今泉昌一の 私事時事

弘前市議会議員 今泉昌一の  私的なはなし、市的(?)なはなし

本屋サミット 今日のレンガ倉庫美術館のイベントから


 10月27日のこのブログで紹介していた、弘前レンガ倉庫美術館のトークイベントに出演してきた。題して「本屋サミット2022」。
 しかしまぁ、何と皮肉なタイトルなんだろう。”サミット”とは頂上という意味だ。確かにほんの一時期僕は、青森県書店商業組合の理事長を務めさせていただいたり、書店未来研究会など全国の書店組織でも役員をさせていただいていた。が2000年の倒産で、その頂上から転がり落ちた人間である。そんな僕がサミットで話すことなんて・・・。
 と、グチグチ言ってはいても、内心は違う。「ゴホンと言えば龍角散」ではないが「ご本と言えば今泉」と思い出してくれる人がいることを、ちょっぴり、いやもの凄く嬉しく思っている。だから、今日のようなイベントから声がかかれば、ホイホイと喜んで出掛けて行く。
 サミットトークは、僕のところにも取材に来たKa君の卒業論文をベースに始まった。早速僕にマイクが振られ、弘前の本屋の歴史について聞かれた。しかしまぁ、歴史と言っても、僕はまだ67歳なのである。今泉本店が創業したのが明治25年(1892年)なのだから、そこを弘前における本屋の歴史の始まりとしても、もう130年が経っている。僕はそのうちの半分しか知らない。正確には、仕事に就いたのが1981年だから、三分の一と言うべきか・・・。
 だから、歴史なんて真面目な話はできない。もっぱら、かつて存在した本屋の思い出話に終始した。同年代の(に近い?)人も聞きにきてくれていた。ブックス花邑の話には、懐かしそうに頷いているように見えた。
 紀伊國屋書店が弘前に出店してくる時の、いわゆる”ブック戦争”のことも聞かれた。僕が、浦和での書店修業から帰ってきた昭和56年に勃発した話だ。当時としては規格外の面積での進出に、弘前の全書店が「死活問題だ」と言って反対した。一斉ストライキと称して、全ての書店が店を休んで、総決起大会を開いたりもした。これもまた、今となってはほろ苦い思い出話だ。
 後半は、これからの書店についての話題だ。こうなるともう、僕の出番は少なくなる。もっぱら、僕の大好きな「まわりみち文庫」店主のNa君や、若いKa君が熱い思いを語っていた。
 最後にフロアから、アマゾンや電子書籍にリアル書店が対抗するには? という質問があった。スピーカーを務めたNa君、Ka君、そして僕の3人とも、答えは一緒だった。目的買いならネットでもいい。でも本屋は、本に出会うための場所でもある。何のきなしに棚を眺めているうちに、思いがけない本に巡り会える。そんな魅力を一層磨いて発信していくことが、これからの本屋に求められることではないかと。
 聞いている人はどうだったかわからないが、僕は喋っていて、とても面白かった。他にもこういう機会があれば、是非呼んでもらいたい。やっぱり僕は、根っからの”本屋”なんだろうなぁ。(6404)
 

議会傍聴への誘い  今日の本会議から


 歳とともに、時の流れが速くなっていくような気がする。もう11月も後半、今年最後の定例議会が開会した。
 いつも書いているように、初日は、議案の説明や会期の決定が主な議事日程だ。たまに、急を要する補正予算案等が審議にかけられることもあるが、今日はそんなこともなかった。
 登壇本会議修了後は、一般質問の登壇順を決める抽選が行われる。僕の出番は、12月9日(金)午前11時に決まった。他の議員の順番も掲載するので、ご都合がつくようなら、是非傍聴にお越しいただきたい。腹を抱えて笑うような面白さではないが、議員一人一人の個性に触れて、味わい深いシーンを目撃できるかもしれない。(ホンとかな?)
 それが終わると、通告した一般質問に対しての、理事者側の聞き取りが待ち構えている。議員控室の前の廊下は、職員で溢れかえる。
 僕の今回の一般質問は、①市民会館の指定管理について、②地域交通政策について ③文化財の保存について ④絵画・工芸品等の寄贈についての4項目だ。特に、①と②が中心となる。
 ①のことは、11月18日のブログにも書いたとおりである。前回否決した指定管理者案と、そっくり同じ事業者グループが提案された。可決するにせよ否決するにせよ、何の質問も無しにスルーさせることは、議会としてできないのではないかと考えた。
 ②は弘南鉄道大鰐線と弘南バスのことである。地域住民の足として、これまで行政でも支えてきたが、この先どうするのか? その基本姿勢を質そうと思っている。
 ただし、①については、初日に石山議員が、②についても同じく初日に野村議員が、質問項目としてあげている。ついでに書けば、③に関しても、初日の鶴ヶ谷議員と一部重複する。三人の質問とそれに対する答弁次第では、臨機応変に対応せざるを得ない。同じ答弁原稿を読み上げられてもつまらないからだ。だから、今日の聞き取りは無駄になるかもしれないよと、控室を訪れた職員には匂わせておいた。
 とにかく心掛けたいのは、予定調和の枠の中に、すっぽりと嵌らないことだ。せっかく傍聴に来て下さった人を退屈させるようでは、議員失格だ。
 夜は、恒例の議会報告会を行ってついさっき帰ってきた。第4回定例会の始まった日に、第3回定例会の報告をしているのだから、ネタの鮮度は随分と落ちる。次回は、もっと早い時期に開催しよう。
 そうこうしているうちに、あっと言う間に次の選挙がやってくる。歳とともに時の流れは速くなる。(6821)

