今泉昌一の 私事時事

弘前市議会議員 今泉昌一の  私的なはなし、市的(?)なはなし

加齢を感じる時


 久々に、翻訳ミステリーを読んだ。しかも良質な本格物を。


 僕のミステリーとの出会いは、ご多分に漏れずシャーロック・ホームズシリーズであった。そして、クイーンだとか、クリスティーだとかカーと広がっていった。
 その頃、叔父の家の本棚には、松本清張や黒岩重吾の本が、ずらーっと並んでいた。「どうして叔父さんは、海外の名作を読まないの?」と無邪気に(生意気に?)尋ねた、「カタカナの名前を覚えるのが面倒くさくて」という答えが返ってきた。「ふーん、そんなこともあるのかな」とくらいにしか、その時は思わなかった。
 だって、プロレスファンだったことも幸いして、カタカナの名前を覚えるのは得意だった。大学受験でも、世界史を選択して、そこそこの成績をとっていた自信はある。ホントだよ。
 それが、歳をとるとともに、叔父さんの気持ちが、よーく理解出来るようになった。僕も、成人してからは、ほとんど、日本の小説しか読まなくなった。確かにカタカナは難しい。
 そういった事情で、この本も、読むのには苦労した。短編集なのだが、数ページめくっては眠りにつき、また次の日、数ページめくっては目を閉じてしまう、といった有様で、1編を読むのにさえ、数日かかってしまったものもある。結局、図書館への返却期限を、大幅に過ぎてしまった。
 面白くなかったわけではない、いや、面白い。弘前読書人倶楽部で、年末に毎年行なっている「私の今年の1冊」の候補に残しておきたいくらいだ。
 でも、とどのつまりは、加齢による読書力の衰えによるものだろう。このままだと、現役を退いたら読もうと思って買いためてある本を、全部読破できるかどうか、甚だ心配にもなってくる。
 さて、その弘前読書人倶楽部の話題である。今度の日曜日、恒例のブックトークを開催する。
 今回の講師は、参議院議員の田名部匡代さんである。代表のご主人の紹介だ。これまでも、県議会議員や元市長に講師となっていただいたことはあるが、国会議員は初めてである。
 実は、議員に話をいただくことを危惧する人もいる。政治色がついてしまうのではないかと・・・。
 でも、心配はご無用である。僕らが行なっているのは、あくまでブックトークだ。”本”や”読書”についての話である。その大原則を貫いている限り、J民党でもK明党でもK産党でも、どこの方がいらっしゃってもいい。むしろ、いろいろな方々にお越しいただきたい。我れと思われる方がいらっしゃったら、是非名乗りをあげていただければと思う。(8557)




小火にご用心


 アスクルの倉庫の火災は、ようやく鎮火したらしい。文具・事務用品が入っていたとしたら、さぞかし燃え安かったんだろうと思う。
 昨年末の糸魚川大火以来、全国的にも、県内でも、火災のニュースが目立つような気がする。冬場で、暖房器具を使うことが多いだろうし、空気が乾燥しているということを考慮にいれたにしても、ここのところの火災の多さは異様な感じもする。
 今日、弘前地区消防事務組合の定例議会が開催された。冒頭の管理者(弘前市長)の挨拶の中では、当管内の火災の件数は、前年より減っているという報告があった。まずは、同慶のいたりである。 
 さらに、議案の審査の過程で、国が定めた消防力基準に対する充足率のことも示された。
 それによると、弘前地区組合は、車両に関しては、全ての種類で100%にしているとのことだ。また、人員については、99.4%。全国平均が75%程度で、青森県平均が79%くらい。青森地区が88%台で、八戸地区が71%台などという数字と比べれば、弘前の充足率はほぼ100%と評価してもいいだろう。
 勿論、それで慢心するわけではないが、現在のところ、弘前は、「災害に強いまち、安全なまち」と言うことが出来るのではないか。また、人口あたりの医師数も全国平均を上回っていると聞いた。ということは「安心のまち」でもある。
 今、全国各地の地方都市で、将来の急激な人口減少を見据えた移住促進対策が実施されている。弘前でもそうだ。その時に、「火事が少なく、防火体制がしっかりしている」ということは、大きなPRポイントになるんだろうと、強く感じた次第である。
 その他にも今日は、事務組合を構成する、各市町村からの負担金割合の改正についても説明を受けた。長年の懸案であった。特に、財政規模の小さい町村部の議員から、積極的に意見が出されていた。
 ただ、いみじくも消防本部の総務課長が言っていたように、割合という話となると、Win-Winの関係とはなり得ない。総額を減じない限り、どこかが下がれば、どこかが上がる。
 かといって、地区住民の安全を守る予算だ。安易に総額を減らすことは、断じてしてはならない。ただただ、自分の町村の主張だけを訴えていても、何も産まれない。8市町村という、とてつもなく広域な地域全体の、安全・安心を念頭に置いた議論でなければならないだろうと思う。
 と、そこまでは良かった。夕刻からは、消防本部幹部と、事務組合議員との懇親会が行われた。話題が、僕の高校時代のプロレスにまで及んだ。昨年浅草で会った、弘前出身の芸妓さんのことも出てきた。世の中は狭い。
 やばい。このままいると、僕の私生活が、全て露わになる。と思いながらも、結局、議員ではただ一人、最後のお開きまで、あずましく飲み続けてしまった。
 まぁ、いい。消防だけに、過去の過ちは、全て水に流してくれるだろう。スキャンダルの火種も消してもらえれば有り難い。
 ん? スキャンダルって・・・? 
 一生で一度くらいは、絶世の美女とのスキャンダルとやらを経験してみたいものだ。小火で済めばいいけど・・・。(8885)

