最大の懸念材料は米国景気の後退懸念。3月後半には米国の経済指標は悪いものが続き、これが気掛かりで上にも下にもいけない揉み合い状況で推移してきた。
 ここに来て米国経済指標は良いもの悪いものが交互にでる状況となり、米国景気の後退懸念も薄らいでいる。

 米国経済指標の中でも重要視される雇用統計、4/6の夜に3月分が発表された。予想を大きく上廻る結果となった。米国市場は4/6の夜は休場、この雇用統計を反映した動きは4/9の夜という事になるが、株価もプラスに動くはず。(ダウは4/9の夜にプラスとなると7日連騰という事になり、4/10夜のダウは下げる) 
 米国の景気後退懸念は、一段と薄らぐ方向に向かう事は間違いないようだ。従って米国株価のダウ・ナスダックも既に連騰し高値に戻しているが、今後も堅調な動きで推移すると考えられる。

 日経は米国の景気後退懸念が最大の悪材料、これが薄らぐ方向に向かっているので上に抜ける可能性が強くなってきた。
今の市場は、完全に外人投資家が主役の先物主導の相場、先物の上げ下げが日経の動きを支配している。日経が上げるためには外人投資家が買ってこなければ無理だ。
 先週の先物相場を見ると、日経17000円近辺では買い支え17500円では売り抵抗が強まるという揉みあい相場で終始。売り仕掛けと買い仕掛けの数から言えば売り仕掛けが優勢。米国の景気後退懸念はありながらも米国株5連騰の影響で、寄りはシカゴ日経CMEが高いため、日経は高く寄り付くが、その後は売り物に押され結局前日比変わらずといった事を繰り返している。場中は下げる事が多い訳で個別には下げる銘柄も多く、つまらない弱い相場。
17500円突破するような、買い仕掛けが出なかったのは、SQの思惑と米国の景気後退懸念があったと考える。

 先週末の雇用統計で米国の景気後退懸念が薄らいだので、あとはSQの思惑だけ。先物の買い仕掛けも出てくることが考えられる。先週末の先物の板状況では、17500円以上のところには、大量の売り玉があるが、これを取りに行く買い仕掛けが出てくる可能性が高い。
テクニカル面で見ると、17000円で強力に抵抗し守りきった。今度は17500円に近づき強力な売りの抵抗にあっている。
この17500円は抵抗ライン。
 弱気派から見れば、17000円から17500円のボックス相場に見え、また、ここ3年間は4/7から4/9に天井をつけている季節的要因がある。ヘッジファンドの売り越しは昨年9月頃から変わっていない。今はボックスの上限にあるため、ここからは下げると見え17500円の上には大量の先物の売り物が控えているということだ。

 一方買い方から見れば、チャートの上昇トレンドから外れていない。また今週からはこの雲が消える事になる。今回の下げで逆三尊も確認できたので、ますます底値も固まった状況。
 需給も、信用残・裁定残共に警戒ゾーンから平均的ゾーンに移ってきている。
 世界の株価は、高値を突破する国が増えており、今度は世界同時株高の動きにある。日本株が一番出遅れている状況とだ。
為替もまた円安となり1ドル119円台に戻っており、リスク資産が日本市場に戻る環境は整っている。さらに米国の景気後退懸念が薄らいだ以上は上に向うのが自然。

 ただ、まだ今週はSQを控えて乱高下があると思っています。

本日4/9は日経は258円高の17743円と大幅高となった。
4/6夜の米国雇用統計が予想を大きく上廻った内容となったので、米国の景気後退懸念が薄らぎ、先物の買い仕掛けが出てきて大幅高となった。
 商いが薄い中の先物主導の上昇。裁定買いで値嵩ハイテクが値を飛ばす事で日経を引き上げたという流れ。
あまり迫力もない相場で気合は入らないが、17500円の抵抗ラインを突破したし、雲の上に抜けてきた事は意義がある。
予想通りに17500円を突破してきたが、ここからは世界同時株安で窓を開けて下げ始めた所。また戻り売りが出るポイントでもある。SQ前ですから上に行かぬなら、下にという動きになりやすいだけに、まだまだ乱高下になる事は覚悟が必要だが、環境は買い方に味方していると思う。じっくり待つ時期だろう。