今泉昌一の 私事時事

弘前市議会議員 今泉昌一の  私的なはなし、市的(?)なはなし

2016年02月

数字は語る(騙る)


 弘前市は、経営型行政運営を謳っている。確かに、ここ数年の様々な施策の展開には、従来型の所謂”お役所仕事”とは違ったスピードと発想を感じる。その点は素直に評価している。
 ただ、数字に対する考え方には、まだちょっと不十分だと思われる節がある。目標値の設定の仕方、効果の測定等、会社経営では生命線ともいえるこういったことに、甘さを感じる時がある。まぁ、それらについては、予算委員会等で追及していこう。
 なんて、人様のことはともかく、自分の数値である。今年僕は、歩くことを宣言し、平均7千歩を目標値として掲げた。計画を立て、常に効果を測定し、未達の場合は即座に対策を講じ軌道修正を図っていく。まさに経営型健康管理を行おうというものだ。
 さて、今日で2月もお終い。一体今月の結果はどうだったんだろう? 恐る恐るスマホの万歩計アプリを覗いてみた。
 よかった。平均7100歩強。ぎりぎりだけどクリアーしていた。
 実は、ここ数日間、喉の調子がまた思わしくなく、咳も一時激しくなって、あまり歩かない日が続いた。今日も、4千歩しか歩いていない。だから自信はなかった。
 一方で、1万3千以上も歩いた日もある。多い日、少ない日取り混ぜて、平均して7千歩をちょっと超えたということだ。
 この目標設定のしかたはどうなんだろう? 甘いと言われれば確かに甘いかもしれない。でも、「毎日7千歩以上」などという目標にしてしまうと、根性の無い僕は、すぐにめげてしまいそうだ。とりあえず、「1㎞くらいなら歩こう」という意識を長続きさせるためには、妥当な線なのではないか。(って、本当に自分には甘い。こんなんで、市の姿勢を追及できるのだろうか)
 今のところ、1月2月と、目標を達成した。ところが3月には大きな障壁が立ち塞がっている。明日からの議会だ。午前10時から午後4時前後まで、途中で休憩はあるものの、基本的には一日中座り放しとなる。
 家から議場のある庁舎まで、往復歩いたとしたって、たかだか4千歩足らずだ。そんな日が、来週・再来週と2週間も続く。どこでどうやってカバーしたらいいんだろう? 
 議会が休みの土日に歩けばいいじゃないかと言ったって、平日に4千しか歩かず、土日だけでカバーしようとすれば、一日1万5千近くも歩かなければならない。これは、けっこうきつい。先日、1万3千歩いた翌日は、朝起きるのがつらかった。
 わかった。平日の歩数を増やせばいいのだ。どうやって? 夜の街を歩けばいい。家と議場の往復+家と鍛治町との往復で7千。数字の辻褄はピッタリ合う。
 うーん、しかしこれで本当に、経営型健康管理と言えるのだろうか? 財政(こづかい)も健康も、あっという間に破綻してしまいそうだ。

王道ブックトーク


 弘前読書人俱楽部例会、ブックトークを開催した。冬の寒さがだいぶ緩んだせいか、例月に比べても多数の方にご参加いただいた。つがるプロレスのエース、gosaku選手も顔を出してくれた。読書人俱楽部とつがるプロレス、公私ならぬ私々混同ではあるが、3月5日のイベントと、4月3日の興業のPRもさせていただいた。
 講師は、地元の出版社のK社長。以前、このブログでも紹介したことがある「月刊弘前」というタウン誌も発行している。
 僕の乏しい知識でも、地方都市における出版という事業が、そんなに儲かる仕事とは思えない。弘前市は、他の地方都市に比べても、出版活動は活発ではあるが、だからと言って、何千部、何万部などというベストセラーなど、そうそう生まれるものではない。その仕事を、お父上の代から、綿々と続けている。それにはやはり、地方の文化を守る、物書きを育てるといった使命感がなければできるものではないと、いつも感心している。
 今日も、そういった業界の話を聞かせてもらえるものかと思っていたら、ご自身の読書体験のお話しが中心だった。子供の頃から、読書好きだったということ。国語の成績や作文が得意だったことなどをお話ししてくれた。父親の後を継ごうと決心するきっかけとなった本も紹介していただいた。
 話しの中には、日曜日の度に、今泉本店連れてこられて本を買った思い出など、”今泉本店”が何度も出てきた。面はゆいというか、照れ臭いというか、有難いというか・・・。「喰いねぇ、喰いねぇ、寿司喰いねぇ」と、寿司の一貫でも御馳走したくなる気分になった。
 そういう意味では(”今泉本店”が出てくるという意味ではない)、今日は、ブックトークの本格本寸法の話と言える。王道とでも言おうか。
 ただ、ブックトークは王道ばかりではない。邪道も脇道もバイパスもある。
 よく、ブックトークの講師をお願いすると、「私、そんなに読書家ではないので」とか、「いえ、最近そんなに本を読んでませんから」とか言ってお断りになる方がいる。どうやら誤解されているらしい。ブックトークと言ったって、僕らのやっているものは、読んだ本の紹介をしたりするばかりではない。
 趣味の話でもいい。旅の話でもいい。映画の話でもいい。酒の話でもいい。何かしらどこかで”本”に繋がっていればいいのだ。
 例えば先月は、古新聞を読む会を行った。来月は、レコードを聴く会である。弘前学院大学のS教授が、自慢のLPやらドーナッツ般やらを持って来てくれることになった。
 読書人俱楽部が今のような例会を始める前に、一度レコード鑑賞会と称して開催したことがある。けっこう好評だったので、今回改めてお願いした次第だ。懐かしいレコードを聴きながら、その時代に読んだ本を、ちょこっとでも思い出してもらえればなぁ思う。
 次回ブックトークは、3月20日(日)、午後4時から。場所は弘前読書人俱楽部である。会員以外の方でも、是非ご出席下さい。
 

