議員時代は、コロナ禍で自粛を余儀なくされた2年間を除き、毎年、少なくとも2回は視察に出かけていた。常任委員会の視察に一人であたり17万円、会派で行う視察に、同じく17万円の予算が割り当てられていて、それを使わせていただいてきた。
議員の視察に対しては、物見遊山ではないかという、否定的な意見もあることは承知しているが、僕は、それは違うと断言できる。テーマと目的を持って、自分で視察先を選んできた。他の議員も、おおかたそうであろうと思う。
ただ、有権者から批判を受けるのにも一理あるような気がする。それは、どこを視察したのか、何を学んできたのか、それが弘前市の課題とどう関係するのか、といったことを、きちんと報告する機会が少なかったことだ。それでは、ただ遊びに行っていると誤解されても、ある意味仕方がない面もある。
手前味噌になるが、僕は、視察に行けば行ったことと内容を、必ずこのブログでお知らせしてきた。毎定例議会が終了する度に行ってきた議会報告会でも、8資料に記載しお伝えしていた。税金を使わせて行っている以上、それが最低限の義務として責任であろうと思っていたからだ。
最近では、SNSを使って視察の様子を発信する議員も増えてきた。が、まだまだ一部に限られているように見える。全員が、どんな方法であれ、きちんと報告をするようになれば、"物見遊山"などと揶揄されることもなくなるのではないかと思う。
と、僕の自慢話を書くことが今日の本意ではない。議員を辞めて、もう二度と行くことは無いと諦めていた"視察"に、実は今参加している。弘前市商業連合会の先進地視察だ。今年の1月に、旧会派さくら未来+無所属のNa議員と一緒に、取手市の議会改革についてを視察して以来だ。
場所は、岩手県の久慈市。連続テレビ小説「あまちゃん」の舞台として脚光を浴びた町だ。
その内容は、明日、帰ってから、使い慣れたパソコンでまとめて書かせていただきたい。今日は、小さなタブレットに、酔った指で、これだけの文を打ち込むのにも難儀した。とりあえず、視察に来れたという喜びだけをお伝えさせていただいておしまいにしたい。
なんてことを書いていたら、久慈だけにもう9時を過ぎてしまった。(10651)