食在香港!

June 17, 2011

香港的小臺灣

香港に住んでいて、慣れては来たが
それでも時々ムッと来るもの。


それは、カスタマーサービス。


いい意味で言えば非常にカジュアルでフレンドリー。
でも、時には無礼だろう!というくらいの態度(先方には全く悪気がない)。


これは、「スマイル≠0円」という非常にシビアな事情や、中華圏では人に歯を見せて笑うことは、ウラになんかあると思われる、とかいろんな背景があってのことなので、もう「こんなもんだろう」と思ってあまり気にならなくはなっているのだけど。



それでも、用のある時にウェイターを呼んでもビックリするくらい目を合わせてくれなかったり、逆にまだ食べ終わってないのに皿を下げようとする、他の店員と楽しくおしゃべりしながら(客の方には一切話しかけず)給仕する、みたいなことは日常茶飯事で頭に来ることもある。



これってもう中華圏共通事項だからと諦めているのだけど、少なくともひとつだけ例外の場所がある。





それは、台湾。




日本にいて、フラッと台湾に行ったぐらいでは当たり前だと思うだろう。
それくらいサービス業が素晴らしく礼儀正しいのである。



時折、日本のサービスの過剰さと慇懃さにうんざりすることすらあるのだけど、台湾のは礼儀正しい、かつ適度にフレンドリー。
そして何より「ものすごく気が利く」のである。

同じ中華圏で、なぜこんなに違う??
この謎はゆくゆく検証していきたい。




さて、香港に話が戻るが、
ここで暮らしていると、時々そんな台湾式サービスが恋しくなることもある。




それを満たしてくれるのは、銅鑼灣の「鼎泰豐」。


言わずとしれた、台湾の有名な小籠包(いや、ここは敢えて台湾式に「湯包」と呼びたい)レストランチェーン。


日本にだってあるけど、
日本のお店は百貨店内に入ってしまってちょっとお高く止まっちゃっている印象すらある。



香港のお店は、正味、台湾のコピー!






美味しい、小綺麗、そして何より店員さんのサービス態度!


まず入店した瞬間から既に違う。
適度な丁寧さで「歡迎光臨!(いらっしゃいませ)」とくる。

押し付けがましくもなく、スマートで、こちらが必要があって呼び止める直前の絶妙なタイミングでサーブしてくれるのである。

そして回転効率をアップさせるような「はよ帰れ」的お皿下げなど決して行わない。



なんとも言えない快適さ。
まことに快い、とはこういうこと。



しかも不快なサービスをするスタッフに会ったことがない。
全員台湾で研修受けて来たんちゃうか?という徹底された教育っぷり。




カスタマーサービス方面で香港式に疲れたな、と思ったら。
(香港式だってもちろん香港的な良さはあるんですよ、勿論)





(料理も心なしか、台湾料理は身体にも優しい気がする)



鼎泰豐。




ガイドブックに載ってるから、今更特記するまでもないのですが。
(糖○みたいにガイドブックで有名でもスーパーホスタイル、というところもあるけど)
心を癒す、という意味で本当にオススメです。



※これは2011年6月現在、あくまでも「銅鑼灣」分店のお話。わたしの経験によると、尖沙咀分店は、同じ店とは思えないホスタイルっぷりを感じます。なぜだろう?

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May 18, 2011

くるみのお汁粉

前にもここで触れた、胡桃のお汁粉(合桃露、もしくは合桃糊)。


最近忙しくてなかなかお夕飯のあとにお汁粉までたどり着くことが少なかったのだけど。


ひさびさに、行ってまいりました。



西環(西營盤)エリアにあって、
旅行で香港に来ていたときから足しげく通っている糖水屋さん、「源記甜品専家」。
ガイドブックにも顔を出すことがあるので、行ったことのある方も多いかも。



本当に「専家」ゆえ、メニューはいたってシンプル。
私の好きな合桃露、杏仁露(杏仁豆腐のお汁粉版だと思ってください)、
桑寄生菜(桑の葉、だと思います)、そしてお汁粉じゃないけど雞蛋糕(カステラ)。


