今泉昌一の 私事時事

弘前市議会議員 今泉昌一の  私的なはなし、市的(?)なはなし

受賞の理由


 僕の住む徳田町町会が、アルミ缶リサイクル協会から、回収協力者として表彰された。全国で63団体、青森県では5団体の中に選んでいただいたということだ。きょうは、わざわざ東京から、協会の部長さんが、賞状と記念碑を渡しにいらっしゃって下さった。現在、町会長が不在なので、副会長として僕が受け取った。
 受賞理由は、28年の長きにわたって、空き缶のリサイクル活動を続けてきたということだ。28年前と言えば、既にこの町に暮らしてはいたが、町会運動には無縁であった。言われてみれば、ある時期から、年に何回か、早朝から、空き缶の袋をガラガラと引きずって歩く音が、寝室まで聞こえてくるようになった。正直、迷惑だと感じたこともあった。
 だけど、10年ほど前から、経緯は忘れたが、町会に深く関わるようになった。いつのまにか副会長を拝命していた。それ以来、年5回のリサイクルゴミ回収の日には、よっぽどの理由がない限り参加している。
 そればかりか、これは書いていいことかどうかは知らないが、市民劇場や読書人倶楽部で出た空き缶も、時折頂戴してきては、町会に貢献してきた。
 でも、やっぱり、この表彰を、僕が受けるのには抵抗があった。本来であれば、昨年暮れに亡くなられた前町会長に受けていただきたかった。ご自宅の庭を収集所として開放して下さってまで、率先してこのリサイクル活動にこられた町会長であった。
 そこで、せめてもと思い、再三、奥様に出席を依頼した。僕だけではなく、会計担当役員からも、奥様に受けてもらいたい旨を伝えた。一旦は了承をいただいたのだが、結局は固辞された。ご主人が亡くなられてまだ3ヶ月も建たないうちに、受賞などという気分にはなれないという。そうなれば、それ以上は、無理強いできるものでのない。
 と、そんな経緯があった。本当に、申し訳ない気持ちで一杯である。取材に来られた新聞記者にインタビューされたが、それにも正直に「僕なんかが受け取ってもいいのでしょうか」と答えた。この部分は、きっと記事にはならないだろう。
 会計担当役員が、気をきかして、前町会長の遺影を持ってきてくれて、一緒に記念写真に収まった。それが何よりだった。きっと、天国で、今日の受賞を喜んでいただいているものと思う。
 今日伺った話によれば、生産されたアルミ缶の、ほぼ90%は、こうして回収されているという。それじゃぁ、残りの10%はどうなったのかと聞いたら、海外へ輸出されるものが増えてきているという。一方では、投棄されたままになっているものもあるということだった。実際、以前、岩木山のゴミ拾いに参加していた時には、相当量の空き缶が、土の中から出てきた。
 回収された缶の70%は、溶かして加工されて、再びアルミ缶として再生されているのだそうだ。アルミ缶がアルミ缶として生まれ変わる。まさしく究極のリサイクルだ。僕らの町会では、来年度もこの運動を継続する方向でいる。
 徳田町町会は、回収量としては、同じく表彰された他の団体に比べ、若干少ない。ただ、28年間の継続に対する評価だと言われた。
 そう言われると、僕は燃える。今度は量でも表彰されたい。そのためには、もっとたくさん、缶ビールを飲まなければと、即座に思った。缶酎ハイでもいい。缶ハイボールもある・・・。頑張らなくっちゃ。
 あーあ、昨日の断酒の誓いは、たったの一日で吹っ飛んでしまったみたいだ。(12464)


