ブルース

2012年05月09日

ボ-ル・アンド・チェイン(Ball&chain):ジャニス・ジョプリン

Cheap Thrills 

Cheap Thrills ジャニス・ジョプリン 1969年

“ジャニス”の歌をはじめて聴いたときには、ちょっと鳥肌が立った。中学3年の頃かなあと思う。

それから40年近く経って、さまざまなボーカリストの歌を聴いてきたが、彼女に勝る・・鳥肌を立ててくれたボーカルは、いまだに聴いていない。

ジャニステキサス州ポートアーサー出身、アメリカ南部の田舎の女の子がメジャーにデビューしたのであって。地元ではあんまり良い想い出がなかったこと・・、“ベット・ミドラー”が主演した「ローズ」を観ればよく分かる。そんなトラウマからか、髪を花で飾り立てたり、大きめのサングラスで飾ったりと、そういう時期もありました。

「ボ-ル・アンド・チェイン(Ball&chain)」は、26歳の頃の名唱である。そして、翌年には、27歳で夭折している。

魂があるのだ。こういう歌い方ができる人を、imagine☆は、ほかに、かつ、いまだに、知らないのであって♪

歌唱力という意味では、勢いで歌っている感もある。だが、天性の枯れた声質とも相俟って、当時流行っていたブルース・ロック感覚に上手くマッチしながら、時代を築き、そして、歴史に残るボーカリストになったのである。

やっぱり、凄いとしかいいようがない。今も生きていてくれとは言わないが、あと10年くらい歌っていたら、どんなパワーをもらえただろうと思う。

正座して聴かないといけないボーカル・・、他には、それほどないな(^^ゞ



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2012年01月13日

ザ・ウェイト(The Weight):ザ・バンド

Last Waltz ザ・ウェイト ザ・バンド 1976年

季節によって聴きたくなるアルバムがある。
この時期では、“ザ・バンド”の「ラスト・ワルツ」だ。

なぜ?・・というと、このライヴが行われた会場は、カリフォルニア州サンフランシスコの「ウィンター・ランド」だったからなのであって・・、imagine☆のなかでは、その辺り(だけ)で繋がっている。

ラスト・ワルツただの映画ではないし、ただのライヴではない。
監督は「アリスの恋」「ニューヨーク・ニューヨーク」「タクシードライバー」などの“マーティン・スコセッシ”であり、参加したミュージシャンは“ボブ・ディラン”“ニール・ヤング”“エリック・クラプトン”“マディ・ウォーターズ”“ドクター・ジョン”“ニール・ダイヤモンド”“ヴァン・モリソン”“ロン・ウッド”“リンゴ・スター”etc.と、もの凄い!

作品のなかでの名演は多いのだが、imagine☆は、あえてスタジオ録音の「ザ・ウェイト(The Weight)」をあげる。

“I  pulled into Nazareth, was feelin' about half past dead;
I just need some place where I can lay my head.
"Hey, mister, can you tell me
where a man might find a bed?"
He just grinned and shook my hand,
and "No!", was all he said.♪”

“私はナザレへやって来た とっくに半分死んだ感覚で
私には横になれる どこかの場所が必要なのだ
「ミスター どこかベッドがあるところを教えてくれませんか」
彼はニヤッと笑って 動転し 「知らん!」ただそれだけ言った♪”

まったく、歌詞の意味は分からなかった。

それよりも、この映像で、imagine☆は“ザ・ステイプル・シンガーズ”というグループの歌を初めて聴いたのです。これは感激でした。ソウルフル、なんとも言えない間の取り方、男女ボーカルによる静謐で敬虔なゴスペル感覚・・、こういう音楽を聴いたことがありませんでした。いずれにしても、ロックの域を超越した名曲であることに変わりはありません♪

「ラスト・ワルツ」は、70年代アメリカン・ロックの終焉を告げる(と言われた)記録映画の名作なのである(^^♪


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2012年01月11日

アイ・サンキュー(I Thank You):ZZトップ 

Deguello今日は、ぐっと濃いぃ曲を聴きましょう。70年代の終わりはもう、ディスコ・ブームで、軽めのダンサブルな曲が音楽業界を席巻し、imagine☆は「つまんないなあ」と嘆いていたわけですが、そんなときに、この曲「アイ・サンキュー(I Thank You)」がながれてきたときにはぶっ飛びました。

Deguello  ZZトップ 1979年

ズンズンのリズム、タイム感覚、黒さ・・なんとカッコいい!

