今日はいよいよ日本ダービーである。
新聞を見れば、オルフェーブルの2冠達成なるか? それとも サダムパテック以下皐月賞組の巻き返しなるか? といった様相である。皐月賞組以外で印をあつめているのは、目下三連勝中のクレスコグランドやNHK杯2着のコティリオンなど。良血トーセンレーヴの穴人気になりそうだ。
ところで、今回の日本ダービーの出生馬を一覧を眺めて、愕然とした。輸入種牡馬の仔が一頭もいない。皆、数年前、日本のターフで走り、G1戦線を沸かせた名馬の仔ばかりなのだ。
僕が競馬をはじめた35年前頃には、到底考えられないことであった。当時は、種牡馬といえば、トウショウボーイ・キタノカチドキに代表されるテスコボーイの全盛期で、他にも、インターメゾ・ファバージ・グスタフ・カバーラップⅡ世・など、活躍馬、人気馬の大半…極論すれば99%が、輸入種牡馬の産駒であった。なんとか国産種牡馬を保護しようと、父内国産の重賞レースまで組まれていた。
僕は、生来の天邪鬼と判官贔屓で、無敗の名馬マルゼンスキーが相手であっても、父内国産のヒシスピードの馬券を買い続けたものだった。天邪鬼と判官贔屓だけではない。高額な外国の種牡馬を買えるような一部の生産者だけではなく、日本の中小・零細の生産者も育てていかなきゃいけないじゃないか、という根拠も薄い使命感や、外国を礼賛するばかりで、日本的なものを否定しようとする当時の(今も…?)風潮に対する自己主張もあったのだ。
その後も、日本競馬界は、大金を投入して、欧米の名馬を種牡馬として輸入し続けた。ラムタラも確か日本に来たはずだ。「・・・はずだ」などと、急に語尾があいまいになったのも、実は、僕も、段々と競馬から遠ざかっていっていたからだ。気がついたら、いつのまにか、ノーザンテーストの時代を経て、サンデーサイレンすの時代になっていた。
そして今、そのサンデーの仔を中心に、輸入種牡馬の血を引いているとはいえ、日本で生まれ育ち、日本で活躍した馬たちが日本の競馬界をリードしている。35年前、外国産馬にクラシック出走を認めるか認めないかで、激しく口論し、危うく友人を一人失いかけた青くそして苦い経験のある僕にとっては、感慨もひとしおなのだ。
さて、予想をしよう。
内国産種牡馬の仔のレースならば、話は簡単なのだ。好きだった馬の仔を選ぶ。これつきる。親子何代にもわたって一つの血統を応援できる。これって、あらゆるスポーツの中でも、競馬でしかできない楽しみ方なのだ。
他のスポーツ・・・、例えば、長嶋ファンはおそらく一茂に期待はしたのだろうが、残念ながら大舞台に立つ前に球界から去ってしまった。ましてその子どもとなると、僕にはいるのかどうかさえわからない。プロレスだって、力道山の子どもも大成しなかった。現在、橋本真也の子どもが一部では騒がれながらデビューを果たしたが、だいたいにしてプロレス自体がもう下火だ。貴乃花、若貴兄弟のようなケースもあるにはあるが、それはごくごく稀な話で(そう言えば相撲界では、栃東親子の例もあったか・・・)、一般的に、スターの子がスターとなるのは珍しい。
ところが競馬はどうだ。今回のダービーを見るがいい。出走馬の父親は皆、往年の大スターばかりだ。だから、その往時をしのびながら予想をする。いや、予想と言うのは、適格ではない。新聞の馬名の向こうに、その父たちが、あるいは母たちが走っている姿を再現して、応援する馬を決めるのだ。
その結果、6番 クレスコグランド、 10番 ナカヤマナイト 16番 トーセンレーヴ の三頭を推奨する。
実際に馬券を買うわけではないので、ここまでとするが、もし、この3頭のうち、どれかが連にからむようであれば、このブログで、競馬予想を本格的にはじめてみよう。 乞うご期待。
