今泉昌一の 私事時事

弘前市議会議員 今泉昌一の  私的なはなし、市的(?)なはなし

公務に準ずる・・・


 弘前市議会の、政務活動費調査検討委員会に出席した。本来であれば、会派の代表者が出席すべき会議なのだが、我が会派(無所属クラブ)は、昨年のこの委員会の発足以来、僕が、Ku議員に代わって出席する機会が多い。今日だって、その前に行われていた議会運営委員会と会派代表者会議にはKu議員が出席していたのに、この会議から僕にバトンタッチされた。
 今日の議題は、キャンセル料についてであった。視察や研修などに出る予定で、交通費や参加料を支払ったあとに事情が発生して、出られなくなった場合のキャンセル料を、政務活動費の中から支払っていいのかどうかという問題だ。
 もともと、弘前市議会では、天災による場合、本人の病気や怪我による場合、そして2親等以内の親族の死亡や看護または介護の場合、の三つの事例のみに、キャンセル料の支払いを認めていた。妥当な線である。
 そこに新たな問題が発生した。公務が重なった場合はどうするかということである。つまり、視察計画を立てて代金を支払ったあとに、議員としての公務、例えば臨時議会や全員協議会の招集があったなんて場合だ。これまた、当然と言えば当然のようにも思える。そこで、今日の会議で、公務または公務に準ずる場合、という1項目が追加された。併せて、公務とは何か、公務に準ずるとは何かという定義についても議論が行われた。
 それによると、公務とは、本会議、常任委員会、議会運営委員会、特別委員会、議員全員協議会などの議会活動にかかわるもの、なのだそうだ。うん、これは至極当然だ。
 難しいのは、”公務に準ずる”の定義だ。今日の資料には、議会選出及び議会推薦各委員会の他、国務大臣、県知事及び市長等から任命を受けて就任している委員等の活動など、職務の内容が公益性及び公共性を有しているもの・・・、と書かれていた。具体的に言えば、僕が今議会選出で就任している消防事務組合議員とか、市長任命で議会が承認して就任する農業委員会委員等のことなのだそうだ。
 これにしたって、異論があるわけではない。このように、はっきりと定義が文章で明示されることが重要だと、以前から考えていたのだ。欲を言えば、そういったポストはそれほど多くはないのだろうから、具体的に例示すれば、なお明確になったのではないかと思った。
 それともう一つ疑問が残った。例えば、先般も経済文教常任委員長宛で、博物館の特別展開会式の案内が届いた。同じような例は、今月6日のりんご花祭り開会式でもあった。昨年の小学校の閉校式にも、僕は常任委員長としてお招きいただいて出席した。
 これらは、当然に公務だと思い出席しているのだが、上の定義では、公務にも、公務に準ずるものにも当てはまらないような気もする。だって、議会の会議ではないし、市長等から任命されて就任している委員でもないのだ。その点が、ちょっとだけ気になった。(無理に解釈しようとすれば解釈できなくもないかもしれない・・・)
 まぁ、いずれにせよ、僕は、政務活動費を使わないと宣言している。今現在、直接かかわる問題ではない。
 ただ、だからといって、どうでもいいだなんては思っていない。個人として使う使わないにかかわらず、弘前市議会の一員として責任は負う。議会として決めた政務活動費という制度が、市民から信頼されるものとなっていくよう、会議で発言を求められれば、積極的に発言していきたい。

オンブズマン


 今日午後、弘前読書人倶楽部へ立ち寄ったら、僕宛に「社会を変えた情報公開 ドキュメント市民オンブズマン」という本が届けられていた。全国の市民オンブズマンの活動と成果をまとめた1冊だ。


