今泉昌一の 私事時事

弘前市議会議員 今泉昌一の  私的なはなし、市的(?)なはなし

似非文化人の暴走 


 先日のブログで、「図書館のことは、僕の専売特許だ」などと、随分と思い上がったことを書いてしまった。勿論、本心からでは無い。ただ、以前、本の業界にいたし、けっこう各地の図書館も視察に行っているので、他の人よりは、多少詳しいのかな、といった程度だ。
 同様の言い方をすれば、文化行政についても、僕の十八番(おはこ)と言えないこともない。 これとても、僕自身は完璧な似非文化人だし、非創造人間だ。でも、一方で、正真正銘(?)の文化人の方々ともお付き合いをさせていただいているし、そういう皆さんが所属している団体へも、あちこち首を突っ込んでいる。ただそれだけのことだ。
 なのに今日は、お隣のH市のN市長を、文化イベントの件で訪問した。我ながら、分不相応なことをしたと赤面している。
 H市には、収容人員740名という、立派なホールがある。僕も、講演会や式典等への出席で、何度か訪れたことがある。使い勝手のよさそうな、落ち着いたいい空間だ。
 1年かけて大がかりな改修を行なった。いよいよ来年の1月14日には、リニューアルオープンを迎える。
 市長は、中途半端な規模だとおっしゃった。そうだろうか。おそらく謙遜だとは思う。むしろ弘前市民にとっては、望ましい規模のようにも思える。
 現在弘前市には、1200名規模の弘前市民会館と、500名規模の弘前文化センターがある。昨今のいくつかのイベントに参加してみると、市民会館をフルハウスにするのはなかなか珍しい。文化センターだと、ちょっと手狭かなぁ、というものもたくさんある。1200名と500名の中間規模にあたるホール、ちょうどH市文化センタークラスのホールがあればいいなぁ、と思うこともけっこうある。
 市長はすぐに、文化センターを所管する課を紹介してくれた。その足で訪問した。お陰で、いろいろと情報を交換することができた。
 弘前市とH市は、車で20分ほどの近距離にある。当然、イベントによっては、ホールに足を運ぶ人も重複する。だから、連絡を密にして、協力するところはお互いに協力しましょうという話をさせていただいた。
 夜は夜で、弘前市民会館と弘前文化センターの双方を指定管理している会社の専務と会ってきた。管理・運営の現状についても、少しだけれど、お話しを聴かせていただいた。
 市民が、様々な舞台芸術・芸能に触れる場として、公立のホールの運営は、とても大切な仕事だと思う。経済も福祉も健康も重要な行政の役割だが、文化=心の豊かさを育むことも、同じくらい大切な行政の使命だと思う。
 その点では、今、心配しているのは、やはりお隣のK市である。ここにも立派なホールを持つ会館があったのだが、老朽化のため閉鎖してから、もう随分と時が経つ。文化の拠点を喪失したままでは、市民がかわいそうだなんて書くのは、僕の思い上がりなんだろうか。
 現実には、K市に限らず、今までも、いくつかの地方都市の文化ホールを視察に行ったのだが、どこも、限られた予算の中で、施設の維持や、企画・運営に、あれこれ苦労をされているのを目の当たりにしてきた。文化は収益を産まない。だからどうしても政策の優先順位が下がる。そんな声を聞かされてきた。
 何度かこのブログでも紹介してきた一般社団法人弘前芸術鑑賞会では、そういった中であっても、良質な舞台芸術の振興のため、何かお手伝いできればと考えている。決して守銭奴なんかではない。
 あっ! また、昨日のブログに逆戻りした。我ながらしつこいような気もするが、でも、それくらい僕は、腹に据えかねているのである。(6815)
 

僕は守銭奴?


    8月に上演した「卍の城物語」のDVDが完成した。今日はその上映会が行われた。僕も、主催の一人として、このイベントを手伝った。IMG_5792
    と言っても、僕は相変わらず物販担当。出来上がったばかりのDVDと、これまた増刷が出来上がった原作本を販売した。
    僕の隣では、以前にこのブログでも紹介した「卍の城物語」というお酒も販売していた。勿論これは僕らが売るわけにはいかない。お酒の販売には免許がいる。きょうは、酒造会社の人が販売にかけつけてくれた。
   このように、弘前のお城の成り立ちの物語が、いろいろな形となって拡がっていくことは嬉しい限りだ。もっともっと多種多様な場面で、「弘前城=卍の城」を定着させていきたい。そのために仕掛けていきたい。
    残念なことに、そういう活動を、営利目的と誤解している人が、中にはいるらしい。僕らは、故郷の歴史を学ぶ地域運動だと考えているし、それを対外的に発信することで、やがて、弘前のイメージアップ、シティプロモーションにつなげたいという理想を持っている。
   ただ、そういった企画を継続的に進めていくためには、出費もある。劇を一つ創るにも、それを上演するにも、さらにそれをDVD化するにも、只ではできない。「只ではできない」とは、随分と謙虚な書き方をした。相応の費用がかかる。だから有料にせざるを得ない。その辺りのことは、多少なりとも事業なり社会活動に主体的に取り組んだ経験がある人間ならば、ご理解頂けるはずだ。
   誤解をしていた一人には、それをわかっていただいたようだ。許せないのは、当事者でもないのに、他の人からの伝聞だけで、何も確認することもなく、主催者を「守銭奴呼ばわり」した人間だ。僕もその「守銭奴」の中の一人ということになる。
   冗談じゃない。「守銭奴」だったら、こんなに毎日飲みに出歩かない。毎日、家でチビチビと飲んでいる。いつも財布を空にしていない。会社を倒産させることもなかった・・・かな?
   とにかく、なんであっても、事を為すには、費用がかかる。それは形はどうであれ補わなければならない。無料は善、有料は悪という考え方には、与することはできない。  補う形の善悪はあるにしても。
   ところで、世の中には有料のブログというものはあるのだろうか?  僕のこのブログも有料に・・・。
 いやいや、このブログは有料には値しない。書いている本人が言うのだから間違いない。毎晩、酔ってから書いているのだし、たまにはこんな愚痴にもお付き合いいただくのだから。(4891)
   