新聞を見れば、オルフェーブルの2冠達成なるか? それとも サダムパテック以下皐月賞組の巻き返しなるか? といった様相である。皐月賞組以外で印をあつめているのは、目下三連勝中のクレスコグランドやNHK杯2着のコティリオンなど。良血トーセンレーヴの穴人気になりそうだ。
ところで、今回の日本ダービーの出生馬を一覧を眺めて、愕然とした。輸入種牡馬の仔が一頭もいない。皆、数年前、日本のターフで走り、G1戦線を沸かせた名馬の仔ばかりなのだ。
僕が競馬をはじめた35年前頃には、到底考えられないことであった。当時は、種牡馬といえば、トウショウボーイ・キタノカチドキに代表されるテスコボーイの全盛期で、他にも、インターメゾ・ファバージ・グスタフ・カバーラップⅡ世・など、活躍馬、人気馬の大半…極論すれば99%が、輸入種牡馬の産駒であった。なんとか国産種牡馬を保護しようと、父内国産の重賞レースまで組まれていた。
僕は、生来の天邪鬼と判官贔屓で、無敗の名馬マルゼンスキーが相手であっても、父内国産のヒシスピードの馬券を買い続けたものだった。天邪鬼と判官贔屓だけではない。高額な外国の種牡馬を買えるような一部の生産者だけではなく、日本の中小・零細の生産者も育てていかなきゃいけないじゃないか、という根拠も薄い使命感や、外国を礼賛するばかりで、日本的なものを否定しようとする当時の(今も…?)風潮に対する自己主張もあったのだ。
その後も、日本競馬界は、大金を投入して、欧米の名馬を種牡馬として輸入し続けた。ラムタラも確か日本に来たはずだ。「・・・はずだ」などと、急に語尾があいまいになったのも、実は、僕も、段々と競馬から遠ざかっていっていたからだ。気がついたら、いつのまにか、ノーザンテーストの時代を経て、サンデーサイレンすの時代になっていた。
そして今、そのサンデーの仔を中心に、輸入種牡馬の血を引いているとはいえ、日本で生まれ育ち、日本で活躍した馬たちが日本の競馬界をリードしている。35年前、外国産馬にクラシック出走を認めるか認めないかで、激しく口論し、危うく友人を一人失いかけた青くそして苦い経験のある僕にとっては、感慨もひとしおなのだ。
さて、予想をしよう。
内国産種牡馬の仔のレースならば、話は簡単なのだ。好きだった馬の仔を選ぶ。これつきる。親子何代にもわたって一つの血統を応援できる。これって、あらゆるスポーツの中でも、競馬でしかできない楽しみ方なのだ。
他のスポーツ・・・、例えば、長嶋ファンはおそらく一茂に期待はしたのだろうが、残念ながら大舞台に立つ前に球界から去ってしまった。ましてその子どもとなると、僕にはいるのかどうかさえわからない。プロレスだって、力道山の子どもも大成しなかった。現在、橋本真也の子どもが一部では騒がれながらデビューを果たしたが、だいたいにしてプロレス自体がもう下火だ。貴乃花、若貴兄弟のようなケースもあるにはあるが、それはごくごく稀な話で(そう言えば相撲界では、栃東親子の例もあったか・・・)、一般的に、スターの子がスターとなるのは珍しい。
ところが競馬はどうだ。今回のダービーを見るがいい。出走馬の父親は皆、往年の大スターばかりだ。だから、その往時をしのびながら予想をする。いや、予想と言うのは、適格ではない。新聞の馬名の向こうに、その父たちが、あるいは母たちが走っている姿を再現して、応援する馬を決めるのだ。
その結果、6番 クレスコグランド、 10番 ナカヤマナイト 16番 トーセンレーヴ の三頭を推奨する。
実際に馬券を買うわけではないので、ここまでとするが、もし、この3頭のうち、どれかが連にからむようであれば、このブログで、競馬予想を本格的にはじめてみよう。 乞うご期待。