毎月18日は(8月と12月を除く)、学区町会連合会の町会長会議。いつもだと、市町会連合会理事会の報告や、学区内各委員会の報告が中心の一時間程度の会議なのだが、今日は、いつもの会議に先立って、午後5時からLINEの講習会が行われた。
LINEとは・・・なんて、今さら僕が書かなくても、このブログの読者の皆さんだったら、とうにお分かりのことと思う。簡単に言えば、インターネットを通じて行う、無料コミュニケーションツールのことである。
とにかく便利なのである。文字は勿論、写真やスタンプも簡単に送ることができる。相手が開いて読んだかもわかる。グループ登録をしていれば、一斉に情報を伝達することができる。
僕は、けっこう前から使っている。ちょっと調べてみたら、今はLINEで連絡を取り合っている親しい友達との、Eメールでの最後のやりとりが平成17年の7月だった。その前に少しタイムラグがあったと記憶しているので、同じ年の春くらいからは使っていたのだと思う。
今では、その友達に限らず、コミュニケーションは専らLINEだ。そのため、メールやメッセンジャーで連絡をいただいても、しばらく開けてみないままになっていることもあり、ご迷惑をおかけすることも稀ではない。
また、読書人倶楽部句会、保護猫の会、高校同期友人の会、大学サークル同期の会など、いくつかのLINEグループに登録している。事務局を司る立場としては、一人一人に電話をかけたり葉書を出す必要がないので、随分と重宝している。
今日の講習会は、今後、学区の情報伝達にも、LINEを活用しようという趣旨だ。今まではアナログもアナログ。口コミかせいぜい電話であった。委員会の行事の連絡には葉書が使われることもあるが、年に数回程度だ。
例えばこんなこともあった。毎月18日と例会日が決まっているため、そのことについては一切連絡がない。でも、たまに開始時間が早まることがある。「来月は1時間早く5時半から」と、それを決めた例会に出た人はわかるが、たまたま欠席した人には伝わらない。それで遅刻をしてきた人も実際何人かいた。
LINEを活用すれば、そういった不都合も解消できる。学区内には18の町会があるのだが、町会長18人のLINEグループを作れば、例会の開催に限らず、各種行事の案内、各種資料の配布、アンケート等の意見集約も、ごくごく簡単にできるというわけだ。
ところが、如何せん、町会長という人種には高齢者が多い。さすがに携帯電話を持っていない人はいなかったようだが、まだスマホではないという人も何人かいだ。また、グループLINE以前に、LINE自体を使ったことがない人も少なくはなかった。
そんなわけで、教える方は大変だったかもしれないが、僕らの側は、初めてのおもちゃを手にした子どものように、わいわいがやがやと、楽しそうに教わっていた。
これまで僕は、自分のことを、”生粋のアナログ人間””究極のアナログ人間”などと称してきたが、今日の講習会に参加してみて、つくづく感じた。僕はこの歳にしては、意外とデジタル化している方ではないかなと・・・。
なんていうのも、やっぱり思い上がりなんだろうな。(4621)