今泉昌一の 私事時事

前弘前市議会議員 今泉昌一の  私的なはなし、市的(?)なはなし

2014年12月

今年一年を振り返って


 大晦日に、このタイトルで書き始めるのは、如何にもベタですが、しきたり(?)なのでお許し願いたいと思います。
 僕にとって今年は、昨日の「読んだ本ベスト10」で、「春の嵐」が2年連続第一位になったように、まさしく嵐の吹き荒れた(おーっ、なんと大げさな!)一年でした。いいことも、悪いことも全てひっくるめて、あと何年生きるかわかりませんが、一生記憶に残る一年だったと思います。
 よく飲んだ一年でもありました。飲みすぎて、ブログを更新しなかった日も、けっこうありました。今思えば、まるで魔法にでもかかったように、議員(公人)としての、いや、私人としても、自分を見失いかねていた時期も、冷静に振り返れば、あったようです。
 競馬は、とうとう1回も当りませんでした。年末ジャンボ宝くじも外しました。愛犬の死を看取り、メガネを壊し・・・。特に、後半は、辛い思いが多かったような気がします。
 さもありなん。実は、僕らの年齢は、今年が前厄だったのだそうです。
 それを知って、なんとなく腑に落ちたつもりになりましたが、ということは、来年が本厄です。これは困ったことになりました。そうです。来年は、改選期を迎えるのです。今からだと、手遅れかもしれませんが、4月まで、せいぜい身を清めるよう努めます。
 あっ、そうそう、最後の最後に一つ、いいことがありました。しばらくぶりに袖を通したコートのポケットから、折りたたまれた1000円札が1枚出てきたのです。
 これは、来年に向けて、吉兆です。あるいは、神様が、年の終わりに、きちんと帳尻を合わせて下さったのかもしれません。いずれにしても、感謝感謝です。
 ・・・しかし、1000円札1枚で合わせられる帳尻なんて、僕の一年間は、いったい何だったんでしょうね?

 今年一年間のご愛読、有難うございました。お陰様で、アクセス数が、この一年で、相当増えております。偏に、皆様が、ずーっと読み続けていて下さっている賜物だと、深く感謝申し上げます。来年も、ご愛読のほど、よろしくお願いします。
 皆様、よいお年を・・・。

今年読んだ本ベスト10


 恒例の、今年読んだ本ベスト10を、一気に書いてしまおう。

第一位 「春の嵐」 
 昨年に引き続き第一位である。中学の時に読んだ感想と、昨年読んだ感銘と、今年読んだ感傷は、それぞれに違う。いい本は、その時々の読み手の心情によって、幾重もの解釈を与えてくれる。
第二位 「1964年のジャイアント馬場」
 1960年代の、第2期プロレス黄金期に、アメリカで活躍したジャイアント馬場の物語。同著者の「1976年のアントニオ猪木」読み比べれば、なお一層面白い。
第三位 「走れ移動図書館車」 
 著者 鎌倉幸子さんが、弘前読書人俱楽部に来て下さったことは、今年の僕の10大ニュースにもランクインするほどの出来事だった。
第四位 「原発ホワイトアウト」
 改めて、原発の危険性、原発行政の不透明性などを浮き彫りにした小説である。映画化してもよさそうなのだが、どこかから圧力がかかるかもしれない。
第五位 「悪魔の涎」
 ブログ本文でも紹介した。南米の小説は、馴染みが薄いだけに、まだまだ隠れた名作があるに違いない。
第六位 「ザ・タイガース 世界は僕らを待っている」
 ご承知の通り、僕はアイドルファンなのである。グループサウンズも大好きであった。中でも、タイガースは、頭抜けた人気を誇っていた。
第七位 「闇に香る嘘」
 これもついこの間紹介した。今年の乱歩賞受賞作である。密室も、アリバイくずしも、意外な凶器も出てこない、それでいて、充分にどきどきはらはらさせるミステリーだ。
第八位 「カウントダウン」
 夕張市を思わせる、財政破綻をした地方都市での市長選挙をめぐる物語である。全くのフィクションだが、一地方議員として、考えさせられたことも多かった。
第九位 「限界自治 夕張検証」
 第八位の本を読んで、改めて夕張のことが気になった。市長の責任は大きく報道されたが、議員の責任も、それに負けないくらい重い、ということを突き付けられた思いがした。
第十位 「教養としてのプロレス」
 今年の10冊の中に、2冊もプロレス本が入っているところに、僕の教養の程度が現われてしまう。

