今泉昌一の 私事時事

前弘前市議会議員 今泉昌一の  私的なはなし、市的(?)なはなし

2013年08月

indriya


 最近、お気に入りの場所がある。弘前市の紙漉町郵便局の向かいにある、集会所「indriya」という所だ。
 人通りも車通りも少ない道路から、ちょっと駐車スペースをとっている分奥まって建っているので、あまり目立たないが、白いお洒落な建物だ。
 中に入ると、さらにお洒落だ。広く、天井も高く、清潔感に溢れている。
 椅子とテーブルが何組か置かれていて、コーヒーやジュースを注文することができる。お昼にはランチも出している。ビールもある。だから、”カフェ”と名付けてもよさそうなものだが、敢えて”集会所”と命名した。その心意気を、僕は気に行っているのだ。
 おそらく、意図するところは、僕らの弘前読書人俱楽部と似ている点があるのかもしれない。僕らだって、読書人俱楽部とは名付けて入るが、読書団体でもなければ、貸し本屋でもない。蔵書の貸出はしているものの、一番の目的は、本に囲まれた空間で、大勢の人が集まって、大いに話し合い、交流を深めていこうということなのだ。ただ、、人が集まる核となるものが、僕らの場合は”本”であって、「indriya」さんの場合は”オーガニック”という違いはある。
 いや、そんなことを書けば、「indriya」さんは迷惑がりそうだ。だって、全然、施設が違う。僕らは、壁面一杯のごく普通の本棚に、ただ本が並べられているだけだし、会議用の長テーブルを並べているだけの室内だが、「indriya」さんは、調度品一つとっても違う。壁面に飾られているものも、他ではなかなか手に入らないような食品や。可愛らしい雑貨など、とにかくお洒落なのだ。
 005今日は、その「indriya」で、シーズネットというグループの会員交流会が行なわれた。僕も、市民劇場の仲間と参加してきた。市民劇場では、来月、この場所をお借りして、「風と共に去りぬ」の上映会を行なう。こんな洒落た空間で観る映画は、さぞや心に残るだろうと、一人前、今から楽しみにしている。
 それにしても、今日のブログでは、”洒落”という言葉を何回も使ってしまった。僕のボキャブラリーの貧しさがばれてしまう。普段、お洒落とは全く縁の無い生活をしているので、他に何と表現すればいいのかわからないのだ。

一般質問 通告と聞き取りと 今日の本会議から


 弘前市議会平成25年第3回定例会が開会した。初日の今日は、会期を決定したあと、上程された議案の説明を受けた。今議会に上程された議案は27件。そのうち14件が予算・決算にかかわるものだ。
 この後、議案ごとに、常任委員会や予算決算特別委員会に審議が付託され、最終日の本会議で採決が行なわれる。
 中で1件だけ、街灯のLED化に係わる補正予算だけは、委員会付託を省略し、今日審議採決が行なわれた。市は、今年中に、一部を除いて全ての街灯のLED化を実施する方針で、工期も限られているので、採決を急いだのであろう。勿論(?)全会一致で承認された。
 会議を閉じたあと、一般質問の順番の抽選が行なわれた。僕は全体の16番目。4日目、9月13日の朝一番の登壇となる。おっと、13日の金曜日だ。不吉なことが起らなければいいが。
 いつもなら、僕も含め、登壇する全議員の順番を、このブログで紹介してきたが、今日は、その資料を議員控室に忘れてきてしまったらしい。月曜日に取りに行って、改めて紹介する。
 ただ、4番目が野村議員だったことは覚えている。何のことはない。「4番 キャッチャー 野村」と、南海ホークスの最盛期を思い出したのだ。それというのも、たまたま昨日、「ホークス75年史」というムックを購入したばかりだからなのである。
著者 :
ベースボール・マガジン社
発売日 : 2013-08-27