夜の営業部


 最近のスポーツ新聞の格闘技欄では、相撲の稀勢の里の動向は、毎日、報じられている。一方で、プロレスのことが紙面を飾ることは少ない。入ってくるのは、往年のレスラーの訃報ばかりだ。
 ここ数日間でも、ジョージ・スティールと、イワン・コロフが亡くなったと、スポーツ新聞の片隅に載っていた。二人とも、ニューヨークのMSGで、ブルーノ・サンマルチノのライバルとして活躍したレスラーである。イワン・コロフに至っては、極めて短期間ではあるが、WWWFの世界チャンピオンになった経歴を持つ。
 プロレスに関しては、一部に根強い偏見もあるようだ、だけど、凝り固まった先入観を取り払ってみれば、これほど楽しめるものもない。
 さて、今日は、つがるプロレスの営業に時間を使った。
 午前中は、プレイガイドを中心に数軒廻った。前年、ご協賛いただいた企業様については、だいたいが継続して支援していただける見通しのようだ。
 夜は、飲食店を廻った。早い話が、オーナーや店長に、協賛をお願いしたのだ。
 実は、この夜の営業活動というのは、これなりに、効果はある。しかし、これが収益に結びついているかというと、甚だ、心許ない面もある。
 思えば、書店経営時代もやっていた。スナックやらパブなどに、一冊300円の週刊誌を届ける度に、座っただけで数千円、という苦い経験は、数知れないくらいしてきた。まぁ、その出費を、会社の経費で落としたことはない。全部、ポケットマネーでやっていたことだ。
 弘前市民劇場の会員拡大だって、随分と夜の営業の効果はあった。酔いすぎて、記憶は薄いのだが、なんとなく泥酔した次の日に、会員が増えていたことが数回ある。
 だけど、出費は伴っていた。その覚えはなくとも(実際無い場合もある)、間違いなく言えるのは、そのために肝臓を犠牲にしてきた。血糖値を上げ続けてきた。
 だから、夜の営業部は、決して採算をとれる部門では無い。さらには、喋るだけ喋ったことを、翌日になって、スカッと忘れてしまっていることだって、決してないわけではない。実際、日常的にある。
 そういう意味では、夜の営業部と称して、真面目に商談をしようとするなんて、むしろ避けるべきことなのかもしれない。
 とはいえ、日頃、疎遠にしている店に顔を出す。あるいは、初めての店の扉を開けてみる、なんてきっかけには、プロレスの営業なんて、もってこいの口実だと思う。
 しばらくは、こういった日程が続くとは思う。今日は行かなかったけど、僕のボトルを置いてある店は、覚悟をして待ってていて欲しい。
 だからと言って、ツケの請求書を差し出されても困る。それだけは、絶対に困る。(8451)

