記事元:国内推理小説で打線組んだ
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1453016667/

1名無しさん@おーぷん2016/01/17(日)16:44:27ID:hGD
案外昔のミステリ読んでる人が少ないんちゃうかとおもって
紹介の意味も込めて組んでみたんや


2名無しさん@おーぷん2016/01/17(日)16:45:09ID:hGD
1 (左) 双頭の悪魔(有栖川有栖)
2 (遊) 戻り川心中(連城三紀彦)
3 (三) 虚無への供物(中井英夫)
4 (補) 人形はなぜ殺される(高木彬光)
5 (右) 不連続殺人事件(坂口安吾)
6 (二) リラ荘事件(鮎川哲也)
7 (一) 本陣殺人事件(横溝正史)
8 (中) 時計館の殺人(綾辻行人)
9( DH) ドグラ・マグラ(夢野久作)

【投】占星術殺人事件(島田荘司)
【中継ぎ】7回死んだ男(西澤保彦)
【抑え】二銭銅貨(江戸川乱歩)
【代打の切り札】消失!(中西智明)

3名無しさん@おーぷん2016/01/17(日)16:46:18ID:hGD
紹介していくやで

順位は2012年の文春オールタイムベストのやで。
組んだ後に調べたら、だいたいランクインしてて安堵したで

1(左) 双頭の悪魔(有栖川有栖)

作家アリスシリーズで凡打の山を築きながら、学生アリスシリーズでは全打席HRを放つ有栖川氏。
中でも個人的には第三作の本作を推したい。
極めて明快なロジカルで謎を解き明かす本格ミステリ作品で、同時に青春小説である。
残念なのはシリーズ前二作を読んでいないとイマイチ楽しめないこと。
こちらも傑作なので是非月光ゲームから読んでみてほしい。

ちなみに、今年ドラマ化されるのは作家アリスの方。なんでやねん。


4名無しさん@おーぷん2016/01/17(日)16:46:59ID:hGD
2(遊) 戻り川心中(連城三紀彦)

打線中唯一の短編小説。
「戻り川心中」という短編集におさめられており、他の作品も名作揃いなのだが
特に本作は「なぜ事件を起こしたか(ホワイダニット)」を問う名作として名高い。

ラストで示される世界に驚けることは保証する。

ガチガチの推理小説は苦手で…というかたも小説が好きならきっと楽しめる。

2012年オールタイムベスト12位


5名無しさん@おーぷん2016/01/17(日)16:47:26ID:hGD
3(三) 虚無への供物(中井英夫)

ミステリ好きの、ミステリ好きによる、ミステリ好きのためのミステリ。
三大奇書にあげられているが、問題なのはラストだけで全編に渡って
ミステリミステリしているミステリ。

他の奇書がアホみたいに読みにくいだけに、これはかなり読みやすかった。
が、正直普段ミステリを読んでない人がこれ読むとミステリが嫌いになるかも。
本作をオールタイムベストにあげるミステリファンも多い。

2012年オールタイムベスト2位


6名無しさん@おーぷん2016/01/17(日)16:48:34ID:hGD
4(補) 人形はなぜ殺される(高木彬光)

個人的オールタイムベスト。
たぶん、普通にアンケートでオールタイム組んでも上位にくるやろなぁ…と思ったら28位。
1985年のオールタイムベストでも32位(しかもこっちでは同一作者の「刺青殺人事件」
「白昼の死角」に負けてる)。なんでやねん。大傑作やぞ。

タイトルからして素晴らしいし。読者への挑戦もあるし。文章読みやすいし。
人形がなんで殺されるんかわかったときの気持ちよさよ。
この本を読んだときの感動は忘れられへん。
ミステリ好きなら…いや、すべての人がまず間違いなく素晴らしい読後感を得られる。

2012年オールタイムベスト28位


9名無しさん@おーぷん2016/01/17(日)16:49:47ID:hGD
5(右) 不連続殺人事件(坂口安吾)