理由(わけ)


 市議会の一般質問に登壇する時よりも、議会報告会で大勢の前でマイクを握るときよりも、遙かに緊張する瞬間がある。糖尿の定期検診、主治医の診療室の扉をくぐる時だ。毎回、足を踏み入れたとたん、奈落の底に落ちていきそうな錯覚に襲われる。 
 今日も、ついサボりたくなる気持を抑えて、足取り重く、大学病院に行ってきた。
 でも、今回はちょっぴり自信があった。数日おきにだが、自宅で測っている血糖値が、ここのところ低めで安定していた。少なくとも、先月と比べれば、暴飲暴食の回数は減っていた・・・と自負している。
 がしかし、これまでも自信が裏目に出た経験は数知れない。そこで、いつもの通り、悪かった時のための言い訳を考えていった。Wカップのせいにしようという作戦である。
 以前にも書いたが、僕の体質は大きく様変わりしている。極度の睡眠障害が改善されてきているのだ。最近は、ブログを書き終えるころには眠気に襲われ、布団に入るとすぐに眠られるようになった。
 昨夜も10時前には眠くなった。サッカーは気になったがとても起きていられそうにない。正直言って、どうせ負けるだろうと高をくくって、布団にもぐりこんだ。案の定、本を読む間もなく眠りに落ちた。
 ところが、夜中の零時過ぎである。枕元に置いたスマホが短く振動した。ラインの受信音だ。それも2回3回4回と立て続けに・・・。
 こんな時刻にラインを送ってくるなんて、家族や親せきに何か良からぬことでも起きたのではないか。ふつうはそう考えるだろう。
 そうしたら「日本がドイツに勝った」の速報が、スタンプ欲しさに登録している各種新聞のラインニュースが送られてきていた。一気に眠気は吹き飛んでしまった。
 「だから今日は体調が悪いんです」という言い訳を考えた。しかしまぁ、毎月測定しているHba1cは、一日二日の血糖値ではない。1~2ケ月の平均値が出るのだそうだから、かなり筋違いの理屈だということはわかっていたけど、他に思いつかなかったのだ。
 結果は、そんな屁理屈はこねなくても済んだ。数値は大幅に(?)改善されていた。
 「えっ、0.6ポイントも下がってるんですか⁉ すごいですね!」
 僕は自慢げに言った。少しは褒めて貰えるかと期待した。
 「でも、まだまだ相当高いですからね」
 医師からは、たった一言冷たい言葉が返ってきた。
 来月以降も、緊張と恐怖の定期検診は続く。さて、次の言い訳は何にしようか。(4234)

 追伸
 ”理由”と書いて”わけ”と読ませるのは、中条きよのヒット曲からパクった。
 その中条きよし氏、先日、国会で自分のCDとディナーショーのPRをしたと報道されていた。こういう輩を公認する政党、当選させてしまう今の選挙制度に、首を傾げざるを得ない。まぁ、「はんこ押すだけ」の元法務大臣よりはいくらかましなのかもしれないが・・・。
  