ジャケットは頭蓋骨に稲妻で、ちょっと手がだしにくいグロテスク感、どんな人たちが歌っているのだろうと雑誌で確認したら・・、「なんじゃ、田舎のムサいおじさんじゃなぁ」でした。

ZZトップ ギャップが尚更面白く、はじめは双子か兄弟かと思ったが、どうも違ったようで。アメリカ合衆国テキサス州出身。長い髭、サングラスにハットで合わせていたので、ルックス・・似てました。ギターもベースもギブソンのファイヤーバードですか(*^^)v。ところで、これだけの髭、いったい何年くらいかかるのでしょうか。生活も、しにくそうで^_^;

何が出てくるか分からないステージ、一度、バッファローみたいな動物がステージ上で一緒に映っている写真を見ました。完全にヒップです♪

ブルースをベースにした聴きやすくて軽快なロックだけどディープでもある! ロックファンなら、この曲を聴いて「カッコいい」と感じないヒトはいないでしょう(^^♪

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2011年11月06日

クロスロード(Crossroads):クリーム

クリームの素晴らしき世界
クリームの素晴らしき世界 クリーム 1968年

“クリーム”って、甘くて、とても可愛いグループ名だけど、サウンドと演奏は重厚で泥臭かったね。1968年だから、もう40年以上前。懐メロ・ロックという域すら通り越しているかも知れません。

“クリーム”は1968年11月26日、ロンドンのロイヤルアルバート・ホールで解散コンサートを行った。“ジャック・ブルース”のボンボン・ベース、“ジンジャー・ベイカー”のボコボコ・ジャンジャカ・ドラム、そして、23歳の“エリック・クラプトン”の切れ味鋭いギター・・、手元が見えにくいけど、ギブソンのセミアコでしょうかネ?

しかしながら、“クラプトン”さまの姿、ほんまにカッコいいです。きっと、女子にとってもモテタんでしょう、うらやましいな(^。^)y-.。o○

“I went down to the crossroads, fell down on my knees.
I went down to the crossroads, fell down on my knees.
Asked the lord above for mercy, "Save me if you please.♪"

“おれは十字路に行って ひざまずいたのだ
おれは十字路に行って ひざまずいたのだ
おれは神に慈悲を乞うた 「おれを救いたまえ」 と♪”



原曲は“ロバート・ジョンソン”の「Crossroad」。“クリーム”の演奏は、もろにブルースっぽくはなく、ポップな味付けのなかにも、トラディショナルな重みがある、60年代ブルース・ロックの名演である(^^♪

まったく話は変わりますが、imagine☆が現在住んでいる地方には、(たぶん全国的も)珍しいCrossroadsがあるのです。何が珍しいって??

平面交差電車の平面交差なのです!何の気なしに歩けば通り越してしまうのですが、実は、「ほぼ90度で交差する平面交差」は、全国に3か所しかないようです(名古屋・高知・松山)。なので、カメラをぶらさげた鉄ちゃんをいつも見かけます。そして、imagine☆もつられて電車を待ち、撮影してしまいました。

まさに、極めて珍しい「クロスロード(Crossroads)」なのです。

そして、写真を撮って、家に帰る道すがらウォークマンを聴いていると・・、これがまた、“クリーム”の「クロスロード(Crossroads)」が、ランダムで流れてくるのです、ランダムが・・ハマりすぎで~す(^^)/~~~


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2011年06月26日

ティアーズ・イン・ヘヴン(tears in heaven):エリック・クラプトン

アンプラグド~アコースティック・クラプトンエリック・クラプトン 1992年

“エリック・クラプトン”は、メンタルではとても弱い人だと思う。

“クリーム”を解散して後、自分の居場所をなくして、何年間も酒とドラッグに浸っていたときがある。「461オーシャン・ブールバード」で、覚醒するような復活をした後も、幾度となく不安定なときもあった。

1991年、息子が悲劇的な事故死をした時には、また引き籠ってしまうのではないかと思ったファンも多かっただろう。しかし、このときは、息子の死を悼んで曲を作り、また、同時期に友人の“ジョージ・ハリスン”とツアーにでることで、音楽シーンにあり続けたのだ。

