れず、同時にF1の利益のために行動しなければならない」
フェラーリのチーム代表マルコ・マティアッチは凍結緩和を強く希望しているが、単純にメルセデスとの差を縮めるために望んでいるわけではないとする。
「我々は『規則を緩和すればメルセデスに追いつける』といったような戦術的な意図で物を言っているのではない」
「出発点は、F1においてエンジン開発を1年待たなければならないのは間違っているということだ」
「これが我々にとっての特効薬になるとは思っていない。革新の問題であり、マシン開発を続けるための方法なのだ」
また、ルノー・スポールF1マネジングディレクター、シリル・アビテブールは、凍結緩和が自分たちのメリットになるとは限らないと考えているようだ。
「我々はエンジンテクノロジーに過剰な投資をすることは望んでいない。コストを増やすことなく、できるだけ早くマニュファクチャラー間のパフォーマンスの幅を狭めるようなレギュレーションを定める必要があると私は考えている」
「いずれメルセデスにも限界が訪れ、我々が追いついていくような状態になるだろう」
「しかしシステムには物理的に限界があり、我々がどこまで追いつけるのかは分からない」
「凍結緩和が加えられることで我々の状況が悪化する可能性もある」
まあこれだけメルセデスが独走するとF1に対して興味が薄れる可能性はありますよね。そういう意味では規制緩和の意味があるかもしれませんが、メルセデスがさらに速くなる可能性だって持っているわけですからね。まあ伸びしろは他のサプライヤーよりは小さいでしょうが・・・
※写真はAUTOSPORT WEBから
2014年09月24日
ソチ・オートドロームが正式オープン

「ロシア初のF1レースサーキットが正式にオープンし、この素晴らしい場所で我々の国が2014年F1ロシアGPを開催する日が近づいていることを喜ばしく思う」とレースプロモーターのセルゲイ・ボロブイェフ氏。
「ゲストの皆様がF1レースウイークエンドの雰囲気を楽しみ、何よりもロシア出身のF1ドライバー、ダニール・クビアトを応援しに来てくださるようお招きしたい」
どのようなレースになるんでしょうかね。楽しみにしておきます。
※写真はAUTOSPORT WEBから