記事元:今までにあった修羅場を語れ【その16】
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658 名無しさん@おーぷん sage 2016/02/15(月)11:55:48 ID:7yH
まだ新婚でいい妻キャンペーンしてた十数年前。

私は基本、ごはん一膳食べるだけの塩気があればそれでいい人間で、
旦那と食べる食事はバランスも見栄えもいい主菜、副菜、一汁作って出すけど
自分ひとりの食事はガサツそのものだった。

昼は旦那にはお弁当持たせて、自分は職場が近いため
帰ってごはん一膳+お茶だけで済ませていた。
おかずは基本的におかかふりかけだった。
もしくは醤油のみで炒めた具なしチャーハンとか、具なし塩おむすびとか。
おかかがない時はめんつゆかけて食べたりしてた。

卵やハムは自分だけのためにはもったいないので用いない。
カップラーメンは夜までもたないので絶対ごはん。たまに贅沢して二膳食べた。
そんな毎日だった。

ある日の土曜、旦那が出かけたのでいつもどおりのガサツな昼食をとった。
おかかふりかけを切らしていたので、プロセスチーズ(6P)を手でちぎったものを
おかずにごはんを食べていると、なんと旦那が帰ってきた。
用事が早く済んだらしい。

パニックになって、慌ててキッチンに走って、せめて料理してるよう見せ掛けようと思い
食べかけのごはんとプロセスチーズをフライパンに投入したところで旦那が入ってきた。

片手に二人ぶんのヤキソバを下げた旦那「おみやげだよ~あ、なんか作ってた?」
フライパンの中を覗きこんで「??」という顔の旦那に

「ごめん、ちょっと微熱があってボーっとしてたみたい。変なことしちゃった…」

と言い、心配する旦那をよそにヤキソバをもりもり食べた。
ごはんとプロセスチーズは茶碗に戻してラップしておき、旦那が風呂入ってる間に食べた。

そのうち子供ができて、あまりの多忙さに取り繕ってる余裕がなくなり
「一人の時くらいガサツ飯で済まさせてよ!」と開き直れるようになった。

いま思えば無駄な努力だった気もしないでもないけど、人間にはある程度見栄も必要だと思う。



三十路飯 (ビッグ コミックス)




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