各お汁粉は、そのまま(原味)でもOKだし、
蓮の実(蓮子)やたまごをプラスすることもできます。


基本的に合桃露に目のないわたしは、いつも合桃露を食べるのですが、
ここで食べると、美味しい、プラスレトロ感も味わえるのであります。


↓お汁粉のお碗は、もれなく銀のお皿でおめかしして供されます。







お店のスタッフは、洗い場のおばちゃんを除けば全員レトロなおっちゃんたち。



しかも愛すべきおっちゃんたちばかりです。




このエリアも、数年後にはMTR(地下鉄)新線が通るので
ひょっとしたら、このあたりもガラッと変わってしまうかもしれません。


今のうちに。
まだ香港島の開発からは一歩後ろにいるうちに、
トラムに乗ってごとごとと行かれるのをお薦めしたいところです。


▼源記甜品専家
http://www.openrice.com/restaurant/sr2.htm?shopid=4180

※閉店時間が23:15、という、この15分がなんとも香港らしくなく?!粋です。




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February 19, 2011

憧れの「福臨門」で開年飯?飲茶

2001年の旧正月も、元宵節を過ぎて
いわゆる日本で言うところの「松の内」が明けました。



私が旧正月の行事でとても楽しみにしているひとつが
「開年飯」。


親戚一同やら会社の同僚などと集まって、
好意頭(=縁起のいい)な食事をする、というもの。


家族や親しい仲間で縁起モノのご馳走をいただく、という点では
日本のおせち料理と感覚が似ているかもしれません。


香港でお世話になっている「家族」と
食事をするのはもちろんのこと、
私は旧正月中に何度も違う友人たちと「開年飯」を行う
ゼータク者(笑)
このときだけは、ダイエットという単語を
忘れることにしています(?!)


そのうちの1回、ちょっと高級感を味わいたくて
「福臨門」を選んでみました。


「福臨門」といえば、いわずと知れた広東料理の名門。
日本にも支店があり、日本人にもおなじみかもしれませんが。


かのミシュランでも、香港の2店とも1つ星。



さぞかし財布が傷むのではないか?と思うのですが、
お昼の飲茶は比較的リーズナブル
(一人HK$200程度。このときはなんとビール飲む人もいたのに) 。
私のような平民でも胸を張って?!行くことができます。



さて、開年飯の飲茶における「好意頭」メニューとは。





照片 090




こーんな感じ。









もう瑞賀新禧、やら大展鴻圖翅、
(白鳥が羽を大きく広げる=大発展、ってことですね)、やら、
龍馬精神、とか、とにかくおめでたい字の料理のオンパレード!



だいたい食べ物の名前の音が、
縁起のよい言葉と掛詞になっていて。






照片 089たとえば、今回頂いた發財好市。

發財(Faat Choi=儲かる)の音が
髪菜(もずくのような海草)と似ていて、
好市(Hou Si=良いマーケット、つまり
景気がいい、とか金回りが順調って感じ)
は蠔豉(干し牡蠣と豆豉醤)と掛けてあるのです。

この海草と牡蠣の組み合わせは
旧正月料理の鉄板!






でも、点心でこの組み合わせをいただいたのは
今回が初めて。クリエイティブ点心でございます。
たぶん福臨門のオリジナルなんじゃあないかと。






照片 088



ほかにもスタンダードなえび餃子や
珍珠雞(鶏おこわのちまき)などなども
頂きましたが、どれも上品。









照片 093



もちろん好物の蛋撻(エッグタルト)も
忘れない。
一口大に旨味が凝縮されてました。










照片 092作るのに手間がかかると聞いてから
メニューにあると必ず頼む「合桃露」。
(胡桃のお汁粉。胡桃が擂り潰されている)

すごい濃厚で、
手作り感満開の荒削りな胡桃の食感。

これも今までに経験したことのない
合桃露でした。








それから、何よりサービスがとても静かでスマート。
香港どローカルな場所にありながら、
旧正月のせいもあってか、とてもムードがのんびり。

サービスだってミシュランの評価のうち。



香港で過ごす旧正月の特別な雰囲気を
ちょっといつもより特別な場所で味わって迎えた2011年。



いい1年のスタートを切れたんじゃないかなあ。

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December 09, 2010

糖水

糖水(Tong Seui)。

中国式の甘いスープデザート全般を指すのですが、
本当にいろいろな種類の糖水があります。
(華北の方は糖水を"甜湯"っていうらしい)

それを、四季やら体調、食事との食い合わせに応じて
チョイスしていくのですが、選び方も漢方に通じているようです。



・・・なんて、固いこと書いてますが、
私はただただ好みのものを選んで生きております。


甘みは主に冰糖(氷砂糖)の甘み。
とても優しい甘さで、胃腸にも優しい気がします。


特に、この季節に食べる暖かい糖水が大好き。
小豆のお汁粉(紅豆沙)とか、緑豆のお汁粉(緑豆沙)、
黒ゴマのお汁粉(芝麻糊)なんかが典型なのだけれども、
そのうちで私の好みは



