今泉昌一の 私事時事

前弘前市議会議員 今泉昌一の  私的なはなし、市的(?)なはなし

2014年03月

増税前夜


 明日から、消費税率が5%から8%に上がる。新聞・テレビ等では、デパートや量販店が、掛け込み需要で賑わっている様子が、繰り返し繰り返し報道されていた。
 本当だろうか? 持ち前の野次馬根性も手伝って、スケジュールの合間をみて、郊外のホームセンターを除いてみた。平日の日中にしては混んではいたが、”ごった返す”というほどでもなかった。それでも、いろいろな売り場で、棚が空いているスペースが目立った。ひょっとしたら、一昨日・昨日は相当混雑して、商品が売り切れてしまったのだろう。
 僕も、世間の流れに釣られたわけではないが、ペットシーツとドッグフードを買った。といっても、ほんの少々だ。この先、税率がアップすることを考え、長い目でみれば、もっとたくさん買っといた方がよかったのかもしれない。でも、将来の負担増より、今現在の財布の中身の方が重要だ。・・・なんて考えてしまうから、お金が貯まらないんだろう。
 前回、消費税が3%から5%にアップした時は、まだ、書店を経営していた。3月31日のちょうど今時分は、レジの税率変更に取り組んでいた。
 今でこそ、小売店のレジは、本店でも支店でもコンピュータで一元管理が出来るようになっているらしいが、当時、わが社のレジは、全てスタンドアローン式であった。しかも、計画性もなく、故障した順番に取り替えてきていたので、メーカーも型式もバラバラだった。だから、一台一台、説明書を見ながら、3%から5%へ設定を変えていった。けっこうな時間がかかったように覚えている。
 ちょうど翌日から、家族で、東京ディズニーランドに行く計画を立てていたので、女房と娘は、一足早く、夜行寝台特急「あけぼの」で出発させた。僕は、その数時間後、全てのレジの税率変更を終えてから、夜行高速バスに飛び乗った。それでも、上野駅へは、僕の方は早く着いた。ちょっとした”西村京太郎”気分であった。
 その「あけぼの」も、今は姿を消した。

文化の季節(?)


 今日も、午後は、弘前読書人倶楽部で過ごした。そうすることが、もう3年も近い間、日曜日の午後のルーティンワークになっている。お客様が来れば、コーヒーなりワインを飲んでおしゃべりをする。誰もいない時は、新聞を読んだり、たまっている原稿を書いたりする。
 今日は、常連のKさんが、いつもより1時間以上も早く、台湾土産のからすみを持って来てくれた。おかげで、お酒のメーターは上がった。
 何にせよ、時間の制約がないので、のんびりと時間は過ぎていく。俱楽部は僕にとって至福の空間だ。
 でも、4月は、そうとも言っていられなさそうだ。日曜日に、どうしても欠かすことができない用件が入ってきている。
 まずは第2日曜日にあたる13日。友人の出版記念パーティーがある。僕も、発起人の一人として名を連ねさせていただいている関係で、外すわけにはいかない。もっとも、会場がすぐ近くなので、終わったら仲間と2次会を倶楽部で行う手筈にはなっている。
 翌週の20日には、弘前ペンクラブの役員会が、太宰治まなびの家で行われる。こちらも、役員の末席に座っている。5月の総会に向けて、資料づくり等でお手伝いすることになりそうなので、出席しないわけにはいかない。
 27日は、ようやく、倶楽部に昼からいることができる。でも、その日は、ブックトークを予定しているので、いつものように”のんびり”というわけにはいかない。
 日曜日以外でも、4月には、文化イベントが多い。
 5日には、博物館のリニューアルオープンセレモニーがある。こちらは、ただ出席するだけなので、気は楽だ。  
 逆に、12日は、大変だ。まず、13時半から、太宰治まなびの家指定管理開始1周年記念イベントを主催する。前回読書人倶楽部にも来ていただいた「津軽語リスト」の皆さんに、太宰作品を群読(ドラマリーディング)していただく予定だ。
 18時半からは、弘前市民劇場の例会もある。スタッフは16時半集合。だから、僕は、まなびの家のイベントが終わったらすぐに、市民会館にかけつけるつもりだ。
 この日のイベント2つには、是非、ブログを読まれた方もご参加いただきたい。太宰治まなびの家のイベントは入場無料。太宰が青春時代を送った家で、太宰作品の朗読を聴くのも味なものだろうと思う。
 市民劇場の方は会員制だが、入会は随時受け付けている。特に、今回の例会は、俳優座による「樫の木坂の四姉妹」という作品。正統派のお芝居らしいお芝居だ。長崎で被爆した姉妹の戦後を、一台のピアノの想い出を通して描く深い内容だ(と、先月、作者の話を聞いて僕は期待している)。是非多くの人に観ていただきたい。
 と、このように、”文化”に関するイベントやら会議にあちこち首をつっこんでいる。四月も忙しい月になりそうだ。
 もっとも、僕の場合、何一つ創造するわけでもない。絵はからっきし下手だし、人前で披露するような楽器の腕前も無い(カラオケでは先日88点を出してボトルをゲットした)。書や茶などの嗜みもない。専ら、鑑賞するか、運営のお手伝いをするだけだ。それもまた、一種の文化活動だと、自分勝手に開き直ってはいる。