「墜ちよ、生きよ」の堕落論でお馴染み安吾先生も推理小説を、しかも傑作を書いていた。
推理小説によくある「推理小説であるためのトリック」ではない。
何もかも素晴らしいのだが…特に必然性という意味ではこの作品と4番が頭ひとつ抜けているとおもう。
本職の推理作家が書けないものを書いてしまう辺り、流石です。

2012年オールタイムベスト19位


11名無しさん@おーぷん2016/01/17(日)16:50:28ID:hGD
6(二) りら荘事件(鮎川哲也)

国内本格推理小説の古典的名作といえば「りら荘事件」だとおもう。
クローズドサークル(いわゆる「吹雪の山荘」もの)で、パズラー。
大がかりな一発がなくとも、読者は欺かれ、そして魅了される。

2012年オールタイムベスト33位


12名無しさん@おーぷん2016/01/17(日)16:52:14ID:hGD
7(一) 本陣殺人事件(横溝正史)

日本の推理小説を選ぶなら横溝先生は外せない。
犬神家の一族、獄門島(1位)をはじめとする金田一シリーズで村社会でおきる怪奇と推理の融合を描ききった。
本作も金田一シリーズであり、日本でしか成立しないであろうトリックを用いている極めて日本的な作品。
金田一少年しか読んでない人、本家も味わって、どうぞ。

2012年オールタイムベスト10位


15名無しさん@おーぷん2016/01/17(日)16:53:19ID:hGD
8(中) 時計館の殺人(綾辻行人)

ワイが本格ミステリに嵌まったのは綾辻行人「十角館の殺人」(8位)がきっかけだった。
本作は十角館の殺人に始まる館シリーズ第五作。
アリバイもの…に分類していいんだろうか。ダイナミックかつ読者の裏をかくトリック。
ネットの書評を読むと「犯人がわかった」とか書いて低評価にしている人がいたが残念でならない。
この作品の凄さは「誰が犯人か」ではなく「どうやってやったのか」にある。

2012年オールタイムベスト20位


16名無しさん@おーぷん2016/01/17(日)16:53:57ID:hGD
9(DH) ドグラ・マグラ(夢野久作)

日本三大奇書といえば「虚無への供物」「黒死館殺人事件」そして、「ドグラ・マグラ」である。
構想十年。夢野久作が遺したいわくつきの本。
読めば狂うとかいわれるがそんなことはない。
ワイだってご覧の通り大丈夫や。

ただ読了から何年たっても、チャカポコとお兄様ァー!が頭から離れへんだけで。
…………ブウウ――――ンンン――――ンンン

チャカポコの先には世界を裏側から、いや、表側から?覗きこむ感覚と
足下が崩れていく感覚が待っている。
チャカポコ。

2012年オールタイムベスト4位


17名無しさん@おーぷん2016/01/17(日)16:54:33ID:hGD
投 占星術殺人事件(島田荘司)

作者のデビュー作にしておそらく最高傑作(もちろん他にも名作はあるが)。

奇怪な謎、大胆なトリック、読者への挑戦、意外性のある結末と
本格ミステリに必要な要素を全て兼ね備えている名作。

この作品の紹介をするとネタバレされてしまいそうなのでしたくなかったが
この作品を外すわけにはいかない。
オールタイムベストトップ3入りも納得の出来栄え。

2012年オールタイムベスト3位


18名無しさん@おーぷん2016/01/17(日)16:55:04ID:tMt
青空文庫で読めるのもあるやろか


26名無しさん@おーぷん2016/01/17(日)16:58:44ID:hGD
>>18
夢野久作、江戸川乱歩、坂口安吾は読めたとおもう
電子書籍でドグラ・マグラ読むのは至難な気もするが


19名無しさん@おーぷん2016/01/17(日)16:55:19ID:hGD
中継ぎ 7回死んだ男(西澤保彦)