20101101 007合桃糊(クルミのお汁粉)。
クルミの殻がちょっとでも入ると
甘みを失うらしいので、
とても手間がかかる糖水だとのこと。

メニューに見つけるとつい頼んでしまう。
作ってくれた方に感謝しつつ味わう。



結構ポピュラーなお汁粉なのだが、
私は

- 源記甜品專家(西營盤正街)
- 綿綿冰(元朗建業街)
- 翠苑甜品專家(銅鑼灣波斯富街)

合桃糊がとりわけお気に入りです。



それから、私がなによりも好きなのはココナッツミルクで、
街頭のスタンドで売られているココナッツミルクを
よく散歩の途中に買っては水分補給するのですが、
ここは香港、ココナッツミルクのお汁粉もちゃんと存在します。



最近のお気に入り。



~20100708 008
椰汁芝麻湯圓。

ゴマと
湯圓(白玉団子のようなもの)を
暖かいココナッツミルクで頂くのが旨し。





近所に甜品屋数々あれど、
今一番気に入っているのはここかも。
咀妙妙(旺角豉油街)。

ここで
椰汁芝麻湯圓が味わえます。



肌寒い夜に暖かい糖水。
すっかり習慣となりました。



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November 01, 2010

上海蟹を楽しむ!/ 嘆「大閘蟹」

香港にも秋が訪れる10月半ば。
「亜」熱帯気候ゆえ、短いながらも春と秋がやってきます。



日本人は、花鳥風月とともに食べ物の「旬」で四季を楽しみますが、
香港人だって食べ物となれば負けちゃいません(笑)。



味覚の秋、とはなにもニッポンのことだけではないのです。



毎年この季節になると店頭に並ぶのが、



20101020~24 008

大閘蟹!
(日本では上海蟹と呼ばれてますね)







上海蟹、という名だけあって本来は上海辺りの淡水で採れる蟹。
それをなぜ香港人が心待ちにするようになったのかは謎ですが、
とにかく中華料理の都といえば、香港!
一説によると、一番美味しい上海蟹は上海ではなく
香港に流れてくるのだとか(香港人友人が熱弁をふるっていた)。



実はワタシ、
せっかくそんな香港に住んでいるというのに、
香港人を魅惑の世界に引き込むような蟹だというのに、
ただ「ちっさい蟹の身を(しかもカニスプーンなど使わず)
取るのがめんどくさい」という理由だけで敬遠してきました。
しかもレストランとかでお行儀よく食べられるシロモノじゃ
ないし!と判断、既に剥かれて違う調理姿になったものを
選んで食べてきたのであります。



今回、そんな上海蟹の話題だけで興奮しまくる友人に説得され、
とうとう九龍城にあるという上海蟹の卸売店で購入。
友人と「蟹パーティー」と称して食べまくりました。




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調理法は、といえばとりあえず蒸すのみ。









20101020~24 010



小籠包と同じように、
黒醋と生姜をつけるのもありなのですが
基本そのままで充分美味しく食べられます。









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「新鮮さ」重視のため、
生きたまま竹の紐で縛られたのを
買ってきて、そのまま蒸します。

はさみを入れて、紐を外したら・・・








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さあみんなで!

おうちで、そして仲間うちで
上海蟹を囲むメリットは、
周囲の目を気にせず
ばんばんむしって剥いて、
身をしゃぶって、と出来ること。

しゃべって剥いて食べて、とても忙しい!







この日は友人同士で12匹を食べつくし。
蟹屋さんが「今年は又肥又靚(よく肥えてキレイな蟹だ)」と。
(っていうか毎年この口上を述べるもんだけど)
本当に甘い蟹でした。

ちなみに、身の甘さを追求するときはオスを、
卵と蟹ミソを堪能したいときはメスを選ぶのだそう。
(今回ワタシ達はメスにしました)





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皆さんもぜひ、おうちで
Enjoy Hairy Crab !!





(英語で"hairy crab"というのは、爪から生えた苔みたいな毛から
  来ているのだと思います)

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September 26, 2010

隠れ家@九龍

友人に最近教えてもらって、行ってきたお店。





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一瞬ここは本当に香港か?というくらいの
閑静な感じ。











お昼はレストラン、午後はケーキとお茶、夜は洋食ビストロ、
とフルラインのメニュー揃ってます。




香港のお店によくある、食べ終わるか終わらないかのうちに
店員がせわしなく皿を下げに来るなどの狼藉?! はなく、
居たいだけ居させてくれる珍しいお店。



休日の午後、ランチにパニーニなどを食し、
おやつにケーキを食べ、夕食までダベり、夜プレートを食べる。
ってな感じでほぼ半日いられます(笑)





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お奨めは、このPyramid(金字塔)。
チョコレートが濃厚で美味しい!