卒業する君たちへ


 暦の上では、もう春なのに、時折、雪が降りしきる、変な天気の一日であった。そんな中、弘前大学の卒業式が行われたようだ。
 市役所の周辺にも、振袖に袴姿の女子大生がたむろしていた。男子大学生は不思議と目に入らなかった。
 昼食に寄ったファミリーレストランも、「HIROSAKI.U」という文字の入ったウィンドブレーカー姿の若者たちで、あふれかえっていた。体育会系の在学生なんだろう。
 午後に繁華街を車で通り抜けた時も、大学生と思しき集団が、大勢歩道を闊歩していた。普段から、今日のように、学生が街中に出てきてくれれば、中心商店街も活気が出るのだが、この若者たちは、普段どこにいるのだろう?
 僕は、先日のブログにも書いたように、およそ卒業式というものは印象に残っていない。多感といわれる中学・高校時代でも、なんの感慨も得なかったのだから、ましてや大学の卒業式など、記憶の片隅にも存在しない(式のあとのパーティーのことは、微かに覚えている)。
 もっとも、僕の場合、卒業したらすぐに、修行先の浦和の本屋の寮に入ることになっていたので、感傷に浸っている時間はなかった。親から仕送りをもらい、バイトもして、だらだらと時間と金を浪費していた温室から、いきなり外界に投げだされる、そんな不安とか後悔とかは、あるいは感じていたのかもしれないが、今はその時の心境など、思い出せるはずもない。
 さて、僕も、今日、大学に行った。といっても大学病院だ。昨日も予告したように、糖尿の定期検診の日だったのだ。やっぱりと言おうか、想定内と言おうか、案の定とでも言おうか、見事に落第した。
 糖尿病に卒業(完治)はないとはいえ、今日の結果だと、留年どころの話ではない。合宿(入院)を強制され、補修を受けさせられそうなありさまだ。
 あれこれ言い訳をし、慈悲にすがって、なんとか2週間の執行猶予を得ることができた。だから、これからしばらくの間は、心を鬼にして、節制に努めよう。昼は糖質ダイエットを復活させて、3時のおやつも控える。そして酒も・・・。だけど、その”酒”が難しい。
 だって、今日はどうにか休肝日にしたけど、明日の夜には、友人との約束がある。来週の火曜日にも木曜日にも、既に酒席の約束が入っている。政治家として、約束は守らなければならない。(こういう時だけ、”政治家意識”が首をもたげてくる)
 だったら、それ以外の日だ。今入っている予定以外は、飲みに出ない。誓いの断酒だ。
 まぁしかし、いつも書いてきたように、根気の無さと意志の弱さでは、人後に落ちない自信がある。今日の誓いだって、いつまで続くことやら・・・。たぶん、明後日も飲んでいるかもしれない。
 今日めでたく卒業された若者たちには、こんなだらしない大人には、間違ってもなって欲しくない。(5610)
 

観光館は大はやり


 珍しいこともあるものだ。二日続けて、同じ時刻に、弘前市立観光館のホールにやってきた。
 昨日は、市議会の、会派「自民・公明・憲政」の議会報告会。きょうは、「弥生いこいの広場の現状を知ろう」という市民の集い。どちらも30名を超す参加者があって盛況であった。
 昨日の議会報告会は、残念ながら途中で退席したが、会派の皆さんが、真摯に取り組んでいる姿勢が伝わってきて、とても感動した。政務活動費を使って、全国各地を視察してきた成果や、先日終了した定例議会で話し合われたことなどを、分担して、わかりやすく話しておられた。僕の報告会とは、いささか趣が違うが、むしろ、昨日の方が、王道に近いようにも感じた。(つまり、僕は邪道?)
 僕は。政務活動費には、否定的な立場をとって」きた。議会でそれに関する条例案を審議したときも、反対の立場で討論した。実際に、これまで、一銭も受け取ったことはない。
 でも、昨日の報告会のように、どんなことに使って、何を学んできたのかを、きちんと有権者に説明するのであれば、 有意義なことだと思う。今日も、ある同僚議員から、「昌ちゃんも使えばいいのに」と薦められた。
 確かに、懐は厳しい。心は動かないと言えば嘘になる。だがしかし、男が一度使わないと宣言したことだ。ここは、自分の発言に殉じようと思う。
 今日の午後6時からの市民集会は、以前、このブログでも紹介した、弥生いこいの広場の再整備計画について、皆で学ぼうという趣旨のものおである。計画を策定している市からは、公園緑地課長はじめ職員の皆さん、広場の指定管理をうけている「みどりの協会」の皆さんにも出席いただいて、現在の課題や、計画の概要について説明をいただいた。また、隣接する、頓挫したスキー場開発跡地の歴史や現状のことも、参加者にお伝えした。
 その後で、10人前後のグループに分かれ、テーブルディスカッションを行った。実に様々な意見が出された。一方的に講演なり説明を聴いて、そのあとに質疑応答という形式よりは、今日のような形の方が、活発な意見交換ができる。その意味では大成功だったようにも思う。
 今日出された意見の多くは、スキー場跡地については、できうる限り、自然に返していくのが望ましい。動物広場に関しては、大規模改修よりも、現在の劣悪(という表現が実際にあった)な畜舎や、働く人の環境改善に、早急に取り組むべきだというものだった。これは、全てのテーブルで、ほぼ一致していたと思う。
 中には、野球場や美術館に巨額を投資するよりも、自然を身近に感じ、動物と触れあうことのできる、このような施設に、もっとお金をかけてほしいという意見もあった。それも、もっともなことだと思う。
 なにせ、この場所は、県内唯一の、日本動物園水族館協会に加盟する動物園だ。青森県では、オンリーワンの施設なのである。現在は、年間約7万人のお客様が訪れているそうだが、運営の仕方によっては、もっともっとたくさんの人に来ていただける可能性を秘めている。
 そんなことも含め、大勢の人に、この施設のことを知ってもらいたい。という狙いの、今日の集会であった。
 終わった後、また、行きつけの居酒屋に寄ってしまった。明日は、糖尿の定期検査だというのに。医師のあきれかえった顔が、今から目に浮かんでくるようだ。(9899)