同じ日を繰り返すことができる主人公が、祖父の殺害を防ごうとするSFミステリ。
西澤はこの面子に入れると違和感があるかもしれない。
それなら森博嗣(あるいは京極、東野、宮部、泡坂、我孫子、歌野、小栗、松本、摩耶、三津田…)を
入れろというお叱りがあるかもしれない。

しかし、SFミステリの傑作といえば本書と山口雅也「生ける屍の死」(15位)を思い出すのではないだろうか。
そして、ワイの好みは西澤なんです。許してください。
読みやすく、この打線の中では一番気軽に読める本でもある(たいていの書店にあるし)。

2012年オールタイムベスト70位


20名無しさん@おーぷん2016/01/17(日)16:55:36ID:mmY
つか法月綸太郎の密閉教室は一軍漏れか
ネットじゃイマイチな評判やけどワイは結構好きなんやが


28名無しさん@おーぷん2016/01/17(日)17:01:27ID:hGD
>>20
ワイは法月やと短編が好きなんよねぇ
小技積み重ねるタイプやから
法月綸太郎の冒険、~新冒険、~功績を読んだことない人はオススメやで


22名無しさん@おーぷん2016/01/17(日)16:56:15ID:hGD
抑え 二銭銅貨(江戸川乱歩)

乱歩先生の本領は長編よりも短編にある。
でもそうすると打線まかせられるほどではないなぁ…
せや、抑えにしたろ!という事で任せてみました。
短編は屋根裏の散歩者、人間椅子など、本当に怖い傑作が多い。
というわけで新潮の傑作選を買って読んでクレメンス。

2012年オールタイムベスト24位


23名無しさん@おーぷん2016/01/17(日)16:56:35ID:FUi
道尾秀介はどうや?


36名無しさん@おーぷん2016/01/17(日)17:07:40ID:hGD
>>23
最近の作家ではかなり評価高い部類ちゃうやろか
ワイも好き

向日葵の咲かない夏にはおいてけぼりくらったが


24名無しさん@おーぷん2016/01/17(日)16:56:41ID:hGD
代打の切り札 消失!(中西智明)

「一発」がある作品といえば本作。
ネタバレか?とか思わんといてほしい。どーせわからへんから。
なんなら、どーせ○○なんやろ、とおもいながら読んでほしい。
絶対違うから。

「馬鹿馬鹿しいミステリ(バカミス)」でありながら群を抜く完成度の高さ、痛快さ。
惜しむらくは作者が本作限りで消失し、本作も入手困難であるところ。
一応2007年に復刊されているが。

2012年オールタイムベスト選外


61名無しさん@おーぷん2016/01/17(日)17:32:16ID:5sK
ミステリファンが多いみたいなんで質問やが

ちゃんと証拠が文中に書かれていて、解答編よまなくても
理論的に犯人を当てることができるミステリでおすすめある?


63名無しさん@おーぷん2016/01/17(日)17:36:49ID:OB7
>>61
ミステリと冠する小説は大体当てはまると思うで
エラリークイーンとかの黄金期のミステリはゲーム性に
こだわってた時代だからこの時代がええかもな

「悲劇」シリーズとか国名シリーズとかがそうやで


66名無しさん@おーぷん2016/01/17(日)17:40:54ID:hGD
>>61
国内やったら綾辻の「どんどん橋、落ちた」が犯人あての作品集やで
短編やしオススメ

打線で「読者への挑戦状」っていうてるやつは、挑戦状までのページの
情報で犯人が当てられるやつやで


71名無しさん@おーぷん2016/01/17(日)17:49:21ID:mmY
>>61
エラリークイーンのエジプト十字架の秘密
ワイが小3の時にミステリーにハマるきっかけとなった作品
ワイはアホだったんで解決編のエラリーの台詞でああそうだ!確かに
と思ったがちゃんと読める人なら解決読む前にわかるはず
あれは小学生にもきちんと納得できるような理由が本編でちゃんと書いてある


65名無しさん@おーぷん2016/01/17(日)17:40:43ID:OB7
ワイはYの悲劇をアンサイクロペディアにネタバレされたから注意やで…




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