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二層になってます。クリーミーです♪








友人いわく、チーズケーキもお奨めなのだそう。
次回ぜひチャレンジ!したいと思います。



彼女は、学生時代からよくここに来て、
ゆっくり友達と時間を過ごしたと言っています。


繰り返すようですが、
ホント香港、特に九龍サイドには稀に見るタイプのお店です。





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お店の名前、隠れ家ゆえに
公表をためらっちゃうのですが・・・
"Sweet 19"といいます。






場所は、九龍のとある閑静な住宅街。
webで調べたら一目瞭然なので、調べてみてください。
(もったいぶる私)

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August 17, 2010

China Tee Club迷!

香港の美味しい習慣、「下午茶(Afternoon Tea)」。


イギリス植民地の名残といえばそれまでですが、
茶餐廳だって普通にその時間帯専用メニューを設けているし、
すっかり香港人の食習慣に入り込みきってます。



でも、たまには優雅な下午茶しないと!と思うので、
自分のシノワ趣味とお食事という実益?を兼ねて、
私はたまに足を運ぶのです。



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コロニアルスタイルのAfternoon Tea。










コロニアル風をコンセプトとするなら、
かのペニンシュラホテルが一番有名だと思うのですが、
私はここが一番落ち着くので好きです。




China Tee Club。




セントラルのど真ん中、Pedder Streetに位置していて、
まさに都会の中のオアシスって感じです。
そして階下はかの上海灘(Shanghai Tang)という、
私のようなシノワマニアにとってはパラダイス。




基本的には会員制で、
10回くらいの年間回数券を購入するらしいのですが、
非会員でもアフタヌーンティーは利用可能です
(会員より若干値段設定が高めだけど、
それでもペニンシュラよりはリーズナブルです)。




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アフタヌーンティーセットといえば、
定番はこういうタワー盛り
これで3人分です。

(ランチを抜いて来ても
 食べ切れないことが多いのですが・・・)









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一段目。

タルトやパイの類だけど、
エビのパイなどもあって、
味覚が甘み一辺倒にならなくていいです。







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二段目。

主にサンドウィッチたち。
サーモンのシュークリームも美味しい!








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三段目。

おなじみマフィンやスコーン。
クリームやジャムを付けて。







で、主役のお茶。
お茶といえばアールグレイやダージリンなどの
イングリッシュティーもいいのですが。






~20100708 004
チャイニーズティーを選ぶのが
私的には香港らしくてお気に入り。
だいたい鐵觀音をチョイス。
(一番好きなお茶なんです)








香港の有名ホテルでは、
こういうイングリッシュアフタヌーンティーセットが充実。
中国茶をチョイスできるところも結構多いのが
中華/西洋式フュージョンって感じで、私はとても好きなのです。






~20100708 009




それにしても、
ほんと都会の真ん中とは思えない静けさ。












ひとつだけ惜しむらくは、日曜日がお休みなところなんだけど・・・






※アフタヌーンティーセットは、この画像のイングリッシュスタイル以外に、
  点心を楽しむチャイニーズスタイルも選べるのです。


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July 01, 2010

「新疆回族薄餅店」という名の印度料理

最近、ご飯のことを書くとインド系に傾くのですが、
しばらくご容赦のほどを。




新居に引っ越してきて、近所になったお店のひとつ、
「新疆回族薄餅店」に行ってきた。



いつも洗衣店(=洗濯屋さん。香港ではコインランドリーではなく
従量制で洗濯してくれる)に行くときに通る道にあるので、
かねがねぜひ立ち寄らねば!と気になっていたお店。



だって、あの「新疆」なんだもの。



3月に西安に行ったときに、
西安料理、といえば新疆料理!なくらいに新疆料理を頂いてきて、



DSC03989

そのクミンのよく効いた牛肉や
(あ、画像は鶏肉や。これも美味しかった)







DSC03297


ナンに惚れ込んだ私。






▼3月の西安日記
http://blog.livedoor.jp/ilovehongkong/archives/2010-03.html



それが近所で食べられるなんて!


