我が町会が 所属している”和徳学区町会連合会”には、青少年育成委員会、保健衛生委員会、交通安全委員会という3つの委員会がある。これらは、連合会の総会とは別に、それぞれの委員会毎に総会を開催している。
今日は、その中の、交通安全員会の総会が開催された。僕は委員ではないが、町会長として出席をしてきた。
冒頭、委員長の挨拶の中で、和徳学区が、市安全協会主催の交通安全コンクールで、第4位に入賞し表彰されたとの報告があった。去年は第1位で順位を下げてしまったが、ここのところ連続して5位以内に入っているとのことだ。通学路での見守り指導や、大通りでの街頭指導が功を奏しているとの、委員長のお話であった。
僕も、年に1回だけだが、街頭指導に参加している。車通りの激しい交差点付近に幟を持って立っているだけだが、その効果が出ていると言われれば悪い気はしない。
が、もう一つ、見逃せない理由があるのではないかと思う。学区内の往来の多い大通りの信号の数だ。
ある人から、こんなことを言われた。まだ市議会議員だった頃の話だ。
「今泉さんの近所は、信号が多いね。うちの近所にも信号を付けて欲しいと要望しても、なかなか役所は動いてくれないんだ」
勿論、議員が住んでいることと信号の数には、直接の関係は無い。それに信号は県警のマターだ。
だけど、そう言われて改めて数えてみた。例えば、和徳十文字から文化センター前交差点までの、わずか1㎞前後の通りに、両端も含め7台も信号がついている。150m足らずに1台の割合だ。平行して走る中央通りにも6台。これだけ信号機があれば、車もスピードを上げるわけにはいかない。その点では、恵まれている方だと思う。
ただ、数が多ければいいというものでもない。我が家の近くの押しボタン式信号のある横断歩道では、僕が知っている限りでも2件の死亡事故が発生している。どちらも亡くなったのは高齢者だ。
理由として考えられるのは2つある。一つは、道幅の割りに、歩行者信号の青の時間が短すぎること。高齢者に限らず、僕らだって(あっ、僕も高齢者か?)、ちょっと急がなければ渡りきれない。
もう一つは、渡ろうとする歩行者がボタンを押しても、なかなか青に切り替わらない。2つ向こうの交差点の信号と連動しているので、左右に車が見えなくても待っていなくてはならない。そこでしびれを切らしてつい渡ってしまうというケースもあるのではないかと考える。
この信号の改善を、市の担当課にも要望した。先ほども書いた要に県の管轄だという答えだった。そこで、知己のある県議会議員2人にも訴えた。でも、未だに少しも状況は変っていない。
意識啓発活動は大切である。「安全運転」の幟を持って交差点に立つことも必要だ。でも、現に事故のあった信号の改善を怠っていては、輪禍の犠牲者を無くすることはできないだろう。
今年は、和徳学区で市政懇談会が行なわれる。議員でなくなった今、一町会長として、このことについて市から県に強く要望してもらいたいと、意見を述べたいと考えている。(4645)
歩行者優先がとことん徹底されている。
信号の現示調整は交通管理者(警察)マターだけど、そこは市のトップの交渉力に拠るところ大。