久々に市役所へ行った。と言っても、さぼっていたわけではない。何しろ、火曜日・水曜日・木曜日と、役所そのものが休んでいたからだ。と、まず言い訳をしておく。
今日の目的は、農村整備課。実は、連休中に、ある農家の方から、相談というか依頼を受けていた。
田んぼに水を引くための堰の水門が古くなって、いくら締めても水が漏れていって溜らない。何年も近くの市役所出張所に頼んでいるのだが、なかなか埒があかない。これまでは地域の人で土嚢を積むなど応急処置をしてきたが、それも限界がある。田植えの時期も迫っているので、早急に何とかできないものか、といった内容だった。

自慢じゃないが、僕は商店街生まれの商店街育ちだ。水田に水を引く仕組みというものを、生まれて初めて見た。いやこれは、自慢どころか、反省しなければならない。
で、その日撮影した写真を持って、今日市役所へ行った次第だ。ろくに構造もわからない僕の説明に、課長も担当者も、真剣に耳を傾けてくれた。
夕方に電話が来て、早速現地へ足を運び状況を確認してくれたそうだ。僕の依頼者とも会って、これからの方針についても話し合ったとのこと。先ずは即座の対応に感謝を申し上げたい。
加えて、非農業系の僕にも、声をかけてくれる農家の方がいる。それもとても有難いことだ。そういった方々に支えられて、議員としての仕事をさせていただいている。だから、やり甲斐もある。
ただ、肝に銘じているのは、そういうことばかりが議員の仕事ではないということだ。本分はやはり、議場でしっかりと議論をし、政策なり施策を提案すること。そして採決に際しては、有権者の声に基づいた賛否を示すことだと思っている。この辺は、普段どんなにふざけていても、僕の議員としての絶対に譲れない一線なのだ。
ん? そんなことを言ったって、前に市長に「ドラえもんの歌を知ってるか?」なんて質問をしてたじゃないかって・・・?
まぁ、3年も前の話だ。この先だって、何をどう質問するかはわからない。もしそうなったとしても、今日のブログのとっかかりは水路の話だっただけに、さらっと水に流して欲しい。(5977)
他人事ではないよね。
私がお世話になる大工さんは県の営農組合として小規模ながらも、組合の中の田んぼ。
用水路は組合全体で管理。
昨年度に少しだけ、大工仕事に行く前に田んぼの様子を見る!と2〜3回行きましたね。
その時に私は生まれて初めて、稲がどんな風に実るか、ご飯の米がどうやってできるかをわかりました。
だから私も他人事でないよね。
知らない、わからない事はやはり聞くなり、自分の目で直接、現場や実物を見て、自分の手足を実際に動かし、体感しないとね。