弘前市議会令和6年第1回定例会が開会した。申し訳ないが、僕は今日は傍聴に行かなかった。初日は、議案提案理由の説明(と言っても事前に渡されているペーパーに書いてあるのを読み上げるだけ)や、会期日程の決定等、ほとんど決まり切ったセレモニーのようなものだからだ。
 面白いのは、2月28日から始まる一般質問や、3月6日からの予算委員会だ。一般質問の登壇順を添付しておいたので、お時間のある方は、是非傍聴に行ってみて欲しい。インターネット中継もあるが、カメラは議長と質問者・答弁者を映すだけなので、臨場感に乏しい。アナログ人間の僕としては、議場に出かけることをお薦めする。少なくとも、自分で一票を投じた議員が、議場で何をどのように追求捨ているのかは、見ておいた方がいいと思う。
 さて、僕にとって気になっている市政の課題が2つある。どちらも、今年になってから新聞紙上で大きく採り上げられた事件だ。 
 まずは、弘南鉄道の件。弘南鉄道は,昨年8月に脱線事故を起し、さらにレールの不具合が見つかったとして9月25日から2ヶ月間運休した。
 そのことを受けて東北運輸局が調査をした結果、レール摩耗検査を測定器を使わず目視だけで行なっていた、月1回実施するとされている列車動揺検査や週1回行なわなければならない線路巡回を冬期間怠っていたなど、はっきり言えば”手抜き”を行なっていたことが判明した。東北運輸局は、弘南鉄道に対して7項目に渡って改善指示を出したと、1月24日の地元紙で大きく報じられていた。
 それなのに、1月26日の朝刊には、弘前市は弘南鉄道から「計器測定を行なっていた」と報告を受けていたという記事が載っていた。これが事実だとするならば、弘南鉄道は虚偽の報告を上げていたことになる。
 手抜き検査といい、虚偽報告といい、もはや、住民の安全輸送を担う公共交通事業者としての資格すら疑われる暴挙だ。これでもまだ、弘前市は、市民の税金を使って、大鰐線の赤字の補填を続けるのだろうか?
 もう一つは、中心商店街に関する問題だ。今年になってから、ジュンク堂・イトーヨーカドーの撤退が相次いで報道された。ヨーカドーについては後継店舗が発表になったが、その食品スーパーがあの大きな店舗を全て使い切れるのか、ヨーカドーの代りと成り得るのかは未定だ。
 昨年のホテルニューキャッスル・さとちょうと、暗いニュースが続いている。それなのに、弘前市は、それらに対する抜本的な対策を打ち出していないように感じる。
 ちょうど今日の地元紙には、青森市の新年度予算が報道されていた。それによると、閉館したホテルの跡地の再開発に5億7千万円の補助金を計上したとある。中心地の賑わいを創出して、街の魅力を発信しようという狙いなのだと思う。
 八戸市でも、五所川原市でも、中心地の再開発が動き出そうとしている。その中で、弘前市だけが取り残されていきそうだ。
 弘南鉄道、中心商店街の再生、こういった問題を一般質問で採り上げてくれる議員が出ることを期待して、出来うる限り傍聴に行こうと思っている。今のところは。(3825)