カフェ&バー


 今、代官町がナウい! 違う。「ナウい」という言葉は、もうナウくない。死語だ。 トレンディーだ、といった方がいいのか。最近の若者言葉だと「ヤバい」とでもなるんだろうか。とにかく、そんな話が、先日の同人誌の編集会議でも出た。
 弘前の人には言わずもがなだが、このブログの読者には、遠方にお住まいの方もおられるので、簡単に説明しよう。代官町とは、弘前市の繁華街、土手町から、ほぼ垂直に北へ延びる通りに添った一帯だ。南は土手町十文字から、北は和徳十文字までをさす。・・・と書いても、弘前在住でない方には、ほとんどわからないかもしれない。僕の文章力の限界だ。ごめんなさい。
 代官といえば、「お代官様、ひとつこれをお納め下さい。なーに、ただの菓子(今ならこんにゃくか)でございます」「ムフフフ、越後屋、おぬしも悪よのう」・・・といった、庶民をいじめ賄賂を貪るというようなイメージがすぐ浮かんでくるが、残念ながら、弘前の代官町は、そのような悪代官が軒を連ねていた町ではない。角川書店の青森県地名大辞典によると、町名の由来は不詳となっている。でも、江戸時代から雄武家様が住んでいたらしい。
 僕が子どもの頃から、駅前と土手町を結ぶ通りとして、それなりに栄えていた。ブティック、宝石屋、パン屋、写真館等、個性的なお店が並んでいた。そこに、ここ数年、小洒落たパブというかカフェというかバーが数軒、相次いで進出してきたのである。
 酒となれば目のない僕は、以前から気にはなっていた。だけど、あんまりオシャレ過ぎて、敷居が高い。還暦のおっちゃんが一人で入るような雰囲気ではなさそうだ。一度、思い切ってドアを開けたら、予約で満席ですと断られた。縁も薄かったのだ。
 それでも、行ってみたい、入ってみたいという気持ちは持ち続けていた。それが、とうとう今日実現した。その中の一軒に、ようやく入ることが出来た。
 お店の名前は、代官町カフェ&バー。奇も衒いもない、そのまんまの名前だが、中はなかなか凝っていて、インテリアにもセンスがにじみでている。置いてあるお酒も独特だし(ルーマニアワインだ)、オリジナルのシードルを堪能することもできる。
 実は、このお店は、友人のKaさんが協同経営に携わっているのだそうだ。Kaさんには、パソコンのことでも、走れメロス音楽祭のことでも、落語のことでも、日頃からいろいろとお世話になっている。今日お店を訪ねたのも、新しく立ち上げる芸術鑑賞団体として、落語のことなどを含め、Kaさんに相談事があったためだ。いやいや、まぁ、そういう理由でもつけないと、初めての店には入りにくいという、こちらの事情も、勿論あった。
 心地よい環境の中で、話は上手く進んだ。お店も気に入った。さすがに、一人でふらっと入るには、まだあと数歩の勇気が必要そうだが、数人の集まりには、今度また使ってみたいと思う。2階のフリースペースも、いくらでも利用できそうだ。
 新しい飲食店が、また僕のリストにインプットされた。その一方で、ご無沙汰を重ねている店もたくさんある。リストに載っているお店全部に義理を立てるとなると、間違いなく破産してしまいそうだ。(3968)
 
