親子の関係性について
いつか子供が大人になり、孫が生まれたりする。
親の方は、昔のことなどはすっかり忘れて、孫の世話をしたりして楽しく過ごすことで、昔のことは帳消しになったと思っているふしがある
私もある時期まではそう思っていた
しかし気付いてしまった
子供にとっては、親にされた仕打ちは絶対に帳消しになどならないことに
子供が大人になって、親から受けた仕打ちが止んでも、それで昔されたことがなかったことにはならない

子供の頃に親からされて嫌だったこと。言われて傷付いたこと
子供の頃に寂しかった想い
子供の頃に親にしてほしかったこと
それを大人になってからしてもらっても、子供だった頃の寂しさや恨みは全く消えないのだ
後から取り戻すことはできないのだ
幼い心が感じた寂しさは上書きされない
心の芯にずっと残っている

だから子育ては難しい
後からいくらでも取り戻せるということはないのだ
大人になってから親がすり寄ってきても、子供の頃に満たされなかった想いは消えない

育児の悩み相談でよくある「だいじょうぶ、これからいくらでも取り戻せますよ」
「子育てに遅すぎるなんてことはないですよ」
これらのことは気休めだ
もちろん完璧な子育てなどはないが、子供に与え続けたあまりにも程度を越えたマイナス感情は、もう取り戻せないと知るべきだ

前に母親が「あんたは一体何が不満なの。○○(息子の名)が小さい頃、何回も一緒に出かけたりして楽しくやってたじゃないの」という意味のことを言った
確かに・・・・
私も息子が生まれてから、初孫という存在が珍しかったのだろう、息子のことを母親がべたべたにかわいがっているのを見て(まあいいのかな)と思い、今までのことは水に流そうか、的な気分になったこともある。
でも、今はわかる
それはそれ。昔は昔
いくら親が孫を可愛がってくれたとしても
自分が子供の頃にされたことは消えるわけではない