“Would you know my name if I saw you in heaven?
Would it be the same if I saw you in heaven?
I must be strong and carry on
'cause I know I don't belong here in heaven♪”

“もし天国で父さんがお前に会ったら お前は私の名前が分かるだろうか
もし天国で会っても 昔のままなのだろうか
私は強くなければならない 生き続けなければならない
私は天国にいるではないことは分かっているから♪”

マーティン000-42この曲は、映画「ラッシュ」のサントラだった。そして、「アンプラグド」に収録された。「アンプラグド」というアルバム・・、こういう曲ばっかりが収録されていると思って聴くと、いけませんよ。アコースティックで、“クラプトン”のルーツであるブルースを聴くアルバムである。
なお、弾くギターは、名器・・、「マーティンのビンテージ000-42」である。

“クラプトン”は、自分によく似た息子コナーをとても可愛がっていたという。息子の方が早く亡くなるというのは悲劇である。父親としての気持ちを思うと、imagine☆は、涙なくしては聴けない曲なのである(^^♪



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2011年06月04日

リトル・ウィング:ジミ・ヘンドリックス

アクシス・ボールド・アズ・ラヴ アクシス・ボールド・アズ・ラヴ  ジミ・ヘンドリックス 1967年

実質的活動期間は3年という、極めて短いものだったが、ブルースを基調としながらも、新たなロック・ギターの進む道を確立したということでは、ロック好きの一般庶民にも考えられないような存在なのであって。

いまでも、“ジミ”が初めて弾いたソロ・フレーズだけで弾いているミュージシャンも多いはずなのである。

「アクシス・ボールド・アズ・ラヴ」・・、十一面観音と千手観音のような“ジミ”の東洋的な印象が当時は新鮮だった。当時は最強の観音であったのであり。エレキギターを弾きまくり、いままでに聴いたことがないようなフレーズを弾きまくり・・、どうやって弾いてるんだろうと不思議でたまらなかったのだ。

レディ・ランド 

翌年の「エレクトリック・レディ・ランド」・・、王国に君臨する“ジミ・ヘンドリックス”の恍惚のギター・・、聴けば女子はもうっ・・・て感じ。リリース当時は、そんなことを表現するかのような、刺激的なジャケットだった。今はこのジャケットは買えない!(imagine☆は見開きのLP持ってま~す(^^)/~~~)。

「リトル・ウィング(Little Wing)」・・、“エリック・クラプトン”の“デレク&ドミノス”がカヴァーしました。歌詞の意味とかメロディとかは、あんまり関係ないかも知れない。これはギター・ソロを聴く曲だろう。

ルーズなブルース信仰のこの曲が、たまに、とっても聴きたくなる時があるんです(^^♪



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2011年04月12日

ボール・アンド・チェイン(Ball And Chain):ジャニス・ジョプリン

チープ・スリルチープ・スリル ジャニス・ジョプリン 1967年

これは、名唱、いや絶唱というしかないでしょう。
もう、50年近く前のライヴですが、いまだに何回聴いても鳥肌が立ってしまいます。

“ジャニス”は、テキサス州ポートアーサー出身、サンフランシスコで、ムサイ男たちとバンド“ビッグ・ブラザー・アンド・ホールディング・カンパニー”を結成しました。が、売れませんでした。
このバンドが一気に注目されるのは、この「モントレー・ポップ・フェスティバル」における、“ジャニス”のボーカルでした。

“ママス&パパス”の“ママ・キャス・エリオット”が最前列の席で、口をあんぐり開けて感動しながら聴いている姿が印象的です。

ジャニス静謐にはじまり、やがて荒々しい中にも、クールな感覚を残し、そして、極みに達していくのです・・。バックバンドの演奏がも上手だったらなあと、いまさらながら思いますが、60年代ですから、いたしかたのないことでしょう。
27歳の若さで、ヘロインの過剰取得により、「生きながらブルースに葬られ」ました。

(たぶんあり得ただろう)“ジミ・ヘンドリックス”と共演していたらどんな演奏になっただろうと、imagine☆は勝手に想像しています(^^♪


しかしながら、とてもセクシャルなボーカルです。迫力あるボーカルの背後に見え隠れする、「哀しさ」を見つけることはたやすいでしょう。


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2010年05月06日

私は風:カルメン・マキ

ベスト・オブ・カルメン・マキ&OZベスト・オブ・カルメン・マキ&OZ カルメン・マキ&OZ 1978年

imagine☆が小学生の頃、「時には母のない子のように」という、かなり暗いけど心に残る歌を投げやりに歌っている女性シンガーを、家族団らんの炬燵のなかで、テレビで観ていて、それからずっと記憶に残っていた。