ヤングマン


 青森県明るい選挙推進協議会主催の「ヤングフォーラム2022」が行われた。場所は柴田学園大学。同じ会派を組むTo議員と一緒に見学をさせていただいてきた。
 これは、若者の投票率の向上を目指して開催されている催しで、3年前弘前大学で行われた際にも僕は行っている。自分の孫と言ってもいいくらいの年代の学生たちが、真剣に話し合っている様子を見ると、何となく若返ったような気分にもなる。
 今日のテーマは、「どうすれば若者が政治に関心を持つのか」。柴田学園大学の小野准教授の進行で、グループワークが行われた。
 なるほどと感心したのは、最初のグループ分けだ。自分の政治に対する関心度合いを10点満点で自己診断し、6点以上の人がA、4~5点の人がB、3点以下の人がCのテーブルに座るという方法だ。
 すると、Aグループは5人、Bグループは7人、Cグループは9人となった。これが、Cばっかりになったらどうしようとハラハラしてみていたが、AとBで過半数だったので少しは安心した。もっとも、祝日に今日のような催しに参加するくらいだから、Cの人だって、満更関心が無いわけでもなさそうだ。もっと多くの学生にアトランダムに聞けば、また違った結果がでていたかもしれない。
 テーブルをチェンジしながら、次のことをグループ毎に話し合った。
 ①「政治に関心を持たない人に感心を持ってもらうように説得するにはどうするか」「政治に関心を持たない人から、何故持たなきゃ駄目なの? と聞かれた時にどう返答するか」
 ②「どうすれば若者が政治に関心をもつようになるのか。そのためには誰がどんなことをすればいいのか」
 一つ一つを書き記すのは省略する。どれも面白かった。特に印象に残ったのは②の発表だ。政治をわかりやすく学べるゲームを創るとか、アニメや動画で公約を発表するというのもあった。政治家のトレーディングカードを作って、政策や人物を紹介すると言う意見もあった。
 全てのテーブルで共通してでてきたことは、、SNSを使った情報発信が必要だといことだ。政治家本人だけでなく、若者に人気のタレントや、影響力のある人(インフルエンサーと言うらしい。僕は最初、インフルエンザに罹った人のことかと思った)にやってもらいたいというグループもあった。  
 だけど、トレカやYouTubeとなると、若くて見栄えのする人に負けそうだ。一緒に行ったTo議員に人気が集中するかもしれない。
 それはともかく、とても勉強になった。大いに刺激をいただいた。有意義な3時間だったと思う。
 が、一つだけ。「ヤングフォーラム」というタイトルだ。僕らが若い頃は、「セイ・ヤング」だとか「レッツゴーヤング」だとか「ヤングオーオー」だとか、”ヤング”と名がつく番組が巷には溢れていた。が、最近はあまり見かけない。よく使われているのは「ヤングケアラー」という社会問題くらいのような気もする。
 そんなこともあってか、”ヤング”という言葉から”弾けるような若さ”を感じないのは、僕がヤングではなくなってしまったからだろうか・・・。(8868)

新参者の弁え  今日の津軽広域連合議会より


 津軽広域連合のことや、僕がそこの議員になった経緯等は、10月12日のブログで紹介した。今日はその定例議会が開催された。
 案件は、令和3年度一般会計歳入歳出決算書の認定と、事務組合職員の育児休業に関する条例改正あんの2件だ。他に、広域連合選挙管理委員及び補充員の選挙も行われた。
 決算認定というものは、本来、予算と一体のもののはずである。承認された予算が適切に執行されているかどうかを精査し、その結果としての決算書を承認する。そういう手順だろうと、ごく普通に考えている。
 ところが、10月のブログにも書いたように、僕が広域連合議員になったのは、今年の6月のことである。降って湧いたような異動であった。だから、今日の議題である令和3年度の予算審査には全くタッチしていない。
 それなのに、新参者の僕が、表面的な数字だけを見て色々と口をはさむようなことをするのも憚られ、今日は無言を貫いた。振り返れば、15年前の当選後最初の、弘前市の決算委員会でも、同じような態度をとっていたように思う。けっこう僕は、遠慮がちなタイプなのだ。
 それに第一、今日の決算は、数字だけ拾っても、非の打ちどころが無い。予算現額に対して、歳入で下回ったものはなく、収入率は約105%だ。逆に歳出の執行率は約90%と、5000万円を超える実質収支の黒字を計上している。
 執行されなかった額(不要額)の多くも、新陳代謝による人件費の減や、集合して行っていた審査会や会議を、書面決議にしたための諸経費の削減によるものとのことだ。むしろ、推奨すべき方向に向かっているともいえる。
 ただ、決算内容ではない部分で気になったことが一つ。審査の時期についてだ。今頃でいいのか?
 さっきも言ったように、予算と決算は切り離せるものではない。予算に対する決算だし、前年の決算結果を反映しての次年度予算であるべきだ。とすれば、11月に決算を審議して、そこで議員からの意見を聞いて、果たして来年度の予算編成に間に合うのだろうか? という極めて建前上の疑問が生じる。
 まぁ、長い間の慣例なのかもしれないし、事務手続きでの制限があるのかもしれない。次年度以降、もし僕が新参者でなくなったら、問い質していければと思う。
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