【あなたが】告白したときされたとき【好き】Part7
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191 名前:元弓術部員 その1[] 投稿日:2011/08/14(日) 19:12:20.98 ID:cxeuce8r0
高1の時の1年上の先輩からの告白顛末。
長いが、これでもかなり端折ったので御容赦を。

先に説明しとくと、俺らは部活(弓術部)の先輩後輩。
男勝りで言葉は男言葉気味、その上見てくれもクールで、怖い感じさえした。

部内では厳しくて、見た目も手伝って新入生からは
怖がられていた。とは言え、嫌われていたわけではない。
なぜならこの人は厳しい反面褒め上手でもあり、俺自身は
良い先輩・良いお姉さんに出会えたと思っていた。

よく練習後に話し込んだり一緒に帰ったりしていたのだが、
なれ合いではなく緊張を伴っていた。

そんな先輩から、入部して最初の夏休みに行われた合宿でまさかの告白。

合宿1日目の夜遅く、俺は1階にある自販機でジュースを買い夜風に当たって涼んでいた。
すると先輩も来て話をした。で「明日も」となり時間を決めて落ち合った。

3日目の夜。

「道場に行こう。矢道が気持ちいいんだ。」

矢道には芝生が敷いてある。そこに二人で寝転がった。
確かに気持ちよかったが、本当は矢を拾う場合以外は立入禁止だ。

「な、気持ちいいだろ?」

「先輩って、厳しいけどこういうことはするんですね。」

「一度ここで寝転がってみたかったんだ。」

「先輩のそういうとこ好きですよ。」

ちょっと沈黙があった。
先輩は起きて立ち上がり、俺もそれに続いた。
先輩は安土に並んでいる的のどれかを睨みつけている。

先輩が沈黙を破った。

「アタシがお前のことを好きだと言ったら驚くか?」

驚いた。
だが正面から斬り込んでくる果敢さはこの人らしい。

「いきなりこんな話、驚くよな。でも真剣なんだ。」

「あの、何で俺なんかを?」

「最初は可愛い弟分だと思ってた。けど、笑顔とか礼儀正しさとか
 義理堅さとか男っぽさとか、気付いたら魅かれてた。」

「褒めすぎです。」

「今はアタシのことなんか好きじゃないだろう。
 だからまず好きになって欲しいんだ。」

自分の想いを伝えて、好きになってくれ…なるほどと思った。
出会って最初から両想いなはずはない。大抵どっちかが先に一方的に好きになる。
それに俺も普段好感を抱いていたのは確か。返事は一つだなと思った。

「わかりました。先輩を好きになってみます。
 と言うか、今既に好きなのかも知れないです。」

要するにOKであるという返事をしたわけだ。


192 名前:元弓術部員 その2[] 投稿日:2011/08/14(日) 19:12:48.78 ID:cxeuce8r0
俺がそう答えると先輩はこちらを向き、いつもの鋭い目で俺を睨むように見た。

「ホントか?アタシなんかでいいのか?もっと可愛い子はいっぱいいるんだぞ。」

「ええ構いません。」

「アタシ可愛くないぞ?」

「いや綺麗ですよ。」

「言葉はこんなだぞ?」

「いいじゃないですか、そういうの嫌いじゃないです。」

「男みたいな声だぞ?」

「それも一つの色気です。」

「みんなに怖がられてるんだぞ?」

「いや、憧れてるんですよ。」

「洒落っ気全然ないぞ?」

「素で勝負してるってことですよ。」

「む、ムネ無いぞ?お前と仲のいい○○ちゃんとか巨乳だろ。」

「いや別にムネに恋する訳じゃないですから。」

「お前、部内の女子にすごい人気だぞ。」

「先輩がいいんです。」

「お前バカだ。何でアタシなんか選ぶんだよ。絶対後悔する。」

「先輩、それ告白になってません。」

「そ、そうだけど…」

「俺はさっきハイと返事したんだから、それでいいんですよ。
 もっと自信持ってくださいよ。」

俺は先輩を抱き寄せて顔を上げさせ、口を塞ぐようにキスをした。
我ながら大胆なことしたものだ。

結構長く、俺が離そうとすると先輩がやめず、
先輩がやめようとすると俺が続ける、を繰り返してキスは終わった。

「お前、見かけによらず強引なんだな…」

「言葉でわからないお姉さんには体で教えるんですよ。」

「バカ…初めてのキスだったのに。」

「お互い様です。」

「でも、よかった。それにアタシも女なんだなと思えた。」

「充分女ですよ。」

「お前、アタシの彼氏なんだな?」

「そうですよ。先輩は俺の彼女。」


翌日。
練習時の厳しさは全く変わらなかった。
ただ一つ変わったのは・・・

「おま…いや○○、今日は射法がキマッてたぞ。」

先輩は俺を名前で呼んでくれるようになった。
大概は「お前」だったのだが、大昇格だ。

「ええ、彼女が見てますんで頑張りました。」

「やめろ、テレるだろ…。」

ちなみにこの人とは、8年経った今でも続いている。


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