今泉昌一の 私事時事

前弘前市議会議員 今泉昌一の  私的なはなし、市的(?)なはなし

2013年02月

疲れの理由


 ここのところ、折角いただいたブログへのコメントに、返事を書けていない。申し訳ない。
 ”申し訳ない”と言いながら”言い訳”をさせてもらえば、極度の疲労状態が続いているのだ。帰宅して、ブログを書くまでが精一杯。後は寝床に倒れ込む・・・、毎晩そんな状態だ。呑み過ぎだからだろうと思わないで欲しい。休肝日でもそうなのだ。今日だって一滴も呑んでいない。
 だから、比較的睡眠時間は長くとっているはずなのに、朝目覚めても、一向にその疲れは抜けていない。肩や腰、背中が、四方八方から押さえこまれているような感じが残る。第一、あんまり眠った気がしない。
 日中も、疲労と眠気が、常につきまとう。いつもに増して、忘れ物やうっかりミスが多くなっている。
 その原因を考えてみた。一つは、布団だ。もう何か月も干していない。乾燥機もあったはずだが、女房がどこにしまいこんだのかわからないので、一昨年以来使っていない。そのせいで、布団が硬いのだ。だから、朝、体中に疲れが残っているのではないか、と今朝気付いた。結局、その疲労を引きずって夜に至っている。
 もう一つの原因は、雪道の運転だ。数日前までは、雪で視界が悪くて往生した。雪が止んでも、道幅が極端に狭く、すれ違う時には気をつかう。根がせっかちなので、渋滞に巻き込まれると、気分的に疲れてしまう。
 加えて、昨日・今日の暖気だ。暖かくなったのはいいけれど、道路は最悪だ。日当たりが良く、車両通行量の多い所だと、すっかりアスファルトが顔を出しているが、ちょっと日陰に入った生活道には、深い轍ができてしまっている。一旦タイヤをとられると、進路を変更することも、切り返すことも、曲がることすら難儀する場合もある。そのような現状は、道路維持課に電話で伝えて、対応を求めておいた。
 柔らかい雪に足をとられて歩くのだって、普段よりも体力を消耗する。今日も、家から本町にある弘前市民劇場の事務局までの徒歩15分間が、とても長く感じられた。
 などと、言い訳を書き連ねてきたが、そろそろ限界だ。身体が早く休めと欲求している。コメントへの返事は、いつかまとめて書かせていただことにして、今日もそろそろ、硬い布団に潜り込むことにする。
 
 

Congratuiation


 エドワード君が日本語検定に合格した。今日は、そのお祝いの会を、読書人倶楽部で開いた。
 エドワード君は、ケニアから弘前大学に留学してきている青年だ。昨年の4月から、弘前読書人倶楽部で、検定のための本格的な勉強を始めた。毎週土曜日、倶楽部で、元中学校の英語の先生について、基礎的なところから学んでいた。
 6月の初挑戦では、残念ながら、合格は叶わなかった。でも彼は、それにめげることなく、勉強を続けた。そして、昨年の12月、再度、チャレンジし、見事、それに合格したのだ。
 おめでとう! ただただそう言って、脱帽するしかない。
 合格証書を見せてもらった。いくつかの項目がある中で、ヒアリングは、60点満点中59点だった。これだけはもう、読書人倶楽部ならではの成果だと、臆面もなく言いたい。酔っ払って早口でまくしたてる、僕らの津軽弁を聞きとれさえすれば、他のどんな日本語だって、容易に耳に入ってくるであろう。
 逆に、僕も、エソワード君から、たくさんのことを教えてもらった。彼我の文化・風習の違いや、国民が政治に求めていることの差異など、直接話をしてみて、初めてわかったことも多かった。僕らが日本にいて、当たり前だと考えていたことが、他の国では決して当たり前ではないということも、彼との会話の中で、改めて考えるきっかけをもらうことが出来た。
 今日の祝賀会には、専属で教えていただいたK先生や、読書人倶楽部に最初に彼を連れてきてくれたMさんをはじめ、日頃からエドワード君と親交のある仲間が集まってくれた。彼を要として、新しい交流も生まれた。
 エドワード君は、今日のスピーチで、僕らに感謝の意を表してくれたが、そうではない。僕らこそ、エドワード君に、そしてエドワード君と過ごした一年に、深く深く、感謝をしなければならないよ思う。
 彼は、3月下旬には、無事卒業をして、一旦、祖国に帰るという。その前に、もう一度、今度は今日よりも盛大に、送別会を開きたい。弘前で学んだ青年の夢が大きく花開くことを願って、皆で祝福して送り出したい。
 なんて、本音を言えば(下心をばらせば)、いずれ彼がケニアの指導的立場となって、僕らを国賓として招待してくれるのをあてにしている。ケニアの議事堂の赤じゅうたんの上を歩き、迎賓館に泊まる。全く虫のいい夢だ。夢と知りつつ、それまでは、健康に留意して、長生きしなくてはいけないと思う。 
 