そして、imagine☆は、その後にロックに目覚め、この「私は風」という曲を聴いた。なんだこれは、こんなにソウルを感じさせる女性ボーカリストが日本にもいたのか、と感激したものだ。
それが、「時には母のない子のように」の“カルメン・マキ”だった。それから、リズム隊ガシッカリシテイタ、その演奏力。“春日春文”がギター、“鳴瀬喜博”(後に“カシオペア”)がベースである。

カルメン・マキ&OZ“カルメン・マキ”は、“寺山修司”が主宰する「天井桟敷」にも入団していたから、“寺山”の詩を朗読するLPなんかもリリースしていました(これも、いま聴くと雰囲気があってよい)。
「私は風」は、名曲というほかない。どんどん盛り上がり、ロック&ブルースの極みに達するような感覚。“ジャニス・ジョプリン”の「ボール&チェイン」を彷彿とさせる、名唱&名演である。ライヴで聴きたかったなあ(^^♪

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2010年03月08日

マウンテン・ジャム(Mountaine Jam):オールマン・ブラザーズ・バンド

イート・ア・ピーチ<デラックス・エディション>(紙ジャケット仕様)イート・ア・ピーチ<デラックス・エディション>(紙ジャケット仕様)
アーティスト:オールマン・ブラザーズ・バンド
1972年

これはジャケットの美しさで勝っている。やや難解でサイケな絵画。とくに内ジャケットを開くと、亀か蛇のような人間が立っていた。背景は美しい風景だった。

“オールマン・ブラザーズ・バンド”は“デュアン・オールマン”“グレッグ・オールマン”の兄弟を中心にしたアメリカのバンドで、ツイン・リード・ギターとツイン・ドラムスでライヴに定評があったバンドである。
“デュアン・オールマン”は、“エリック・クラプトン”の「レイラ」で競演したことでも有名なボトルネック奏法がうまいギタリストだ。

このアルバムは、“デュアン・オールマン”がオートバイの事故で亡くなる前のライヴと亡くなった後のスタジオ録音が混在して収録されている。

「マウンテン・ジャム」は、「霧のマウンテン」という、“ドノヴァン”の曲をベースにしている30分以上にわたるインストの名演だ。昔のLPは片面の収録時間が短く、2面に分かれて収録されていた。フェイド・インとフェイドアウトで、なんだか変な感じだった。CDでは一気に聴くことができる。

リズムセクションが固まりになって突っ込んでくるし、その上を飄々と流れる“デュアン・オールマン”と“ディッキー・ベッツ”のギター。

しかし、これは彼らの名作だが、一人の超有名なギタリストの死が、なんだか影を落とす、少しさびしさも残るアルバムだ。


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2010年03月03日

愛の経験(Have You ever Loved A Woman):エリック・クラプトン

エリック・クラプトン・ライヴ(紙ジャケット仕様)エリック・クラプトン・ライヴ(紙ジャケット仕様)
アーティスト:エリック・クラプトン
1975年

やっぱり、ジャケットにはインパクトがありましたね(*^^)v。ジャケット裏面は、バストの谷間だった。う~ん、いかん、青い頭の高校1年生にとっては、このジャケットはキツかった。

なので、田舎のレコード店で買う時も、レジのおばさんに(実は友だちのお母さんだったのでとても)、「これちょうだい」とだすときも、とても赤面した。でも、レコードを買った後のスタンプが欲しかったので勇気をだしてさしだした。

だから何だって?内容はすごい、ブルース・マン“エリック・クラプトン”の本領発揮である。imagine☆は、“クラプトン”のなかではいちばん好きなアルバムだ。“Have You ever Loved A Woman”の7分49秒。邦題の「愛の経験」は?だが、ジョージ・テリー”がサイドのギター、“カール・レイドル”の堅実で跳ねるベース、そして“イヴォンヌ・エリマン”のコーラスもいい。

“クラプトン”は一生、ブルースの呪縛から抜けられないのだろう。しかし、このアルバムほど、ストレートに自分の好きなことをやって、それが成功している記録を、他に知らない。


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