 さて、無事(?)順番も決まって控室に引き上げてくると、今度は、質問通告に対する聞き取りのため、市の担当課の人達が、待ち構えている。
 例えば、今回僕は、4つの項目を通告した。その中の一つが、「市立図書館について」というものだが、これだけでは、図書館の蔵書のことなのか、職員の態度のことなのか、貸出等のサービスのことなのかわからない。そこで、具体的にどういう点を質問するのかを、担当職員が聞きにくるのだ。
 僕は、議員に成りたての頃、この”聞き取り”が好きではなかった。馬場vsブッチャーのプロレスのように、リングに上がる前に筋書きが全部出来てしまうようで、猪木ファンの僕としては納得するまでに時間がかかった。
 そんな時、今はもう辞められたが、大学の先輩にあたる市の職員が、「聞き取りは、よりよい答弁を引き出すために行なうんだ」と、僕を嗜めてくれた。なるほど、事前に資料を準備してもらってるほうが、議論がスムーズに行なわれることもある。
 そんなこんなで、今は、以前に比べれば、僕も随分と”聞き取り”に時間をかけて対応するようになった。でも、まだまだ早い方だ。今日も僕が市役所を後にする時でも、熱心に職員と打ち合わせをしている議員が、何人か残っていた。

昼下がりの更新 その2


 今日は、2ヶ月に一度の、弘前市民劇場例会の日。例会、すなわち、お芝居を観る日だ。
 今日のお芝居は、前進座の「あなまどい」。久々の時代物である。
 江戸時代、仇討は、公然と認められていた。奉行所等に届出をすれば、いつどこで、相手を討とうと差支えなかったのだそうだ。その代わり、一旦、仇討を届出すれば、それを果たすか、その相手が死んでいる証をたてなければ、家に帰ることさえできない。そんなしきたりであった(らしい)。
 舞台は、父の仇を討つべく新婚家庭を捨てて旅に出た男と、その帰りをひたすら待ち続ける女房の物語だ。
 夫が仇討に出てから、34年の歳月が流れる。武士のしきたりと帰らぬ年月に翻弄される男と女。改めて、人生とは、夫婦の愛とは何か、といいうことを考えさせられるお芝居なのだ(きっと)。
 などと観てきたような話を書いたが、今はまだ午後4時。開演は今日の午後6時半だ。正午から、舞台や小道具の搬入を手伝って、2時間前に家に帰ってきたばかりだ。この後、4時半に再度集合して、会員の皆さんをお迎えする準備にとりかかる。
 以前もこの手を使ったが、今日は、イレギュラーで、窓の外が明るいうちからブログを更新している。
 何となれば、市民劇場の例会のある日は、帰宅が遅くなる。9時過ぎにお芝居が終わった後、舞台の撤収のお手伝いをするからだ。順調に進んでも夜の10時近く。ひょっとすれば10時をまわってしまうことだってある。その後、事務用品等を事務局まで運ぶ。その帰り道に一杯飲やる。あるいは、途中のコンビニで酒とつまみを買って、家で一杯飲る。そうすれば、今日中の更新に間に合わなくなるかもしれない。
 特に、今日は、さっきも書いたように、江戸時代のお話だ。昼過ぎの搬入の際に痛感したのだが、衣装やかつらなどの小道具が、いつになく多い。これは搬出も時間がかかりそうだ。
 帰りに飲まなければいいだろう、と思われる方もいるだろうが、搬出は搬出で、けっこう肉体労働なのだ。普段、運動不足の身にはそれなりに堪える。終わったあとは、冷たいビールをキューっとひっかけたくなる。
 という理由で、今日はいつもより早めの更新となる。ご容赦いただきたい。
 さっき搬入の手伝いをしていて驚いた。今日の主演女優も、Tシャツ姿で、スタッフの一員として、汗を流していたのだ。以前、市民劇場の事務局でお会いした時は、艶やかな浴衣姿だったので、一瞬我が目を疑った。
 このように、素顔の女優さん(別に男優でもかまわないが)と、間近に接することができるのも、市民劇場の愉しみの一つだ。このブログの読者の皆さんも、是非、入会して、一緒にお芝居を観ませんか。お問い合わせは、弘前市民劇場事務局(電話 0172-36-5402)まで。今泉のブログで見た、と一言添えてくれれば素敵な特典が・・・・・・残念ながら特典は何もない。