男三人 ランチタイムミーティング


 今日は、ランチタイムミーティング。相手は、元公務員のTさんとWeb関係の仕事をされているKさん。男三人、色気も何もあったものじゃない。
 場所は、松森町キングパチンコ2階の、セーブルというレストラン。ここは、以前は、打ち合わせにしょっちゅう利用していた。
 850円のランチはボリューム満点。食後のコーヒーもついてこの値段なら、間違いなくお食べ得だ。
 何より、広いのである。ボックスとボックスの、背中あわせになるソファーの間に、焼き物をおいてあるガラスケースが備え付けられている。だから、周囲の声をあまり気にすることなく、話し合いができる。周囲の声が気にならないということは、こちらの声も気にされていないということ。かなり際どい話をしても大丈夫そうだ。
 もっとも、今日だって、密談をしていたわけではない。議員の行政視察について、あれこれ話し合った。
 Tさんは、長い間、この問題について調査をしてこられた。その結果、ご自身が疑問に思うことや、改善して欲しいと考えることを、資料としてまとめてこられたのだ。
 先日も、このブログで数日にわたり報告したように、僕も、実際に、行政視察には行っている。どの視察も、決して物見遊山ではなく、真剣に現地を視て、行政担当者から説明を受けている。だから、Tさんも、誤解をされている面がある。
 ただ、Tさんの指摘にも、傾聴すべきことは多い。
 例えば、視察報告書を、市民にも公開するべきだ、という点である。それにはKさんも賛同されていた。確かに、税金を使わせていただいて、公務として行っている以上、議会の情報公開の対象としなければならないと思う。どこへ行って、何を研修してきたのか。どこの市のどんな政策が優れているのか。市民知ってもらう必要があるように思う。
 幸いにして(?)僕は、このブログという、報告のツールを持っている。視察のことは、これまでも、必ず、ブログに書いてきた。自分の議会報告会でも、簡単ではあるが触れている。だけど、それで充分だとは、決して考えていない。
 以前は、一緒に行った議員数人で、合同視察報告会を開いたこともあるが、最近ではそれはやっていない。Tさんの話を聞いていて、そういうことも、これから、他の議員にも呼びかけていこうと、反省した。反省だけなら猿でも出来るというが、このあたりで、猿との違いを証明しておかなければなるまい。
 
 
 
 
 

