議会基本条例制定委員会の情報交換会(?・・・懇談会)を終えて、さっき帰ってきた。大人の懇談会である。あとは、言わずもがな、わかってもらえると思う。今日は、きっと、誤字脱字誤変換が多いだろう。
勿論、午後3時から、2時間以上に及ぶ、真剣な会議をした後で、場所を変えての懇談である。自分で言うのもなんだが、会議自体は、とても真剣で丁寧な議論がなされた。
更に勿論のことであるが、懇談会は、全て自腹である。公費は一切支出していない。
などと、当然のことを、敢えて書かなければならないほど、今、議員の公費の使い方が、全国的に問題となっている。号泣で名をはせたN兵庫県議の他にも、公費で夫婦旅行した議員や、常識では考えられないくらいの切手を購入していた議員もいる。先日のNHKのクローズアップ現代では、地元支援者の新年会などにちょこっと顔を出すだけで、市民の声を聞くという名目で、政務活動費を使っていたという事例も紹介されていた。
同じ地方議員として恥ずかしく思う。
などと他人事みたいにも言っていられない。かつて、”政務調査費”と言っていた時代に、弘前市議会でも、それで漫画本を購入していた議員がいて、全国報道されたことがある。今のN兵庫県議と同じくらい、世間に恥を晒した。
その事件がきっかけとなって、弘前では、政務調査費が廃止になった。僕が議員に初当選させていただく1ケ月前の話である。その後、法律上は、政務調査費は政務活動費と名前を変えたが、今でも弘前市にはその制度は存在しない。だから僕は、自慢じゃないが、その手の公費は一切もらったことがない。
ただ、現在、その復活を望む声が、議員仲間の中から聞こえてくる。現に、今協議をしている、議会基本条例の素案の中にも、それに関する条文がある。
今日の委員会では、条文をさらっと舐めたくらいで、深い議論は、次回以降になった。ただ、隣に座っていたK議員が言ったように、支給額、支給方法、使途、報告の内容まで、しっかり議論した上でなければ、基本条例に盛り込むのは如何なものかと、僕は思う。加えて言えば、その監査に、第三者機関を設けることまで考えなければ、結局、議員のお手盛りになってしまう危険性は排除できない。
最初に活動費ありきではない。何のために必要か、その公正さをどのように証明するかを、きちんと決めた上でなければ、僕は反対なのである。
と、言いつつ、いつも懐はピーピーと言っている。「武士は食わねど高楊枝」などとは言うが、食わなくても飲まずにはいられない。政務活動費には否定的な態度をとる、すなわち金は要らないなんて恰好はつけてはいても、只酒を飲ませてくれるところには、ホイホイと参上したい。
いつでも誰でもお誘い下さい・・・。って、我ながらみみっちい落ちだなぁ。