 オンブズマン(オンブズパーソン)は、弘前だと、10年ちょっと前に、当時の市議会の、政務調査費の情報を公開させ、返還請求訴訟をおこした団体として記憶に留めておられる方もいるだろう。最近では、青森県議会議員の海外視察についても追求していると、先日地方紙で読んだような気がする。
 昨年のあの号泣議員の事件でも、N議員への辞職勧告で幕引きをしようとした兵庫県議会に対し、他の議員も含めた徹底した情報公開を求めたのは、オンブズマンであった。このように、議員に対する厳しい監視役といったイメージが強い。
 だけど、この本を読むと、監視の対象は、議会議員だけではない。もともとは行政と金にまつわる不透明な事案を、市民一人一人に代わって質していくということが目的だったらしい。だから、その追求の矛先は、地方自治体、教育委員会、国の省庁と、行政全体に及んでいる。そういえば、以前、弘前で行われた会議にオブザーバー出席した時は、警察の捜査費が俎上に上がっていたような記憶がある。
 この本を届けてくださったのは、弘前オンブズパーソンのTさんらしい。勿論、只でいただくわけではない。この次にお会いしたときには、きちんと代金はお支払いする。なんだかんだ言って、月に一度くらいは顔を合わせる機会はある。
 でも、誤解のないように。僕は、オンブズマンのメンバーではない。立場から言えば、僕も監視される側にいることは、充分に自覚している。その上で、僕は、それなりに彼らの活動や正義感を評価している部分もある。無所属という気楽さで、市議会議員の中では、比較的親しくお付き合いさせていただいている方だと思っている。
 何のことはない。例によって僕は、良く言えば”大らか”、でも普通に言えば”脇が甘い”だけなのだ。悪く言えば、政党色や主義主張にこだわらなさ過ぎるというか、”いい加減”というか、”お調子者”というか・・・。
 要は、居酒屋や小料理屋でよく見かける、「仲良きことは美しき哉」という唐茄子の絵が描かれた色紙。あれが僕の座右の銘の一つなのだ。
 
 
 
 

勉強が愉しかった頃


 僕は、議員に当選させていただく前の数年間、家庭教師で糊口をしのいでいた期間がある。いわゆる「プロ家庭教師」とまではいかない。公文の教室の助手や、ビラ配り・イベント会場の設営・リンゴの収穫等のアルバイトも行ってちょっぴりずつ報酬は得ていたが、その中では家庭教師の収入が一番大きかったということだ。
 相手は、小学生・中学生・高校生。教科は英語・数学・国語・・・。多いときには、月曜日から土曜日まで、毎日どちらかの家に訪問して、生徒の横に座って、勉強をみていた。
 今思えば、汗顔のいたりだ。よくもまぁ、大それたことをしたものだと思う。
 高校受験くらいまでなら、少しは自信はあった。いや、それにしたって、全く根拠のない自信だが・・・。でも、まだ、当時で35年ほど前の記憶は、少しは残っていた。
 ただ、高校生に教えるなどとなると、これはもう、身の丈を越えた所業であった。第一、自分自身、高校時代、青春を謳歌するのに忙しくて、まともに授業を受けたり、ましてや予習・復習などをした記憶が、そもそもないのだ。
 だから、50歳近くになって、参考書や問題集を買ったり、使わなくなった娘の教科書を引っ張り出してきたりして、必死に勉強した。日中、その日に進む予定の教科書や参考書の問題を、全部自分で解いて、夜の授業に備えた。
 間違いなく、60年間の人生で、あの頃が、一番勉強をした。必要に迫られた面も確かに大きかったが、そればかりではない。かつてあれほど苦痛だった数学も、なんだか面白く感じられるようになった。本当だよ。
 もし、もしもである。中学・高校時代に、あれくらい真面目に勉強をしていれば、おそらく、もっと違った人生を送っていたのではないかと思う。いやいや、ただ”思う”だけで、決して後悔しているわけではない。僕は僕なりに、今までの、そして今の人生を、けっこう愉しんでいるのだから。
 その時の教え子のお祖父様が亡くなられて、今日、火葬に参列してきた。彼も勿論、ご遺族の列に並んでいた。高校受験から大学受験までだから、約4年間、一緒に勉強したことになる。帰り際に言葉を交わしたら、無事に薬科大学を卒業し、既に就職して3年目なのだそうだ。今更ながら、月並みだけど、時が経つのは、とてつもなく速いものだと痛感した。
 思えば、収入面で、一番大変だった時に支えていただいた。勉強の面白さにも目覚めさせていただいた(長続きはしなかったけど)。お祖父様とは直接お話をする機会はなかったが、お祖母様やお母様とは、今でも会えば親しくご挨拶をさせていただいている。とてもとても大切なご縁をいただいたご家庭であった。
 合掌。
 
 