 

人生はプロレスだ


 毎月第三月曜日は、お世話になっている市民グループの例会。今日も、会長のご自宅に、約10名ほどが集まった。 
 僕にとっては、この例会は、議会報告の場でもあり、情報収集の場でもあり、修行の場でも雄ある。修行って? つまり、打たれ強く生きるための修行である。
 何せ、政治や社会に関心の強い方々の集まりだ。様々な質問、批判が飛んでくる。以前は、僕の他にも、もう一人市議会議員が参加していたが、今は僕だけだ。一人で、それらの質問に答え、一人で批判を受け止めなければならない。
 今日だって、国保料の値上げについて、氏で作った6ケ年の計画を示しながら説明したところ、「
 「国保料の値上げ? 一体、市は何を考えてるんだ?」
 「はい、ごもっともで・・・」
 「大体、こんな計画って、絵に描いた餅に過ぎないじゃぁないか」
 「はい、僕もそう思います」
 「市や議員は、市民の声を聞いていないんじゃないか」
 「いえ、決してそんなことは・・・」
 「大体、貴方は何をしていたんだ」
 「僕は、反対したんですが・・・」
 といった感じで、やり玉にあがった。
 でも、今日はまだ、緩やかな方だった。いつもはもっと凄い。「市は税金を無駄遣いし過ぎているのではないか」「弘前市の将来に希望を見いだせない」「議員と市民の意見交換の場がないのはおかしい」「議会はチェック機能を果たしていないのではないか」「今のままだと、議会は不要ではないか」等々、手厳しい批判(避難?)が、僕一人めがけて浴びせられる。袋叩きのような状況の時もある。
 それらに対して、一つ一つ即応する。当たり前の話だが、事前通告もなければ、原稿の準備もない。その場で、臨機応変に、自分の言葉で考えを述べる。持ち合わせた範囲で資料は示す。発言者に理解していただけるよう、会話を続ける。
 そういったことが、一種の修行なのだとも思う。人間誰しも、叱られたり、苦言を呈されたりするのを好む人はいない。あるいは、突然思わぬ方向から疑問を投げかけられる場合もある。如何なる意見や質問をも正面から受け止めて、即時に対応するということも、生きていくためには必要なんだろう。つまり、相手の攻撃をかわさずに受けて、さらにその上で自分の技を出すとでも言おうか。
 そこで、尊敬するアントニオ猪木先生が、ある総合格闘家に言ったという言葉を引用する。「プロレスは、パンチが来て危ないと思っても(よけないで)顔を出す。そしてお客さんと闘わなければならないんだよ。(中略)プロレスは、ヤバいと思った時からドラマが始まるんだ」。
 うーん。奥が深い。議員にとって”パンチ”とは何か、”お客さん”とは誰かという疑問は残るにせよ、議会活動にもあてはまるような気もする。いや、人生にも相通ずるものが感じられる言葉ではないか。
 ・・・なんと強引なフィニッシュなんだろう。こんな試合運びをしているようだと、プロレスラー失格かな?(6168)

 追伸
 と書くと、その市民グループの例会、いかにも喧々囂々とした集まりのように誤解されそうだが、実際は、食事をしながら和気藹々とした雰囲気で進められている。皆、とてもいい人達ばかりなのだ。
 

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