同じ会派を組むTa議員の事務所開きが行なわれた。僕の事務所の5倍はあろうかという広い選挙事務所に、立ち見ができるほどの盛況だった。
 僕は、会派の代表として応援にかけつけた。他に、他の市議会議員は勿論のこと、県議会議員選挙への立候補予定者の姿は見えなかった。いや、仮に僕が次の市議会議員選挙に出るとしても、会派でこれまで共に活動をしてきた仲間のお祝い事となれば出席したいと思う。もっとも、相手が嫌がればそれまでなのだが・・・。
 僕の場合、事務所開きは行なわない。第一、事務所が狭いのだ。それに、来賓と称して政治家に挨拶をいただいたり、神事を行なったり、達磨に目を入れたりといった、お定まりの如何にも選挙臭いセレモニーは性に合わない。
 先日後援会に開催していただいた激励会が、いわば事務所開きの代りのようなものだった。ただ決起大会も兼ねていたので、最後に頑張ろう三唱だけは行なった。
 Ta議員は、もっと徹底している。政治家に挨拶をさせないどころか、紹介すらしてもらえなかった。僕は指名されたら激励の挨拶をするつもりで考えていったのに(涙)・・・って冗談ですよ冗談。
 どのような会にするかは人それぞれだ。それに前々から、Ta議員からその方針は聞いてた。逆に僕がしゃしゃり出て彼に迷惑をかけるのも本意ではない。
 来賓祝辞というセレモニーを省いた分、列席者からの質問に答えたり意見を聞いたりする時間を設けていた。彼の恩師のSa教授や、一部では超有名(?)な政治評論家のKa氏のメッセージも読み上げられた。
 頑張ろう三唱も行なわなかった。代わりに最後は、彼の後輩という男性の音頭で三三七拍子で締めた。若者らしい活気で全体が包まれていた。まずは成功を心から祝福したい。
 弘前市議会議員選挙の投開票は4月23日。僕が出馬する県議会議員選挙の2週間後だ。そろそろ他にも市議選立候補予定者の事務所開きの情報が入ってきている。僕はお調子者なので、志を同じくする候補者からのお声がかりであれば、どこへでも行って激励したいとすら思っている。でも、誰も声を掛けてくれないかもしれない(涙)。って、どうも今日は、いじけ気味だ。
 そこで気を取り直して2句。
   春めいて街に選挙の風が吹く
   鶯の声も涸れるや選挙戦
 うーん、我ながら「才能無し!」だなぁ。(5192)