忙しかった9月も終った。定例議会があった。築城400年がらみの催事もあった。個人的には、読書人倶楽部や弘前ペンクラブのイベントの準備にも追われた。日常業務ではあるが、市民の皆さんからの要望や疑問にこたえるべく、役所を訪問する回数も、特に多かったように感じる。あわただしく過ごしているうちに、気がつけば、あれほど暑かった毎日が嘘のように涼しくなった。
とにかく、よく飲んだ。特に後半は、毎晩のように会合があった。週に一回、休肝日をとるのが精一杯だった。
その割に、今日、大学病院に行って、血糖値を測ったら、ヘモグロビンA1cの値が、先月よりも、わずか0.2ポイントだけだが、改善されていた。意外だった。ドクターは、こんなの下がったうちには入らない、というような渋い顔をしていたが、正直言って嬉しかった。
昨年2月から、大学病院で、本格的に血糖値を下げる治療を受け始めた。翌々月の4月には、いわゆる教育入院も体験した。午前と午後、一日2回、講義を受けた。食事療法のことやら、運動の効果やら、合併症の怖さやらを、みっちりたたき込まれた。
その甲斐あって、A1cの値はみるみる下がっていった。12月には、正常値まであと一歩という数値を記録し、その後、若干の上昇はあったものの、比較的順調に推移してきた。今年の3月までは・・・。
それが、4月の選挙を境に、急上昇をしてしまった。ドクターには、選挙で生活が不規則になって・・・と言い訳をしたのだが、5月・6月・7月、と着実に上がり続けたところをみると、あながち選挙のせいばかりでもない。
要は、自制心の欠如だ。わかってはいる。でも、一旦緩んでしまった箍を、再び締めなおすことは容易ではない。つい、酒席へ出る機会がが増え、ずるずると勧められるままに盃を乾してしまう自分を情けなく思う時もある。(ごくたまに・・・。)
だから、今日の血液検査の結果は、本当にびっくりした。食生活を省みれば、下がる原因には思い当たらないが、ただ一点、毎日腰にぶら下げている万歩計の数字だけは、ひと頃に比べれば増えている。そういえば、先日のブログにも書いたように、ソフトボールの練習などという激しい(?)運動もした。やはり、身体を動かすことが、いい結果を産むのかもしれない。
ともあれ、結果がいい方向に向かえば、自信となる。自信は更なる向上心を目覚めさせる。次の検査は10月下旬。次こそは、ドクターも驚くようないい数値を記録するよう頑張ろう。
と、いいながら、今日も読書人倶楽部の打ち合わせもあって、十二分に飲んで今帰って来た。ご飯もあずましく食べてきた。僕の内側で、もう一人の僕が叫んでいる。「一日くらい、いいではないか!」 その声に支配される毎日が、又続きそうだ・・・。