立つか立たぬか立てないか  今日の予算委員会から


 大変な事態に陥っている。身体が思うように動かない。日常生活にも支障を来している。
 先週の金曜日の夜、凍結した道路で滑って転んだ。両手に大きな手提げ袋を持っていたので、受け身を取ることも出来ず、後頭部と背中を、凍ったアスファルトに強打した。眼鏡も吹っ飛んだ。
 場所柄(場所は内緒だよ)、若いグループがたくさん出歩いていた。皆、心配そうに覗き込んでくれた。 と、中の一人が言った。「おっちゃん、大丈夫か?」・・・。
 産まれて初めて「おっちゃん」呼ばわりされた恥ずかしさと情けなさに、僕はすぐに、痛みを忘れて立ち上がった。
 頭の方は、何ともなかった(はずだ)。今のところ、目眩もしないし、自分の名前も憶えている。
 だけど、背中から左肋骨にかけては日に日に痛みが増している。今でも、ちょっと身体を動かすと激痛が走る。立つにも、座るにも、横たわるにも、起き上がるにも、振り返るにも、難儀をしている。
 何より困っているのは、今、議会の開会中だということだ。昨日は経済文教常任委員会、今日は予算決算常任委員会に出席した。
 何が大変かというと、弘前市議会の場合、本会議も委員会も、賛否が分かれた場合、採決は起立にて行なう。「賛成の諸君の起立を求めます」という議長(委員長)の声に合わせて、賛成の人は立つし、反対の場合は座ったままでいる。
 だけど、今の僕は、容易にそれができない。身体の向きを整えて、テーブルか何かに手を置いて、背筋や腹筋を使わず、腕と足の力でだけ立ち上がっているざまだ。
 実際に、昨日の経済文教常任委員会では、立つまでに随分と時間がかかってしまった。採決に間に合わず、賛成なのに反対と思われては困る。今日も、それを心配していた。
 ところが、今日の予算委員会では、賛否が分かれる場面がなく、一度も起立による表決を求められなかった。一人だけ、以前このブログでも紹介した、「歴史的風致形成建造物整備事業」に拘る補正予算に異論を唱えた議員がいたが、採決の際には退席していて「異議あり」の声は聞かれなかった。その件も含む一般会計補正予算案も、特別会計や企業会計の補正予算案も、全議案、原案通り可決された。
 それでも、議場の椅子はまだいい。固いし高さもある。議席のテーブルに手をつけば立ち上がることができる。
 昨日、教育委員会を訪ねた時には参った。教育部長室の応接用長椅子(ソファー)に腰を下ろしたはいいが、あまりにも柔らかすぎた上に、手を添えるものがない。教育部長教育推進監のお二人に両脇を抱きかかえてもらって、ようやく立ち上がることができた。すっかり施設に入居している高齢者の気分だ。
 まるで、自分の20年後を見ているようだった。いや、15年後、それとも10年後? そうならないよう、気をつけなくっちゃ。(4732)
 

