午前中、和徳小学校の卒業式に来賓として出席させていただいた。なんか、随分と久し振りのような気がする。コロナで来賓招待をやめていたのか、それとも招待いただいても僕が失礼していたのか、もはや記憶が曖昧だ。どちらにせよ、新鮮な感覚で式をみさせていただいた。
感じたことが2つ。
とうとう女子児童の名前に”子”の字を一つもみつけることができなかった。10年も前から、小学校に限らず中学や大学の卒業生の名簿を見て少なくなったことは感じていたが、0というのはあまり覚えがない。時代の流れかもしれないが、一抹の寂しさも禁じ得ない。
もう一つは、児童の服装のことである。女子児童は半数以上が振り袖に袴姿であった。男の子も、スーツにネクタイが主流である。皆、キラキラ輝いていた。
が、いったいこの子たちは、あと何回、今日の着物や服に袖を通すのだろう? 12歳と言えば、これからだってまだまだ身長は伸びる。体重も増える。おそらく直に入らなくなるだろう。
大半はレンタルなのかもしれない。でも、決して安くはないはずだ。我が子の晴れ姿だ。一生の思い出になる格好をさせたいという親心はわからないでもないが、いささか華美に過ぎないかと心配した次第だ。
そう考えながら、自分の卒業式の服装を思い出そうとした。でも全く浮かんで来ない。つまり親が思うほど、子どもは気にしていないと言ってしまえば言いすぎか? それとも僕が、あまりにも服装に無頓着なんだろうか?

この塾は、まちづくりに主体的に取り組む当事者を育てることを目的とした人材育成事業だ。何事も先ずは人づくりが基本だ。その意味で、現市長の施策の中で、僕は最も高く評価をしている。
第1期生の発表会にも僕は押しかけた。その中で、本でつながるまちづくりを提唱していたKa君と出会った。その縁で、卒論の取材もしてもらったし、先日は読書人倶楽部でブックトークをしたいただいた。文字撮り、本でつながった実例みたいだ。
第2期生は、コロナの真っ最中というなかで、研修方法や実践面で、色々と制限を受けてきたとのことだ。それでも、2名の塾生が「食をキーワードとした地域のつながり」や「防災まちづくり」といったテーマで、しっかりと成果を発表した。彼らの経験や目標が、塾を卒業してからも、しっかりと活かされていくことを願ってやまない。
ところで、この未来創生塾は、今年度で終了となる。残念でならないが、それに代わるものとして来年度からは「地域に踏み出すひとづくり事業」が始まる。
その時には既に、僕は市議会議員ではなくなっているが、何らかの形で、是非応援していきたいと思う。親と子、いや祖父と孫ほどにも年齢が離れていようと、チャレンジする若者たちに、弘前の未来を託したい。(4829)
平成生まれの親が頭いいのかな?