若葉のささやき


 このブログでもお知らせしたように、弘前市議会定例議会は、先週の金曜日に開会した。といっても、今日からの1週間と来週の月曜日は、議案熟考日といって休会となっている。提案された議案を精査したり、自分の一般質問の内容も含め、確認したり調査したりする期間だ。
 今日も、午前中に、岩木庁舎の教育委員会に出向いた。お願いしていた資料ができたとの連絡が入ったからだ。ついでに、と言えば失礼だが、アポ無しだったけれど、教育部長にも会ってきた。
 今度の一般質問では、学校図書館の利用状況等についても採り上げる。そのことについても、少しく情報を交換してきた。
 午後は、吉野町煉瓦倉庫の美術館について、担当課を訪ねた。この件も、一般質問で採り上げる。
 実は、この問題については、通告無しの、ガチンコでやりたいと考えていた。先週、担当職員が通告内容を聞き取りに来た時も、そのことを伝えた。でも、それはやはり好ましくないらしく、今日また、若干ではあるが、内容の詰めに行った次第だ。
 僕の、この美術館構想に対するスタンスは、これまでも、議会でいろいろと発言してきたし、このブログでも再三触れてきた。もし、担当課の方々が、このブログを読んでいてくれていれば、僕の言わんとすることの半分は、仮に通告なしでも、理解してもらえるのではないかと思う。あとの半分は、やはり伏せておこう。
 ここで、改めて、事前通告制度について考えてみよう。僕は、議員になって間もない頃は、この通告制度に、もの凄い違和感を覚えていた。予め質問を通告して、それに対する答弁書を読み上げるだけだったら、まるで台本のあるプロレスではないかとさえ感じた。馬場VSブッチャーを例に出して、このブログでも批判した。
 まぁ、あれから10年。僕も少しは大人になったので、今はそこまでは言わない。
 むしろ、例えば具体的な数字を聞いたり、経緯や今後のスケジュールを質問する上で、個々の年月日を問うたり、あるいは条令や法律の条文に触れるような質問であれば、事前通告は必要だと思う。それが無ければ、理事者の答弁に、余計な時間がかかる場合だって出かねない(事実ある)。
 ただし、施策そのものの目的や、その進め方に対する基本姿勢であれば、事前通告がなくても、答えられるはずだ。いや、答えられなければならない、と僕は思う。そこだけは譲れない。
 本来、議場は、議員と理事者の真剣勝負の場である。与党とか野党とかは、地方議会においては存在し得ない。議員は、常に市民の代表として、理事者側と、真っ向から対峙するべきだと(何でも反対という意味ではない)考えている。
 と、初心に還って、3月2日は、若葉マークをつけて登壇しようかな。(7348)

 追伸、今日のタイトルは、天地真理のヒット曲から拝借した。天地真理の歌、僕の好きなベスと3は、下記の通り。「若葉のささやき」は、入っていない。
 ①水色の恋
 ②恋する夏の日
 ③思い出のセレナーデ

 僕らは、もろに、天地真理・小柳ルミ子・南沙織の、いわゆる三人娘時代とかぶっている。高校時代の同級生で、熱烈な天地真理ファンだったことから、”真理ちゃん”とあだ名されていた友人がいたけど、彼は今どうしているのだろう? それよりも、当の天地真理本人は、今どうしているのだろう?

無邪気な大人たち


 和徳学区青少年育成委員会主催の、雪上運動会のお手伝いをした。寒くもなく暑くもなく、適度に日も差して、野外で遊ぶのには、ちょうどいい天候であった。
 どんな形であれ、参加したの初めてである。というか、恥ずかしながら、30年以上学区内に住んでいながら、 このような催しがあることも、今年初めて知った。
 何せ、身体を動かすということからは、本能的に身を遠ざけてきた僕だ。それが何故、今年から手伝うようになったのか・・・?
 きっかけは、昨年末の、前町会長のご逝去にある。副会長を一人しか置いていなかったので、取りあえず僕が職務を代行することになった。
 そうなってみて初めてわかったのだが、町会長は、地区の青少年育成委員も兼任されていた。そこで、1月に開催された新年会も兼ねた会議に出席した。その時の議題の一つが、この「雪上運動会」だったのだ。
 10数名の集まりだったのだが、初参加の僕を、皆さん、まるで旧知の仲間のように、暖かく迎えてくれた。それにまた、年間を通じて、いろいろな事業に積極的に取り組んでおられる、その熱意にも絆された。
 そんな雰囲気の中で、雪上運動会運営の人手が足りないなんて話を聞くと、お調子者の僕としては、つい、名乗りをあげないわけにはいかなかった。と、こんな次第だ。
 でも、今日は、行ってよかった。楽しかった。
 プログラムは、むかでジャンケン、せんべい食い競争、ジュースフラッグ、5本綱引き等。 初めて見る僕には、どれも面白かった。
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   特に、5本綱引きというのは奥が深い。10人くらいずつ2チームに分かれ、5本の綱を引きあう。5本中3本を自陣営に引っ張り込んだ方が勝ちだ。どの綱を狙うのかは、まったく自在だ。2人ずつ5本の綱にかかってもいいし、5人ずつ、まずは2本の綱を引っ張るのもいい。1本取ったら(取られても)、手薄な綱に助っ人にかけつけることも肝心だ。つまり、戦略と戦術、咄嗟の判断力とチームプレーが必要とされるゲームだ。
 勿論、子どもたちのことだ。そんな七面倒くさいことは考えず、無邪気に必死に、綱引きを楽しんでいた。その姿が清々しい。
 最後に、保護者や学校の先生も参加して、大人対子供の5本綱引きもおこなった。当然、子どもの数の方が大人より圧倒的に多いのだが、大人チームの全勝だった。だって、教頭先生はじめ、皆、真剣そのものなんだもの。
 いやぁ、大人も、子どもに負けずに無邪気なものだ。それもまた清々しい。
  えっ、僕? だから、さっきも書いたように、身体を動かすことからは、極力逃げるようにしているのだ。でも、参加しなくても、充分に満喫した。僕も、根っから、無邪気なのだ。(4613)
 
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