2012年03月25日

▼朝はよく晴れて久し振りの青空。昨夜降った雨で湿った土は、ほんわかと蒸気を出しているようで、冬服の上着ではちょっと暑いくらいです。いつもより、来園される方が多かったのですが、これもやっと春らしい陽射しに誘われたのでしょう。先日もお伝えした通り、ヤブツバキがたくさん花を付けています。しかし、午後になると雲が多くになり、夕刻には一時陽が射したものの、また曇って肌寒くなり上着を着込みました。
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青空を背景に満開のヤブツバキ

▼防鳥ネットで覆われた菜の花は、もう満開です。来月7・8日に予定されているあだち花季行~『花めぐりバス』には間に合いそうです。今日はミツバチがあちこちで蜜を求めて、花から花へ飛び回っていました。色の黒っぽい和種ニホンミツバチも少し見られました。昨年よりその割合が減っているように感じました。
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セイヨウミツバチ

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ニホンミツバチ

▼四阿(あずまや)の脇にあるヤブヘビイチゴの黄色い花が2輪咲き始めていました。植樹した圃場は、ヒメオドリコソウ、ホトケノザ、オオイヌノフグリ、ミチタネツケバナ、ナズナ、セイヨウタンポポが咲き、ヨモギが柔らかい若葉を茂らせ、昨夜降った雨露に濡れて光っていました。来園された方にも、春の香りを楽しんでいただきました。
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ヤブヘビイチゴ

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ヒメオドリコソウ

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セイヨウタンポポ

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オオイヌノフグリ

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ミチタネツケバナ

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ヨモギ

▼来園した子供たちには、キッズチャレンジというお手伝いプログラムで、手摺や看板を拭いてもらったり、昨年清掃してまだ付けていなかった3つの巣箱の割れや釘抜けを補修してもらい、掛け直しました。もうすぐ、シジュウカラの子育てシーズン。10個くらい掛けてありますが、縄張りがあるので全部に入ることはありません。ただ、物件が多い方が気に入った巣箱を見つけ易いという訳です。狭かった入口を広げたので、今年は巣立つところまでいって欲しいです。
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手摺りと看板拭き

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巣箱の補修をしました

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掛けた巣箱

▼佐野で見たい動物のアンケートでは、タヌキが人気のようですね。昨夜の監視カメラを見てみると、夜中の3時ごろに2匹映っていました。ただ、残念ながら夜行性のタヌキには、日中はほとんど出会えません。でも、朝方見かけた人もいらっしゃいましたので、絶対会えない訳ではありませんよ。運の良い方は出会えるかもしれません。
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雨の中でも元気そう

▼2年間、認定NPO生態工房は、足立区より『佐野いこいの森』開園中の管理を受託して参りましたが、今年度で一旦完了し、次年度からは他の受託者が管理することになりました。ブログをご覧頂いた皆様、来園して頂いた皆様、誠にありがとうございました。今度の水曜日が最後となりますが、これまでと変わらず、いつも通りの運営・ブログ更新をしたいと思います。その後のブログは、週2回の更新はされませんが、当面閉鎖はせずに、時折訪れては状況をお伝え出来れば思います。

(いとう)


佐野いこいの森ikoinomori at 23:55│コメント(1)トラックバック(0)開園日記 | 生きもの歳時記

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この記事へのコメント

1. Posted by 村石充彦   2012年11月19日 17:37
たぬき凄いですね~^^

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