既報の通り、明日が娘の結婚式&披露宴である。会場は、那須高原のリゾートホテルとのことだ。
    僕の父と母は、市内の老舗料亭の大広間で披露宴を行った。今はその料亭は無い。
    僕と女房は、市内のホテルのバンケットルームで行った。そのホテルも、先月、営業を終了した。
    と、そのように、かつては、新郎の故郷や、生活の拠点を置く街の料亭やホテルに、親戚やら友人やら、商売をしていれば取引先などを大勢招いて、盛大に行うというケースが多かったように思う。中には、レストランを借り切ってといった友人もいたが、いずれにしても、街の中心部で人が集まりやすい所であった。
    ところが、最近は、暮らしている場所とは全く関係のない、リゾート施設で行うといったケースが流行っているようだ。それが今の若い世代の感性なのだろう。
    明日の式は、午後1時からなのだが、新婦の父親は、午前11時には会場に入っていなくてはならないと言われた。それで、今日は、那須塩原駅前のホテルに前泊している。
    遠かった。新青森から新幹線に乗って、仙台で乗り換えて、さらに郡山でまた乗り換える。時間や距離の問題では無い。荷物を持って乗り換えるというのは、普段に増して疲れを感じる。
    でも、どんなに疲れていても、このままでは今夜は眠れそうにない。明日のことが気がかりだからだ。
    自慢じゃ無いが、これまで友人・知人・後輩・従業員等、結婚披露宴ではほとんどの役をこなしてきた。新郎役は勿論、主賓の祝辞、テーブルスピーチ、余興、司会、受付etc。
    でも、さすがに新婦の父親役は全く初めてだ。どう振る舞っていいのかわからない。まさかグデングデンに酔っ払うことは出来ないだろう。
   燕尾服とやらを着るのも初体験だ。一生に一度しか着ないだろうから、買わずにレンタルにした。明日式場で初めて袖を通す。サイズが合うのだろうか? どうやって着ればいいのか? 第一、どう考えても似合うとは思えない。不安だらけだ。
    何よりも、僕の涙腺が心配だ。明日のことを考えると、今から目に涙が溜まってくる。寝不足と涙で、瞼を腫らして出席するわけにもいくまい。
     だから今日は、酒の力を借りてでも、早く眠りたい。サミットのニュースも、市川猿之助のその後の経過も、プロ野球や大相撲の結果も見ずに、ベッドに潜り込もう。
    と、いうわけで、いつもより時間が早いが、今日のブログを閉じさせていただく。おやすみなさい。(7188)