2008年09月17日

第2回「モーアシビ」朗読会を観に出かける

9月15日(月曜・祝日)に新宿の新宿眼鏡画廊へ出かけた。開演2時。出演者は出演順に泥Cさん、五十嵐倫子さん、辻和人さん、北爪満喜さん、白鳥信也さん。

もーあしび1朗読の第1部は、スラリとした感じの泥Cさんが尺八を吹く神永ジョンさんと共に「書いてみるとにかく何か」を緩急をつけて朗読をしていた。どちらかというとかなり早いスピードの朗読が印象的だった。尺八は縦に吹いたり、横に吹いたり。次に一人での朗読「カウントダウンしている」。



もーあしび2二番手は五十嵐倫子さん。詩集『空に咲く』や詩誌「モーアシビ」から朗読。「悲しい人いませんか?…」や「名月」の詩など。「地下鉄の階段を登ると/青白い月と目が合った」、その空気感がわかるような気がした。月が好きらしく、またその詩の言葉には親しみやすさを感じる。



もーあしび3次に辻和人さん。おだやかな感じで、動物を題材にした詩を朗読。熊や野良猫などについて。「動物は言葉がないために人間の支配下にいるが、人間と同等の知性(か能力だったか)があるのではないか」という意味合いのことを話していたと記憶している。



もーあしびスライド休憩後、北爪満喜さんの撮った写真をもとににしたスライドショー。映像詩「3月の呼吸」を上映。電車や街の風景。水族館での魚やクラゲやペンギン。海や空、水面、そして光。短い北爪さんの文章と、英語の翻訳(佐藤さん)も映し出され、それを作者が朗読をする。



もーあしび4朗読第二部。北爪満喜さんの朗読。写真をもとにした詩を何編か朗読。これらは詩集『青い影 緑の光』より。「「クロエ」」という詩が印象的だった。また「モーアシビ」から「扉を押して」は冷蔵庫のなかに何故か黄色い猿がいた、という作品。けれどもまた扉を閉めてしまったという不思議なお話。また「私も剥がれて」という詩は、「私」が飛行機にヒカリとともに乗るのだが、隣の席で、子どもの玩具のようなプラスチックのロボットになってしまう話。いつも優しく気の付く子のヒカリに甘えてばかりいた「私」の驚きと回想のようなものがあって、記憶に残った。

もーあしび5白鳥信也さんがギターの足立あきおさんとパーカッションの間所直哉さんのお二人を従えて朗読。中年サラリーマンの悲哀の「降りたことにない駅で」。「汗の製造工場」汗の製造部長49才のユーモアと哀しみのある詩。「手乗りゴキブリの反乱」マダカスカルオオゴキブリがブームに乗ってアイドル的存在になるそのフィーバーぶりと反転した凋落ぶりをユーモアたっぷりに。観客からも笑いが漏れていたと思う。

4時20分ごろで朗読は終了。安心しつつ、とても楽しめる朗読会だったと思う。わたしはこれで退席したが、そのあと、4時40分ごろからワークショップ「詩を開く」でみんなで詩について語り合う場もあった。


ikuya_mitsutomi at 19:38│Comments(0)この記事をクリップ!文芸 | イベント・レポート関係

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