いきなり酒飲みのタイプの話である。カウンターに腰をおろし、水割りに口をつけたかたと思うや否や、「さぁ、次に行こう」と席を立つ友人がいた。昔から僕は、そういう二軒三軒と渡り歩く、所謂”はしご酒”は苦手であった。どちらかというと、ゆっくりと腰を据えて飲みたいタイプなのである。
 最近は、頓にその傾向が強くなった。議員同士で飲み会をしていても、二次会はほとんど断っている。そのせいか。今では誘われることも少なくなった。
 という前振りとは全く関係なく、今日は、大学病院の診療科のはしごをした。内科と眼科だ。内科は、いつもの糖尿定期検診のためである。
 病院に着くと、真っ先に2階の採血ルームに行く。いくらかでも血糖値を下げようと、エスカレーターを使わず階段を上る。それがどれほどの効果があるのかはわからない。
 いつもなら、その後、まっすぐに同じフロアにある第三内科外来に行くのだが、今日は、4階にある眼科へ向かう。もう血液を採ったあとだから、もう安心してエスカレーターに乗った。
 眼科は相変わらず混んでいる。それに時間がかかる。一時間ほどかけて、いくつかの検査と写真撮影を行なった。
 途中で、看護師から、内科の準備が出来たようだから、一旦内科へ行って、終わったらまた帰ってくるようにと言われ、2階と4階を往復。帰ってきてからもまた若干待たされた。結局、会計の待ち時間も含めて、たっぷり3時間は病院の中で過ごした計算になる。
 で、結果はというと、眼科の方はすこぶる良かった。視力も上がっていた。眼鏡をかけて右0.8と左0.9。記憶に残る中では自己ベストを更新した感じだ。しかしまぁ、例の空白が上下左右どこにあるかを答えるやつだ。たまたま今日に限って、勘が冴えていただけのことかもしれない。  
 眼底の腫れも落ち着いているとのことだ。もう大学病院の受診は要らない。紹介状を書くから、以前に行っていた開業医のところへ行けと言われた。
 やったぁ、無罪放免だ! と一瞬喜んだが、その眼科医院の先生も厳しい。要保護観察のようなものかと思い直した。でもまぁ、2年前に、眼球に注射をするなどという恐怖体験をしたことを思えば、ひとまずは安心だ。
 えっ、糖尿の結果はって? それは聞かないで欲しい。こちらの方は、一生通い続けなければならない(7132)