2006年05月09日

軟骨の病的な骨化を抑制 マウスの特定タンパク質

軟骨が骨になる「骨化」を促すタンパク質カーミネリンの働きを抑えると、変形性関節症による軟骨の病的な骨化を抑制できるとするマウスでの実験結果を、東京大医学部の川口浩(かわぐち・ひろし)・助教授らのグループが8日、米医学誌ネイチャー・メディシン(電子版)に発表した。正常な骨化には影響しないという。

 軟骨の骨化は、骨の成長や骨折の治癒の際に起きる正常な現象。関節の軟骨が変性する変形性関節症の患者では、関節の周りで病的な骨化が起きて痛み、まひの原因となり、高齢者で大きな問題となっている。

 カーミネリンや同様の物質が人で見つかれば、治療法開発につながる可能性がある。

 研究グループは、マウスの耳の軟骨から骨化を促進するカーミネリンを3年前に発見、遺伝子操作でカーミネリンができないマウスをつくった。このうち変形性関節症が起きやすくしたマウスでは、軟骨の病的な骨化が抑えられた。一方、健康な状態で育てたマウスでは、骨化が抑制されることもなく、正常な骨に成長したという。

 川口助教授は「病的な骨化だけを制御するメカニズムを解明し、対症療法しかない変形性関節症の治療法の開発につなげたい」と話している。

(m3.com)(共同通信社)

変形性関節症で多くの方々が苦労しています。
根治療法につなげていただきたいと思います。

ikiikihumannet at 06:55│Comments(0)TrackBack(0)

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