弘前れんが倉庫美術館で行われるトークイベントに、出演することは、10月27日のブログでチョコッとだけ触れた。「弘前本屋サミット2022」というのだそうである。今日は、その事前打ち合わせに出かけてきた。
 出演するのは他に、僕の大好きな書店「まわりみち文庫」の奈良さんと、卒論で地方書店のことを研究した鎌田さん。そして、進行役を務めてくださる引田さん。引田さんも大手書店リブロに勤務した経験をお持ちなのだそうだ。
 僕以外は三人とも若い。自分の子どものような年代の、いや鎌田さんに至っては”孫”と言ってもおかしくないような年代の人と、果たして話が噛み合うかどうかは心配だ。つい「今時の若い者は・・・」と愚痴ってしまわないか心配だ。
 第一、僕は書店経営に失敗した人間だ。一人だけ浮いてしまいそうな気がして、実は不安を感じないわけでもない。
 今日は、全体の流れ、時間配分、誰がどんなことを話したいか、進行役は誰からどんなことを聞き出したいか等々を、腹蔵なく話し合ったつもりだ。それぞれが”本屋”に係わり合ってきた者同士。楽しい一時を過ごすことが出来た。  
 が、なにぶん、乾杯をしてからの打ち合わせだ。杯を重ねる度に、記憶は薄らいでゆく。結局当日は、個人個人の感性で話を紡ぎ合っていかなければならない。その”感性”が、若い彼らについていけるのだろうか。さっきの不安は払拭されるどころか、家に帰ってきたら、益々膨らんできた。
 えーい、そうなったらそうなったで、僕には最後の奥の手がある。必殺技(?)だ。
 ・・・大学で怠惰な時間を過ごしていた時期に、母校(高校)の後輩という人から手紙が届いた。初めてみる名前だ。僕が高校2年の時に始めた「大日本プロレス」(アマチュアプロレスの走りだよ)が5周年を迎えたので、その記念興行に、初代弘高チャンピオンとして出場して欲しいという内容だった。  
 まだ続いていたのかと半ば呆れはしたが、例によって深く考えもしないで、二つ返事でOKをした。  
 ところが、試合当日、母校の体育館に行ってみて、度肝を抜かれた。僕らの時代から数段進歩しているのである。プロレスの芸術品と言われるジャーマンスープレックスホールドや、ミル・マスカラスばりの空中殺法なんかを、後輩達はこともなげにこなしている。とても僕の出る幕はない。
 と、そこで僕は、その奥の手を出した。場外乱闘である。ゴングが鳴ると同時に、客席に雪崩れ込み、椅子を振り回して大暴れをした。たいして技も出さないうちに、反則負けかリングアウト負けで試合は終わった。が、それなりに受けてはいたようだ・・・という手を使おうかという話だ。
 しかしまぁ、トークイベントで場外乱闘って、どうなるんだろう。すぐさま退場だろうなぁ。退場じゃぁ済まないかもしれない。美術館に出入禁止になったりして・・・(5507)

 追伸
 「弘前本屋サミット2022」
 日時 11月26日 午後6時半~
 場所 弘前れんが倉庫美術館
 定員 30名
 料金 1000円(HーMOCA会員500円 高校生以下無料)

 皆様のお越しをお待ちいたしております。