
車椅子の方でも、介助が必要な方でも、余裕をもって乗り降りできるように、一般のスペースよりも広くとられている。
ところが、このスペースに、障がいを持たない人でも平気で停めているケースがあるという。そのために、障がいを持った方が、車を停められず、買物を断念して帰ってきたり、店から遥かに離れたところに駐車することになり、大変な思いをされているという相談を受けた。
相談を受けるにあたって、実際に何店舗か、郊外の大型店舗をまわってみた。上の写真も、そのうちの一ヶ所のものである。
そうしたところ、全ての駐車場に、専用スペースがあるわけではないことに気がついた。相当の駐車台数を持つドラッグストアーでも、専用スペースは無かった。ということは、障がい者専用駐車スペースは、法律で義務付けられたものでは無いのだろうか?
又、あるホームセンターでは、舗装面に書かれたマークが消えかかってかすれていた。あれだと、気がつかないで停めてしまう人もいるかもしれない。
おそらく、民間事業者の敷地内のことなので、法律による規制はないのであろう(誰か正確なところを教えて下さい)。そのスペースに、誰が車を停めようと、それを取り締まる公的な規則はないということか。
でも、仮に法律の規定がないにせよ、スーパーなりホームセンターなり、そのお店が決めたルールであれば、それを守らせる最大限の努力を払う義務が、店側にはあると思う。常時係員を置いて誘導する、とまではなかなか難しいにしても、絶えずマークや線を目立つように引き直したり、このスペースの目的を大きな字で誰にでもわかるように表示したりすることは、障がい者専用駐車スペースを設置した以上、最低限取り組まなければならない責任ではないだろうか。取り敢えずは福祉にも配慮していますよ、ということを見せるためのポーズだけでは困ると思った。
それ以前に、もっと大切なのは、全ての運転者のマナーの問題なんだけどね。