政治の季節(?)


 4月7日に、無所属議員3人で、合同議会報告会を行う。今日、自宅で昼飯を済ませて、のんびりしていたら、急遽、Ko議員から電話が入り、その打ち合わせを行なった。
 いやいや、急遽と言うのは正確ではない。実際はもともとそういう予定だったらしい。ただ、僕が手帳に書いていなかっただけだ。多分、数日前、酒の席に連絡があったためだろうとは思う。
 幸いにして、打ち合わせ場所がすぐ近くだったから、10分ちょっとの遅刻ですんだ。なんて、自慢げに言うことでもない。気心知れた仲間内の集まりだからよかったようなものの、これが、公務だったり、デートだったりしたら大変だ。充分に反省しよう。
 さて、その合同報告会のことである。時間は6時半から。場所は、弘前文化センター第3会議室。今回は、岩木川市民ゴルフ場にテーマを絞って行なう予定だ。
 それも、一方的に、こちらから話すだけではなく、集まった皆さんと意見交換をしたいと考えている。だから、「岩木川市民ゴルフ場について語り合う会」という副題も掲げた。
 決して反対集会ではないので、ゴルフ場について、必要だと言う人も、是非お越しいただいて、ご意見を聞かせてもらいたい。世の中、当然のことながら、いろいろな考えがあって当たり前だが、大切なことは、きちんと Face to Face で話し合うことだと思う。
 無所属議員合同報告会とは別に、恒例の僕個人の報告会も行う。4月16日の予定で、いつものとおり、百石町展示館で午後6時半からだ。
 こちらは、予算審査も含め、3月議会全般のことや、先日行った視察のこともお伝えする。詳しくは、又、改めて、このブログでもご案内したい。
 4月には、弘前市長選挙もある。投開票日は13日。2日には、文化センターで、立候補を表明している2候補(今のところ)の合同演説会も行なわれる。これには万難を排しても行きたいと思っている。
 今回の市長選、今から低投票率を懸念する声もある。何と言っても、選挙は、有権者にとって、最高の意思表示の機会だ。弘前市民の方は、棄権することなく、投票に行っていただきたい。
 と、何かにと政治日程(?)が詰まっている。忙しい月になりそうだ。