自縄自縛


 昨日に引き続き、今日も、市政懇談会に参加してきた。今日は、和徳学区。僕の住んでいる町会も中に入っている。
 そのせいか、会場に入るなり、係の人が、地元議員席へどうぞ、と言ってくれた。見ると、前方上手に、椅子とテーブルが用意されている。議員は僕以外一人も来ていない。座ればさぞかし立ったであろう。でも、僕は、そこへ座ることができなかった。昨日同様、後ろの方で、大人しく話を聞いていた。
 理由は二つある。
 一つは、昨日の豊田地区での地元議員Kさんも、議員席ではなく、一般席に座っていた。その奥ゆかしさに好感を持った。
 もう一つは、昨日のこのブログにある。昨日僕は、”地元の議員”ということに疑義を呈した。市議会議員は、居住地区の代表ではなく市全体の代表者なのだ、などと偉そうなことを書いたばかりだ。それなのに、今日になって、ぬけぬけと”地元議員席”に座るなんて、僕の自尊心(?)が許さなかった。
 自分で言った(書いた)ことが、自分の行動を制限してしまう。まさしく自縄自縛だ。僕にはそんな性格がある。勿論、言ったり書いたことを100%実行できるはずもないが、でも、出来なかったことを、けっこういじいじと考え込んでしまう。根に持ってしまう。昨夜言ったことを、夜が明けて簡単に覆してしまうような、どこかの政治家達(例えばTPPや消費税、某政党のマニフェストなど)とは、根本的に違うと、自分では思っている。
 もう一つ、損な性分だと思うのは、乗りかかった船からなかなか降りることができない。ボートに片足をかけたら、その足で、ボートを沖の方に蹴り出して、自分は岸に残るということが苦手なのだ。例えば、第1次UWF誕生時のアントニオ猪木。前田日明達をそそのかして新団体を立ち上げさせておいて、最後の最後で自分は新日本プロレスに残った。そんな真似はできない。結局僕は、乗ろうか乗るまいか悩んだあげく、もう片一方の足も、ボートに踏み入れてしまう。そんな経験が今までも多くあった。
 勿論、上に挙げたのは、あくまで自分の自分に対する評価でしかない。中には、「そんなことはない。お前は前言を翻しててばかりじゃないか」とか、「お前に梯子を外されたことがある」とか、お思いになられる方もいらっしゃるだろう。そこはそれ。お腹立ちになる前に、”自己評価”とはかくも甘いものだと、嗤っていただければ幸甚である。
 
追伸  結局、議員席には座らなかったが、名前だけは紹介していただいた。ちょっぴり嬉しかった。僕は、まるっきりの俗物なのである。

市政懇談会


 弘前市町会連合会では、市長と地域住民が直接話し合う場として、市政懇談会を毎年開催している010。弘前市内を、26地区に分けて、3年で一巡するように、地区毎に実施する。今日は、豊田地区の市政懇談会が行なわれ、参加してきた。
 今年は、9地区での開催が予定されているが、今日が4地区目。でも、僕にとっては、今年初めての市政懇談会参加であった。
 出席者の大半は、地区内町会の、町会長さんや役員の方々。それだけに、住民を代表して参加しているという意識が高いのか、熱心な意見や要望が、次々に出された。それに対する市長以下市の理事者側も、例年になく積極的に答えていたように思う。以前も書いたのかもしれないが、議会での答弁より、ずーっと明るくて声が大きいような感じもする。
 僕は、毎年、日程が合えばだが、数地区の市政懇談会にお邪魔をしている。勿論、発言をするわけではない。いろいろな地区の方々が、どのような要望を持っているか、どんなことで困っているのかなどを聞くことが、とても勉強になるからだ。この懇談会で気がついたことを、議会で採り上げたこともある。
 今日の懇談会では、自主防災組織のことや、町会運営、町会連合会の運営等についての要望が目立った。去年数か所参加した市政懇談会では、側溝や道路の補修についての要望がほとんどだったような記憶があるので(一年前のことでも曖昧になっている部分が多い)、それに比べると、今日の意見や要望は新鮮に聞こえた。
 話は変わるが、冒頭、理事者側の出席者紹介の後に、地区の市議会議員としてKさんだけが紹介された。僕は紹介されなかった。ちょっぴり妬いているのである・・・、というのは嘘で、僕は豊田地区に住んでいるわけでもないので、それは当たり前の話だと割り切っている。
 ただ、地区の市議会議員って、一体何なのだろうと不思議に思う。だって、地区毎に選挙をして議員を選んでいるのではない。僕らは、弘前市全域を一つの選挙区として、市全体のことを考えるために、選んでいただいているはずなのだ。一地区だけの代表として議員活動をしているわけではない。少なくとも僕は、そういう意識で、毎年、自分の住所以外でも、数地区の懇談会に出ている。
 まぁいい。あまり理屈っぽくかかってもしょうがない。これからも、いろいろな地区の市政懇談会に、こっそりと目立たぬように参加しよう。取り敢えず、明日は和徳地区だ。
 おっ! ひょっとして、僕の住んでいる地区!? 
 
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