高岡の森   今日の常任委員会から


 弘前市議会経済文教常任委員会が開催された。9月議会では、付託された議案が0だったが、今議会では、請願審査も含めて11もあった。今日開かれた4つの常任委員会の中では最多だ。おかげで、通常は午前中に終わるものが、昼食を挟んで午後2時までかかった。
 特に、紛糾する議案があったわけではない。僕個人としては、一番のメインは、金曜日のブログでもお知らせしたように、「高岡の森弘前藩歴史館」の設置条例だった。
 条例自体は、ほとんど博物館条例をなぞったようなもので、 取り立てて問題はない。中で、観覧料も設定された。1回の観覧は、小中学生は100円、高校生・大学生は150円、大人は300円となる。団体料金(20人以上)は別途定められている。又、弘前市立博物館との共通チケットも発行される。
 問題は、所蔵・展示される諸資料の中の寄託される部分のことだ。総資料数約5100点のうち、3290点が市に寄贈されることになったが、残りの約1800点は寄託とのことだ。しかし、寄託された資料の、保管義務や、目的物返還義務の内容については、未定のようだ。
 寄贈と寄託では、一時違いであるが、その差は天と地ほどある。基本的には所有権がどちらにあるかということだが、それに伴い、目的物の取り扱いについて、権利・義務について様々な差が生じる。きちんと取り決めておかないと、あとから困った問題も起こりかねない。
 僕は、6月議会一般質問でも、このことを指摘し、早急に解決するよう提言した。今日の委員会でも、T委員が、修理修繕の義務と費用について質問したが、これから話を進めるような答弁だった。
 おそらく、担当部署がしっかりと落ち度無く進めていることだろうとは思うが、この段階で未定となれば、一抹の不安も覚えざるを得ない。一刻も早い所有者との円満な話し合いを望みたい。
 他にも、図録の作成や、デジタルアーカイブ化のことも質問(要望)した。地域の貴重な歴史資料を後世に伝えるためにも、この2つは是非実施していただきたいものと思う。
 きょうは、設置条例が議題だった。展示内容や方法、企画展や特別企画展のこと、誘客の方法等については、あまり突っ込んだ質問はなかった。また3月議会の一般質問でも採りあげてみようと思う。とにかく、来年の4月1日のオープンが待ち遠しい。(2280)
 
 

〇〇力減退


 まだ弘前市議会の開会中である。明日は常任委員会、明後日は予算委員会、そして15日が本会議と続く。最終日には、議員全員協議会もある。
 とはいえ、土曜日と日曜日はお休み。今日は、いつものように、午後を弘前読書人倶楽部で過ごした。
 ぽつりぽつりとお客様が訪ねて来られる。その合間を見て、頼まれた原稿を書いたり、資料に目を通す。そうそう今日は、読書人12月例会の案内文も作成した。
 弘前読書人倶楽部は、毎月1回、例会と称して、ブックトークを開催している。会員の(時には会員以外の特別ゲストを迎えて)本に関する話を聞いて、その後会食をしながら懇親を深めようというものだ。
 ただ、毎年、12月だけはパターンを変えている。講師の話を聞くのではなく、参加者全員が、一人3分くらいずつ、「私の今年の一冊」を紹介しあう形だ。小説や随筆は勿論、自著あり、絵本あり、雑誌あり、漫画ありと、実にバラエティーに富んでいて、これが好評のようで、たくさんのご参加をいただいている。
 「今年も、12月24日(日)、午後4時から行ないます。皆さん、一冊ずつ、紹介する本を持ってきてくださいね」という案内文をパソコンで打った。打ちあがったところで、はたと気が付いた。しまった・・・。
 12月24日は、クリスマスイブだ・・・なんていうことではない。今更、プレゼントを上げる人もいなければ、貰うこともない。ケッ、恋人同士で過ごすだなんて、一体どこの世界の話だ! こんな気持ちは僕だけではないだろう。会員の多くもそう感じているに違いな・・・、失礼! 
 まぁ、クリスマスイブだろうと、バレンタインデーだろうと、読書人倶楽部に来る人は来る。来ない人は来ない。だから、”しまった”と思ったのは、日付の問題ではない。
 要は、僕の問題である。取り立てて紹介する本が無いのだ。この一年、ほとんど、まともな読書をしてこなかった。
 先月の佐藤先生のブックトークの資料によると、新明解国語辞典第7版には、読書とは、「(研究調査や受験勉強の時と違って)一時現実の世界を離れ、精神を未知の世界に遊ばせたり、人生観を確固不動のものたらしめたりするために、(時間の束縛を受けることなく)本を読むこと。(寝ころがって漫画本を見たり、電車の中で週刊誌を読んだりすることは、本来の読書には含まれない)」と解説されているそうだ。だったら今年は、一冊も読書をしていないようにも思う。
 先日も、図書館に、しばらく借りっぱなしになっていた本を返却しに行った。ついでに書架を眺めて歩いた。
 いつもなら必ず面白そうな本と出会う。一冊返すと、またすぐ数冊借りてきたものだ。
 ところがその日は、気をひかれた本はあるにはあったが、「どうせ読む時間が無いだろうな」「どうせ読まさらないだろうな」という諦めの気持ちが先に立って、何も借りることなく帰ってきた。
 議会の最中だということを抜きにしても、明らかに、読書力・読書欲とも減退しているのが自分でもわかる。これは、記憶力だとか、発想力だとか、あるいは食欲だとか知識欲だとか以上に、僕にとって、アイデンティティーの崩壊につながりかねない重大事なのではないかと危惧している。(4513)

 追伸
 という状態で、ほとんど本を読んでいない僕でも参加するので、皆様も、漫画でもアイドルの写真集でもいいので、今年お薦めの一冊を持って、是非ご参加下さいね。
 12月24日 午後4時~
 弘前読書人倶楽部
 懇親会費2000円(会員外は3000円)
 お待ちしております。

 
 
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