日常へ


 長期休暇をとっていた、弘前読書人倶楽部の常駐スタッフのNさんが、今日から復帰した。約1ヶ月振りのことだ。
 その間は、途中で長いゴールデンウィーク休業を挟んだものの、それ以外は、SさんとKoさんに、代わりに店番(?)を勤めていただいていた。とっても助かった。
 何せ、誰かがシャッターを開けていてくれなければ、そして、誰かがそこにいてくれなければ、倶楽部は倶楽部としての機能を果たせない。取り立てて何かを行うということはなくても、そこに倶楽部があって、会員の誰でもが、いつでもふらっと立ち寄ることができるというのが、読書人倶楽部の意義の一つだと思うのだ。
 もし、SさんとKoさんがいてくれなかったら、僕が毎日、正午から18時までいなければならなかったところだ。ところが、実際、それは無理な話だ。いろいろな会議もあったし、市民の付託に応えて、役所に出向かなければならないことも多かった。大概のことは犠牲(?)にしたとしても、最低限、議員としての責務は果たさなければならない。その意味では、お二人には、心から感謝している。
 特に、Sさんには、弘前ペンクラブの総会資料作成で、本当に助けていただいた。何せ、Sさんは、パソコンやスマホに関しては、僕のお師匠さんのような存在だ。おそらく僕が行えば数時間、いや数日間はかかろうかという資料の整理作成を、手際よく、確実にやっていただいた。
 他にも、この期間中、何度も足を運んでいただいた、副代表のKuさん、会計役員のTさん、会員のTさん、会員ではないけど差し入れを持ってきていただいたMさんなどなど、大勢の人に助けられて、1ヶ月を乗り切ることができた。改めて、読書人倶楽部というものは、皆さんの力によって支えられているということを実感した。すべての人に、ただただ感謝するのみだ。
 その読書人倶楽部では、今度の日曜日(29日)、恒例のブックトークを行う。チューターは、エッセイストの片山さん。片山さんは、暮しの手帖社から、何冊もエッセイ集を出版されている。そんな関係で、今放映中の、NHK朝の連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の主人公のモデルとなった、元暮しの手帖社社長、故大橋鎮子さんのことを、お話していただきたいとお願いしている。
 時間は午後4時から。会費は、会員の方は2000円、会員以外の方は3000円だ。毎朝「とと姉ちゃん」を視ていると言う人は、是非お話を聞きにきていただきたい。
 来月は、総会もある。創立5周年という節目の年にあたるので、何か、平年とは変わったことをやりたいとも考えている。
 ともあれ、Nさんが復帰したのは本当に心強い。明日から、弘前読書人倶楽部は、またいつもの日常に戻る。
 

手紙


 家に帰ったら、一通の封書が届いていた。「経済文教常任委員会委員長 今泉昌一宛」と、正式に職名を書いてあったところをみると、日頃から市政や議会に関心をもっておられた人か、あるいは、このブログの読者かもしれない。
 手紙には、「弘前市公立中学校のテスト焼却事件について意見」という標題がついていた。そして、生徒諸君が被害者でると、書き出されていた。
 論旨は、①このテストの業者選定が、随意契約によってなされていることへの疑問。②テストの実施については多額の税金が使われているが、本当に必要なのか。国や県の学力調査だけでも十分ではないか。③税金をかけて実施しているにもかかわらず、その結果や、それをどう授業に活かすのかとかが、市民に公表されていない。
 と、ここで、「市議会議員各位に問いたい」と、矛先が議員に向けられた。「新聞報道されるまで、市費でこのようなテストが行われていたことを知っていたか? また、テストの結果等が、何らかの形で議会報告されたことがあるのか?」と疑問を投げかけてこられた。
 さらに、中学3年生が、高校受験対策で、模擬試験漬けになっている現状も訴えている。この手紙によると、年に8回近くも模擬試験が行われるそうだ。保護者の負担にも触れられていた。
 
 今回の事件については、僕も過日のブログで私見を述べた。また、大勢の方から電話や直接お目にかかった時に、ご意見をいただいている。それだけ、多くの市民にとって、関心の高い重大な案件だということだ、僕も、6月の一般質問では採り上げざるを得ないような気がしている。
 ただ、ここで、今日いただいた手紙について、一つ一つ、感想なり意見を書くことは差し控えようと思う。全般的には、おっしゃりたいこともよく伝わってくるし、文章もしっかりしている。決して、一時の感情で書かれたものではないことはよくわかる。
 しかし、しかしである。「市議会議員各位に問いたい」とあるにもかかわらず、如何せん匿名の手紙なのだ、封筒にも本文にも手がかりとなるようなものすらない。これじゃあ、問われたことにお答えしようにも、答えようがないではないか。
 僕は以前にも、匿名の手紙について、批判めいたことを書いたことがある。意見があるなら、そしてそれが公共の利益に資することであるなら、堂々と名乗って欲しいというのが、僕の本音だ。
 まぁ、実際には、そうもいかない事情もあるのだろう。だけど、僕は、この事件については、是非、今日の手紙を下さった方と直接あって話を伺いたいと思う。もし、このブログの読者であるなら、こっそりと、僕だけにでも、連絡先を教えていただけないものだろうか? 
 
 
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