と胸を躍らせながら、やっとこさ行ってまいりましたところ・・・


お店のおじさんはウィグル人っていうか明らかにインド系やし。
(まあウィグルの人と北方インド人はよく似てるといわれるが)



photo(10)

売られているものは、
確かに中文では「薄餅」だが
"Paratha"であってあのナンではない。

←私はCheese Paratha(芝士薄餅)を
   テイクアウトしたのですけどね。









薄いナンのような生地にチーズが挟まったものを鉄板で焼いて、
その上に蜂蜜のような甘い蜜をかけてくれるのです。


いや、それはそれでとても美味しかったのだけど。


一緒に頼んだチキンティッカも、美味しかったのよ。



でも、「新疆」の形跡など全く見当たらず。
(強いて言うなら、全体的に「羊」の割合が多いところに
「新疆」と共通点があっただけで)



蓋を開けてみたら、100%インド料理だった・・・



まあ、道理で英文名が「Ali Baba Kashmir Curry House」なわけやわ。



繰り返すようだが、美味しかったんです。とても。
「新疆」というお言葉に惹かれ、
ああ香港ってほんまに何の料理もあるねんな!と
期待しながら行ったので、ちょっと裏切られた気分だったのです。
ええ・・・唉(←溜息)。



香港人にしてみたら、
北方インドも新疆も同じ雰囲気にまとめられるのかな、
なんて自分流に無理やり拡大解釈し、
今後このお店と近所付き合いをして行こうと思った夜でした。




▼openrice.com(日本でいうぐるなびのような存在?!)の評価。
http://www.openrice.com/restaurant/sr2.htm?shopid=15984

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June 07, 2010

印度菜迷が行ってみた「旺角咖喱大皇」

もともと、インド料理がけっこう好きなワタクシ。

私の地元京都にも、好んで通っていたインド料理屋さんが
数軒あって、事あるごとに楽しんでいました。



そうそう、CXに乗る時だって、



IMG_0620

オンラインチェックイン時にちゃんと
「インディアンベジタリアンミール」を
オーダーしておきます。







香港も、イギリスの植民地だったせいもあるのか、
街の広さのわりに結構な軒数があるなあ、と思っています。


香港でインド料理といえば、専ら重慶マンションか香港島。
あと、佐敦にいくつかある、インド人経営のお店。


旺角、そういえばインドないよなあ。と思っていたのですが。
ついに見つけました。





~20100503 016
その名も「旺角咖喱大皇」。

このインドインドしたサインに
怪しく導かれて、行ってまいりました。








インドインドしたネーミングとこのサインのキャラクターのわりに
店員は、表に出ているかぎりは全員香港人のおっさん。



curryking_Mongkok


しかも、厨房の壁には気合の入った?!
筆書きの「咖喱至尊」という額が。

なんか中華的なコンセプトを感じる店内。










~20100503 005




そのほかの装飾は頑張ってインド風味だったけど。











とにかく、香港ローカルの気配がぷんぷん漂うのですよ。
食べる前から。




そして、肝心の食事はというと、




~20100503 010
ジャガイモと牛のカレー。
牛が薄切りだったのが香港式だったけど、
スパイスもちゃんと効いてて
割合美味しかった。






~20100503 004一方、ココナッツミルクのカレーは失敗。

チキンカレーなんだが、
どう見てもカレーをココナッツミルクで
割ったのではなく、
ココナッツミルクにちょっとカレー入れてみた味。激甘!






一勝一敗であります。



デザートはタピオカココナッツミルクだった。
美味しかったんだけど、そこもどう考えてもローカライズ!港式。




カレーに関しては一家言ありそうなお店だったけど、
なんか、旺角ならでは。

以上、「どローカル港式印度菜」でありました。



※旺角は豉油街(Soy Street)の、洗衣街公園前にあります。

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April 18, 2010

最近のお魚。

photo(3)

最近ハマッているお魚。
「烏頭魚(うーたうゆー)」。






もともとは潮州料理のお魚の食べ方で、
打冷の一種で蒸したあと、
冷めたのをそのまま食べることが多いのだけれど、
私は断然蒸してすぐの、暖かいのを食べる派。



白身で淡白で。
濃厚なものが多い料理の数々において、
飽きずに食べられるお魚。



一番多いケースは香港のお醤油(日本のものより甘い)に漬けたり
豆の塩味に漬かったソース(これ名前何ていうんだろう?
瓶詰めのソースなのだが)で食べるもの。



あと、試してみておおこれは!と膝を打ったのは、
レモンと生姜で蒸したもの。
とてもさっぱりしていて、かつご飯がすすむ味。



日本人にもフレンドリーなさっぱり味なのよね。
毎週食べても飽きないので、なんか毎週末1度は食べている。



お魚といえばお肉よりも値が張ることが多い中、
お財布にも比較的優しいので、ぜひお試しを。



烏頭魚が食べられるお店のひとつ:

叙福小館(Fortune Bistro)
九龍黄大仙中心一字樓F41舗




※日本語だと、何の魚なんだろう、烏頭魚。
ご存知の方、情報提供求ム。


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