弘前市議会、予算・決算常任委員会は2日目。今日は、2款総務費の途中から、7款商工費の途中まで審査が行われた。”途中まで”といっても、通告による質疑は終わっている。ほぼ終盤までと言ってもいい。
 正確に計っているわけではないが、例年よりペースが速いような気がする。スムーズに進行しているというのなら、それ自体は悪いことではない。だが、質問が少ない、議論が浅いとなれば、それはそれで問題だ。どうも後者のような気配も感じてしまう。というのも、あまりにも予定調和のとれたやりとりが目立つからだ。
 普通、質疑応答というのは、まず質問があってそれに対する答弁がある。その答弁を聞いて、納得出来ない点、なお疑問が残る点等を再質問する。答弁者は、またそれに答える・・・の繰り返しだ。だから、議論が深まれば深まるほど、質問や答弁の中身は、広がっていくはずだ。
 それなのに、再質問でも再々質問にたいしても、予め準備した原稿を読み上げている、といった答弁が目立つ。中には、一度も顔を上げず、ひたすら早口で棒読みに終始しているようなものもあった。
 それではつまらない。答弁する方々は緊張しているのだろうが、議場には緊張感が伝わってこない。
 そんなことを考えていたら、突然、びっくりするような言葉が耳に飛び込んできた。「家計簿を付けられない人や、買い物をしたレシートの整理ができない人がいる」・・・ん? 僕のことか !?
 確かに、自慢じゃないが、僕は生まれてこの方、家計簿はおろか小遣い帳すら付けたことがない。数年前、一念発起して文具屋から帳面を買ってきたけど、1ページも使わないうちに、どこかへ行ってしまった。
 財布の中は、お札ではなくレシートの束でパンパンである。あまりに溜ると、まとめて捨てている始末だ。
 が、よく聞けば、無所属のI議員が質問した、第3款民生費の中の「家計改善支援事業」のことだった。弘前市では家計改善指導員を1名配置して、家計に問題を抱える生活困窮者からの相談に応じると共に、家計再生プランの作成も行っているというものだ。令和3年度は、43件の相談があり、6件の再生プランを作成したと、渡されている資料には書かれていた。
 僕は、有難いことに、その対象者には含まれていない。が、家計には大きな問題を抱えている。ニャンゲル係数(猫の世話に関する支出が家計に占める割合)とインゲル係数(飲酒費が家計に占める割合)が高いのだ。特に猫の餌代や砂代は、昨年まではなかった支出だ。
 そんなこんなで、実際のところ、家計は赤とも黒とも定かではない。こういう人間が、一般会計だけで、総額890億円にものぼる市の決算を審査している。うーむ、我ながら心配だなぁ。(4479)
 
 追伸
 今日のタイトルは、宮部みゆきの名作からいただいた。
 我が家の家計は、火の車とまではいかないが、いつ破裂してもおかしくない。やっぱり飲みに出る回数を減らそう。