僕が深く係わっている”くらぶ”が2つある。あっ、誤解しないで。ホステスさんが隣りについて、座っただけでン万円もとられる”クラブ”ではない。
 これまでも時折ブログで紹介してきた、弘前ペンクラブと弘前読書人倶楽部だ。今日は、この2つの”くらぶ”からのお知らせを書こう。
 ライブラリー先ずは、弘前ペンクラブ。10年前から指定管理をしている「太宰治まなびの家」に、新たに”太宰ライブラリー”が設置された。
 これは、指定管理3期目を迎えるに当たって、目玉事業として企画したものだ。太宰に関する評論や随筆等を、取り敢えず150点ほど取り揃えている。
 目的は、リピーターを増やすことだ。”太宰治が高校時代に下宿していた家”というだけでは、一度中を見たら来なくなってしまう人も多い。図書を置くことで、太宰について詳しく知りたい人や、研究するしている人、何か原稿を書こうとしている人に、繰り返し来館いただこうという狙いなのである。
 大正時代の建物の雰囲気に合った棚を探すのに時間がかかった。有難いことに、ペンクラブの会員の一人が提供してくれた。図書も、ペンクラブ会長はじめ、会員の皆さんが持ち寄ってくれた。
 興味のある方は、是非、来てみていただきたい。図書の館外貸出しは行なわないが、建物の中だったら、自由に読むことができる。太宰が下宿した2階の部屋の畳に寝転がって読むもよし、夏だったら雨戸を開放した縁側に腰をかけて読むもよし、思い思いに、本を手にとっていただければと思う。  
 次に、弘前読書人倶楽部からのお知らせである。来週の日曜日(29日)、恒例のブックトークを行なう。
 講師は、日本大学客員研究員のOさん。「前川建築の環境的アプローチについて」というテーマでお話をいただくことになっている。
 弘前に8棟ある前川圀夫による建造物は、市のシンボルともなっている。でも、これまで、意匠やデザイン、あるいは前川とル・コルビジェとの関係で語られることは多かったが、風通しや温熱効果等、環境を切り口とした話しは、あまり聞いたことがない。(僕だけかな?) 
 今回は、Oさんがそこに着目して研究した成果を聞かせてもらえることになった。前川建築ファンの方だけでに限らず、関心のある方は、是非ご参加いただきたい。
 1月29日午後4時から。本町の読書人倶楽部で。トーク終了後の講師を囲んだ懇談会に参加される方は、会員2500円、会員以外は3500円の会費を頂戴する。  
 えっ、以前より高くなったんじゃないかって? そう、お弁当代が値上がりしたからなのである。物価の高騰は、僕らのささやかな活動にも影響を及ぼしている。(5411)