宝くじが当たったら


 いよいよ、一昨日の秋田市での視察のことを書く。
 僕は常々、弘前市は文化都市を標榜しながら、文化に対する市の支援が少ないのではないかと、指摘してきた。実際に、いくつかの文化団体の方からも、そういったお話を聞いて、決算委員会でも発言したことがある。
 そんな折、秋田市の、文化振興助成事業というものがあることを知った。これは詳しく調査してみなければならない。と言う訳で、年度末の何かにと慌ただしい中ではあるが、秋田市教育委員会の担当者を訪ねたのだ。
 この事業は、昭和58年度から始められている。この間、2年間の休止期間もあり、また制度自体の組み替えも行なわれてはいるが、ここ数年は、市民の文化活動に対し、上限約20万円の助成金を支払っているとのことだ。特に、2014年度には、秋田氏を中心に、国民文化祭が開催されることから、今年度と来年度は、予算を積み増しているという。
 弘前市の市民参加型まちづくり1%システムは、福祉・交流・防災・スポーツといった様々な市民活動が対象だが、秋田市の制度は、”文化”に限っていることがポイントだ。
 もう一つ、秋田市の特色は、個人への助成を認めている。又比較してしまうが、弘前の1%システムは、5人以上の団体のみが対象だ。
 どちらがいいとか悪いとかの話ではなく、それぞれの市の姿勢が表れているようにも思う。
 これまでの助成実績一覧表も見せていただいた。233件の事業に1億2千万円近い助成がなされている。音楽・美術はもとより、学術研究や、民俗芸能保存、古文書の解読、映画上映、書籍の出版、バレー、一輪車等々、多様なジャンルが含まれている。
 一輪車? 一輪車ってスポーツなのではないのかな? ”文化”と”スポーツ”の線引きってどこにあるんだろう、と質問したら、体育館等で競技を行う場合なら“スポーツ”だけど、ホールを使って芸術性を見せるものは”文化”と扱うのだそうだ。その他にも、“文化”の定義は難しく、基本的には、審査委員が判断することになる。
 根が理屈っぽい方なので、申請や審査の方法、事業の成果等について、細々と質問した。成果の検証については、一考の余地はありそうだった。
 肝心なのは、その助成金の財源だ。なんと、そもそもの発端は、ある篤志家の2億数千万円もの寄付だったそうだ。それに市でいくらか加えてきりのいい数字にし、基金としたとのことである。金利の高かった時期は、その利息で助成を続けていても、基金は増えていった。ところが、低金利時代の昨今は、元本を取り崩しながら助成をしている。でも、高金利時代に増えた分があるので、まだ、最初に積んだ金額はキープしているとのことだった。
 なるほど、寄付か。そう言えば、以前、どこかの町の先進的な図書館を見学した時も、個人からの寄付が、運営費用や蔵書の基礎となっていると聞いた記憶がある。
 僕が、この先、何億円もの大金を手にする可能性と言ったら、宝くじが当たる以外考えられない(競馬? 最近は当たる気がしない)が、もしそうなったら、僕も、文化事業や図書館に、ドーンと寄付しよう。もっとも、僕の場合、老後に遊んで暮らす分を差し引いての話だから、そうたいした額にはならないかもしれない。うーん、我ながら志が小さいなぁ。
 

お詫び & 言い訳


 秋田から帰ってきた。文化振興施策として、秋田市の取組は、大いに参考とすべきものであった。忘れないうちに、このブログにも、しっかりと書きとどめておかなければならない。
 と、思っていたが、帰ってくるなり、急にペンクラブ会長から招集されて、三役会に出席した。4月の役員会、5月の総会の打ち合わせだった。
 夜は夜で、友人が新しく始めるビジネスについて相談があるとのことで、街に繰り出した。飲んで語り合って歌って、たった今、家に着いた。2日ぶりに、パソコンの前に坐っているが、既に、頭は朦朧としている。
 そんな訳で、秋田市視察のことは、明日、きちんと(?)書く。秋田市の文化政策については、是非紹介したいことがいろいろあるが、今、書けるのは、秋田市役所で出迎えてくれた職員が、まさしく秋田美人だったということだけだ。それ以上のことは、じっくりと時間をとって、酔っていない時に書こうと思う。
 ただ一つ、日付け変更線間際になっても、書いておかなければならないことがある。出張に行っていたり、体調の関係(その辺の事情はブログの本文でその都度お知らせしていると思ってはいるが)で、コメントに対する返事が遅れていることだ。申し訳ないと思う。
 でも、ご理解いただきたいのは、コメントを寄せて下さったある方から、返事がないのは無責任だとお叱りをいただいたが、決して特定のコメントに対する返事を怠っているのではないということだ。
 でも、よく考えてみれば、一日二日、返事が遅れたからといって、そこまで人格を批判されるいわれもないように思う。今までもそういうことはあったし、これからも、ままあると思う。毎日ブログを更新することは、既に守られていないにせよ、僕の個人的な目標だし、寄せていただいたコメントには、出来得る限りお返事をしたい。それがブログを開設している人間としての誠意だと思っている。コメントを受付ないとか、コメントに全く返事をしないなんていうのは、それこそ、ブログを開いている意味がないとは思う。
 ただ、体力・時間等、様々な事情(決して個人的な感情ではない)があって、すぐにはお返しできないこともあるということを、ご理解いただきたい。
 とにかく、明日は、秋田視察の報告もちゃんと書くし、溜まっているコメントへのお返事も書くつもりだ。ただし誰からも夜のお誘いがなければ・・・。
 などと、言い訳を書き連ねているうちに、もうこんな時間だ。日付け内更新に間に合うだろうか。
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