February 2006
February 01, 2006
三人の野武士と鬼婆
人を喰ってしまう鬼婆が出るという山に3人の野武士が迷い込んでしまいました。
ガサガサと熊笹をかき分けて鬼婆が出てきました。
鬼婆はこれから出す2つの課題をクリアできたら、命は助けようといいました。
鬼婆は足が速く、絶対に逃げられないと聞いていたので、3人の野武士は仕方なく従うことにしました。
「1番目の課題じゃ。この山から、くだものを取ってくるのじゃ!」
3人の野武士はそれぞれ山へ散っていきました。
1番目の野武士がブドウを採ってきました。
「よし、2番目の課題じゃ。それを最後まで笑わずに自分のおしりに入れるのじゃ」
1番目の野武士は、途中おかしくなるのをこらえながら、ブドウをおしりに入れ、無事に助かりました。
2番目の野武士はリンゴを採ってきました。
「おまえも同じじゃ。笑わずにそれをおしりに入れろ」
2番目の野武士は、途中笑いそうになりながらも、なんとかがんばりました。しかし、あと最後のヘタの部分だけというところで、急に笑いだし、鬼婆に喰われてしまいました。
2番目の野武士は、死んであの世へ。そして閻魔様に聞かれました。
「おー、見てたぞ?バカだなー。どうして、あそこまでいってて…。あとヘタだけってところで、なぜ笑っちゃったんだ?」
「ええ、それがですねえ。向こうの坂道を3番目の野武士が大きなスイカを持って、えっちらおっちら上がってくるのが見えちゃったんですよ」
ガサガサと熊笹をかき分けて鬼婆が出てきました。
鬼婆はこれから出す2つの課題をクリアできたら、命は助けようといいました。
鬼婆は足が速く、絶対に逃げられないと聞いていたので、3人の野武士は仕方なく従うことにしました。
「1番目の課題じゃ。この山から、くだものを取ってくるのじゃ!」
3人の野武士はそれぞれ山へ散っていきました。
1番目の野武士がブドウを採ってきました。
「よし、2番目の課題じゃ。それを最後まで笑わずに自分のおしりに入れるのじゃ」
1番目の野武士は、途中おかしくなるのをこらえながら、ブドウをおしりに入れ、無事に助かりました。
2番目の野武士はリンゴを採ってきました。
「おまえも同じじゃ。笑わずにそれをおしりに入れろ」
2番目の野武士は、途中笑いそうになりながらも、なんとかがんばりました。しかし、あと最後のヘタの部分だけというところで、急に笑いだし、鬼婆に喰われてしまいました。
2番目の野武士は、死んであの世へ。そして閻魔様に聞かれました。
「おー、見てたぞ?バカだなー。どうして、あそこまでいってて…。あとヘタだけってところで、なぜ笑っちゃったんだ?」
「ええ、それがですねえ。向こうの坂道を3番目の野武士が大きなスイカを持って、えっちらおっちら上がってくるのが見えちゃったんですよ」