fbe8863e.jpg
BS@もてもてラジ袋 2014.02.01 放送
フォアグラ論争が大反響。私は動物愛護の精神など一片も持ち合わせていないし、それどころかむしろペット(特にイヌ)ギライなので、人が犬食おうがイルカ食おうが何とも思わない。アングロ・サクソンを中心とした極端な菜食主義や動物愛護思想には川柳さんと同じように「キチガイ」という印象を持つ人間である。しかし、何事も客観的に見ようという心がけだけはあって、例えば捕鯨問題など、果たしてシロナガスクジラなど絶滅危惧種と言われた種が、日本側だけの言い分を信じて「十分な資源管理のもとで調査捕鯨を行っている」と言えるのかどうか、とりあえず判断保留している。イルカ漁については、日本の片隅でこそっとやるくらい許してやれよと思うものの、こちらもあんまりナショナリズム全開で「伝統文化」を錦の御旗にすると、「じゃあ漁船にモーター使うな」とか言われたら「ぐぬぬ」とならざるをえないはずなので、伝統文化を前面に出すと多分負ける。結局は政治なのだから、シーシェパードに金でも出して(あるいは別の団体に金出すなりロビー活動するなりして)黙ってもらうくらいが手打ちなのではないか。クジラにも言えることだが、あんまり「日本人は自然の恵みに感謝して食べ物をありがたく頂く美しい民族」なんていうフィクションを前面に出すと、多くの人がそこまで覚悟してクジラ食べる自信ないから、多分負ける。だって、美味しくない硬い肉の部位まで、たとえ加工品にしたりしても舌の肥えた現代人は食うか?クジラのベーコンとか美味しかった記憶ないんですけど。おいしいとこだけ食べてポイ、になると思うので、クジラに執着するのはやめよう。戦後の貧しい時代の国民的タンパク源としての役割は終わったのだと思うよ。クジラの生態に関する専門家の科学的議論と適度な政治的解決がどこかで行われればよいのであって、キチガイに対してナショナリズムでもって過度に反応してもしょうがない。
で、フォアグラである。飼育法が残酷すぎるとして北米とヨーロッパ(とりわけ北欧諸国)を中心に禁止が広がり、パック技術の発達もあってこのところ日本にたくさん入ってきているという。そのためモンテローザグループの居酒屋、ジョナサンなどのファミレス、挙句の果てにはファミマで弁当として発売されるまでになったのだが、この弁当に日本の菜食主義団体がクレームして発売中止、これに対してネットユーザーがブチ切れ。「ごく小数のキチガイの言うことに耳を貸すなよ」ということだろう。しかしどうもこれらネットユーザーというのはどうもフォアグラを食いたいのではなく、ただこういうキチガイを叩きたいだけなんだろう。だって、不味いことにかけては定評のあるファミマの弁当でフォアグラ食いたいか?ましてや「食べる行為はそもそも残酷。日本人は昔からそうやって自然に感謝して食べ物を頂いてきたのです」って言いながらファミマの弁当食ってるシーンなんて、下劣なジョーク以外の何物でもないでしょ?仏教の伝統を尊重して有り難く食べ物を頂くと言うなら、動物の過度な工場飼育や、フォアグラのような食材が工場生産の弁当に使われることに少しは抵抗を感じてもいいのでは?私自信は、最初に言ったように動物愛護の精神など少しも持ち合わせていないので、フォアグラは好きだし食べるが、大量生産・消費されるような食材になることまでは望んでない。年に1回食えればいいよ。そういえば5年前にブダペストでフォアグラのフライを食べて以来だなあ。あれは絶品だった。

話題変わって都知事選。「偏向された情報をもとに都知事選に立ち向かう愚民たち」という標題には笑ったが、困ったことに事実なんだよなあ。朝ナマを見たが、「マトモなのは舛添しかいない」と(自分はマトモだと思っている人に)思わせる構図になりすぎ。しかし典型的な昭和脳の近代主義者かつ新自由主義者の桝添だと、私にとって(悪いことは起こったとしても)良いことは何も起こらない、ということは確実。大部分の人にとっても同じなはず。
今回は立候補してないが、外山恒一のツイートをフォローするくらいしか都知事選に関しては楽しみがないものなあ。彼の議会制民主主義への批判、投票棄権の呼びかけはぶたおさんに通じるものがあるよ。これについてはいつか詳しく書きたいと思ってる。本当は今回書こうと思ったけど、フォアグラの話が思いのほか長くなったのでまたの機会にしよう。