今年最後の・・・


 今年最後の飲み会に行ってきた。某大学の准教授のS先生と一緒だった。
 S先生は、平仮名にすれば、ごくありふれた苗字でなのだが、漢字で書くと、とても珍しい。おそらく、弘前市には他に一軒もないだろう。
 実は、ここで、S先生なんてまどろっこしい書き方をせずに、こんな珍しい苗字なんだよ、とその感じををご披露したい。でも、政治学者と地方議員が一献酌み交わしていたなんて、僕はいいけど、先生にはご迷惑な話かもしれない。だから、残念ながらS先生で通すことにする。
 先生は、四国のお生まれなんだそうだ。先日、年末の挨拶に伺ったところ、今年は帰省しないので一杯いかがですか?という話になった。
 ご専門が、社会学や政治学なので、僕は、初当選以来、度々お邪魔しては、いろいろと教えていただいている。先生の主催した「口利き政治に関するシンポジウム」(正式名称は忘れた)に、僕もパネリストとして参加し、議会内で物議を醸したこともある。
 反対に、僕らの関係する催し物等にも、講師やコーディネーターとしてご出席をいただいたこともある。
 と、そんな真面目な関係ばかりではない。先生は、レコードコレクターでもある。先生の研究室に遊びにいくと、昭和40年代から50年代にかけての、歌謡曲・フォーク・ロックのレコードが、山と積まれてある。キャンディーズや井上陽水・ビートルズといった、比較的メジャーなものから、こんなのはよっぽどのマニアじゃなければ知らないだろうといったレアなものまで、レパートリーは幅広い。その中に、僕の守備範囲は、ぴったりと収まる。
 以前は、定期的に、研究室で、レコード鑑賞会を開催していたが、最近はお忙しいのか、しばらく中断している。その代わり、2年前には、弘前読書人俱楽部に来ていただいて、鑑賞会を行っていただいた。また、いつかやりましょう、なんて話をした。
 政治や教育の話題の時は、熱く議論を交わし、レコードの話では、頬を緩めて談笑する。そんな楽しい時間が、あっという間に過ぎた。今年最後の飲み会にふさわしい、充実したお酒であった。
 ところで、つい、いきおいで、”今年、最後の飲み会”と書いてしまったが、本当にそうなんだろうか? 今年は、まだ、明日も明後日も残っている。明日あたり、誰かから電話が来て(まるでそれを待ってるみたい・・・?)、また出かけることも無いとはいえない。そうしたら、明日のブログに,今年最後の「お詫び並びに訂正」を掲載しなければならない。

神様と有馬記念


 消防団の屯所の大掃除&年越しの準備。団長と僕、そして新人のS君の3人が集った。
 普段は手をかけない所も掃除する。例えば、壁の高い位置に掛けられている賞状や写真の額の裏。これがけっこう汚れている。クモの巣の跡が壁にへばりついている。残念ながらへそくりは発見できなかった。
 テレビやストーブの裏も埃がたまりやすい。屯所のテレビは、今流行りの薄型などではない。旧式の、ほとんど立方体といってもいいような、やたらに重いものだ。それを台ごと動かして、掃除機をかけた。残念ながら小銭も落ちていなかった。
 神棚の中も掃除した。古い締め縄を外し、水玉、平子、榊立てなどを全部下ろしてから水拭きをした。下ろした水玉等を、洗剤で洗い、またもとに戻し、新しい締め縄を飾った。
 最後に、お供えを作って、これで年越しの準備も完了だ。
 何せ、消防団は格式と伝統を重んじるところだ。こういう季節季節の行事は、きちんと踏襲されなければならない。
 などと、偉そうに書いているが、僕は、実は、そういうことに全く無頓着だ。神棚の正しい配置も、さっぱりわからない。大体にして、水拭きしていいものやら、お飾りを洗剤で洗っていいものなのかもわからない。ひょっとしたら、水玉や平子の置き方を間違えたかもしれない。
 そうか、それでバチが当たったんだ。今日の有馬記念。また外してしまった。
 昨日の深夜のブログで、「今年は真っな嘘が日の下に晒された年だし、色LEDのノーベル賞にも沸いた年だ。だから、白、赤、青の三枠を枠連で買おう」と書いた。失敗した。こう書き加えればよかったのだ。「今年は、腹い人たちの真っ赤な嘘が・・・以下同文」。そして、白、赤、青に、黒枠も加える。そうすれば、黒枠と赤枠。2-3で見事に的中していたのだ。なんて、全ては後の祭りである。
 来年こそは、神様のバチが当たらなくていいので、馬券をバッチリ当てたい。

有馬の予想


 なんだかんだ言って、今日も酔って帰ってきた。弘前市民劇場の望年会が行われたのだ。
 だから、脳みそは朦朧としている。まともに論理的に思考できる状態ではない。
 でも、明日は有馬記念だ。一年の運のつき納めだ。ここは、本来であれば、脳みそ全開でなければならなかった。今日明日で、出馬表を隅々までチェックするのが、競馬FANなのだ。  でも、明日も午前中から予定がつまっている。有馬の予想を、オッズの締切前に書けるかどうかもわからない。
 そこで、今日、これから書こう。
 まず第一に、僕も、政治の世界で生きている人間である。自分の発言には、責任をとらなければない。一度発言したことは、説明責任が果たされるまでは、安易に撤回してはならないと考えている。
 僕は、秋の予想の中で、一貫して、今年の三歳世代は強いと書いてきた。今さら、その方針を変えるのは、自分では難しい。だから、ワンアンンドオンリーと、トゥザワールドに応援したい。
 もう一つ、有馬記念は、今年の世相の反映でもある。
 今年は、作曲家、理研の科学者、県議会議員、ASUKA、等々、真っ赤な嘘が白日の下に晒された。一方で、青色LEDの開発で、日本人の科学者が3人、ノーベル賞を受賞した。;だから、赤。白、青の3枠の連勝複式も狙ってみたい。 
 なんだかんだ言って、このブログでは、今年、全敗だ。仮に外すにせよ、来年につながる負け方をしたい。
 ・・・て、もう、負けるのを前提としたような書き方だ。いやだねぇ、負け癖のついた人は。とにかく当てて、穏やかな正月を過ごしたいものだ。
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