恋愛小説家


 食べ物の好き嫌いはほとんどない。強いてあげれば酢の物か。モズクやホヤなど、酢をかけなくてもいいものには、かけない方がいい。でも、酢をかけたら絶対に食べないというほどでもない。
 ところが読書には、好き嫌いがある。恋愛小説が苦手なのだ。もう30年ほど前に、渡辺淳一の「くれなひ」を読んで以来、まともに読了したことはなかった。女房に薦められた、あの国民的ベストセラー「ノルウェーの森」ですら、上巻でギブアップした。
 大体にして、男性と女性の仲なんて、小説のように簡単にどうにかなるもんじゃない。女性を洒落た台詞で口説くなんて、硬派の男がやることじゃない。「男女七歳にして席を同じくせず」と僕らは習ってきた・・・。
 なんて、ほとんど”やっかみ”だね。これ以上書けば、自分の情けない青春をカミングアウトするようなものだ。
 そんな僕が、本当に久しぶりに恋愛小説を読んだ。同級生のF君が書いた「暗門の祈り」だ。これは、すんなりと読み終えた。
  主人公の臆病さ、思考回路、不器用な行動等が、一つ一つ、よく理解できる。同級生が書いたからと言って、お世辞をいっているわけではない。”やっかみ”や”欺瞞”を感じることなく、素直に主人公に感情移入することができた。ハッピーエンドでなかったのもよかったのかもしれない・・・なんて、やっぱり”やっかみ”だね。
 F君はこれまで、映画の本などを数冊上梓してきたが、新たに恋愛小説家という肩書も手にしたことになる。
 昨日のブログの最後にも書いたが、昨夜、高校時代の同期数人で、駅前で呑んだ。その中に、F君もいた。地元紙にこの本の書評を寄稿したT君も札幌から来ていた。当初T君は、昨日の夜行列車で帰る予定だったのだが、JR運休で、もう一泊することになった。時間の縛りが無くなったので、他愛のない話題で、遅くまで痛飲した。今日は、無事に帰られたのだろうか?
 昨日も一緒だったK君・Y君とは、今日も顔を合わせた。K君のお母さんの病気の件では、やはり同期のO君にも相談にのってもらった。
 もう高校を卒業してから40年も経ている。お互い、髪も白く(薄く)なってはいるし、子どもの就職や親の介護など、それぞれ悩みは抱えていても、呑む時はいつだって18歳の頃のままだ。有り難い仲間だ。
 

 
 

ホワイトアウト part 2


 真保裕一の「ホワイトアウト」は面白かった。雪に閉ざされたダムの中でのサスペンスは、映像にもってこいの小説だと思っていたら、その後案の定、映画化された。映画では、主人公の織田雄二よりも、ヒールの親玉 佐藤浩一の方が恰好がよかった。
 ・・・なんて、のんびりとした話を書いている場合ではない。先日、黒石からの帰り道、吹雪で視界が遮られた経験を、「ホワイトアウト」と題して、このブログで書いたが、今日は、弘前市のど真ん中でも”ホワイトアウト”になったのだ。
 自宅から、弘前読書人倶楽部までの、なんでもなければ徒歩5~6分の道のり。それが、横殴りと言おうか、地面から舞い上がると言おうか、はたまた屋根から吹き降ろすとでも言おうか、ものすごい雪で、全く前方が見えなくなってしまった。和徳大通りを横断するときだって、わずか数メートル先の車ヘッドライトすら、よく見えない有り様だった。「八甲田山死の彷徨」状態、といった方が、わかりやすいかもしれない。
 こんな日でも、読書人倶楽部では、ペンクラブの勉強会が行われた。他の会合とぶつかった方もいたようだが、さすがに今日の天候だ。参加者はいつもに比べて少なかった。
 今日の講師のF先生は、この雪を、"白い悪魔”と呼んだ。Kさんは、「弘前市民は外出を控えるように」というアナウンスを、ラヂオで聞いたとお話されていた。確かに今日の雪だと、街中を歩くのさえ命がけだ。
 今日は、この後、友人のデザイン会社の創業10周年のパーティーがある。さらに、その後には、札幌から来た友人を囲んで、高校同期の飲み会もある。普段ですら、酔えば足元がおぼつかないのに、この雪の中、遭難しないで、無事に家まで辿り着けるのだろうか。
 一体、今年の冬はどうなっているんだろう? 住宅も、商店街も、リンゴ園も、家も、道路も、鉄道も、住んでいる人の心身の健康すら、すべて破壊されようとしている。希望も未来も、勇気も元気も、皆、埋め尽くされようとしている。
 これはもう、領土領海をめぐって対立する、隣の大国の気象兵器ではないか。”低気圧”という爆弾を、次から次へと日本上空に送り込んでいる。氷点下数十度という寒気を、流し込んでいる。なんて馬鹿なことさえ、つい考えてしまうほどの、昨日今日の大雪なのである。
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