手作りセレモニー


 旧弘前市、旧岩木町、旧相馬村が合併し、新しい弘前市が出来て、まる10年が経過した。今日は、それをお祝いするセレモニーが、ヒロロスクエアで行われた。
 一か月ほど前、僕は、お隣の平川市の、同じく合併10周年の式典にもおじゃました。壇上には、地元選出の国会議員らが座り、一人一人が祝辞を述べた。新しく制定した「市民の歌」のお披露目もあった。非常にオーソドックスな式典であった。それはそれで素晴らしかったし面白かった。
 それに比べると、今日の弘前市のセレモニーは、ずーっとアットホームな雰囲気だった。第一、開場がオープンスペースなのである。広いフロアの一角に簡単なステージを作り、椅子を並べただけのものだ。セレモニーをおこなっている最中でも、その横を通り過ぎていく人がいれば、立ち止まって観ていく人もいる。同じフロアで遊ぶ子供の歓声も聞こえてくる。
 司会者もプロではなく、市の職員が担当した。津軽弁のイントネーションが初々しくて、とても好感がもてた。これから市の行うイベントは、全部、こうすればいいのに。プロ(?)の司会者の鼻につく標準語より、ずーっと良かった。
 仰々しい胸章をつけた人のための席もない。来賓の祝辞もない。市長と議長が、集まった子供たちに語りかけるように挨拶をしただけだ。
 メインイベントは、現在10歳の、市内の小学生たちによるスピーチだ。12人の子供たちが、一人一人が立ち上がって、自分の夢と弘前の好きなところを発表する。それに、市長と議長が、代わる代わるコメントを述べるという、実に心が和む企画であった。 
 それにしても、今の子供たちはしっかりしている。自分の夢を持っていて、それを堂々と発表できる。プログラマー、オリンピック選手、プロ野球選手、料理人etc。 決して単なる夢ではなく、現実の目標としてとらえているような気構えも伝わってきた。
 僕が10歳の頃は、どうだったろう。明確な将来のビジョンだなんて、持っていたんだろうか? プロレスラーになりたいと思ったのは14歳になってからだし、少なくとも、本屋のオヤジになろうとか市議会議員になろうかなんては、小指の先ほども考えていなかったのは確かだ。その日その日を、ただ楽しく過ごしていただけのように思う。
 セレモニーの最後は、市内の小学生の代表による合唱。これも、ステージに上がって賑々しくというものではない。会場全体をぐるっと取り囲むようにしての合唱だ。予め歌詞を印刷したものが配られていたので、自然と参加した人も歌い出し、会場全体からメロディーがわき上がったような感じになった。
 というように、手作り感満載のセレモニーであった。閉ざされたホールで行う厳かな式典もいいが、今日のようなゆるーい雰囲気のものもなかなかいい。子供の笑顔あふれるまちを目指す、ある意味では弘前らしい素敵なセレモニーだったと思う。
 
 
 

津軽家の宝物


 岩城山麓にある高照神社宝物殿には、津軽家縁の名品が保管されていて。その一部は一般にも公開されている。中には、国指定重要文化財クラスの刀剣もある。
 ところが、これまでは、その宝物殿も、保管態勢も、十分ではなかった。数年前には、宝物殿の壁面に鼠穴が発見されたといったニュースも流れた。また、一品一品の維持管理も、地元の方々の献身的な努力によって支えられてきた。
 数ある宝物の中でも、僕が特に興味をそそられるのは、藩政時代の、全国の城下町の絵地図だ。その時代に、よくぞ集めたものだと感心する。
 一度、広い体育館の床一面に、それらを北から南まで順に敷き詰めて、市民に公開したことがある。いや、それは見事なものだった。
 ただ、せっかくの貴重な資料が床に置かれてあり、ぼくらはスリッパを履いて、それらを見下ろすように歩く。そのことにもの悲しさを覚えた。また、隅の方から変色したり朽ちかけているものもあった。
 やはり、温度・湿度等をコントロールして、適切に保管する施設が必要だ。それは勿論、地図だけではなく、甲冑も刀剣も同様である。紙には紙に、金属には金属の、布には布の、最適な条件がそれぞれあるはずだ。それらを確実に制御する設備がなければならない。
 展示の面でもそうだ。地図の場合なら、きちんと額に入れて、いつでも誰でも見られるようにしてもらいたい。そうなればきっと、観光の目玉にもなるだろう。
 そんなことも考え、議会でも何度か、質問し要望したことがある。僕以外にも、地元旧岩木町出身の議員が、たびたび質問していた。
 この度、ようやく、その願いが叶い、(仮称)津軽歴史文化資料展示施設が建てられることになった。今日、その工事安全祈願祭式が執り行われ、市議会経済文教常任委員長として出席してきた。
 まずは大きな前進である。箱物行政に対する批判もあるが、これはただの箱ではない。津軽の文化財を守るための箱である。僕は、速やかに工事が進むことを願っている。
 ただ、次に気になるのは、中身のことだ。保管はそれぞれにしっかりと行うとして、せっかくの価値ある工芸品や資料を、どのように来館者に見てもらおうとするのか?
 先日、もりおか歴史文化館を視てきた。展示されている物は少なかったが、なかなか凝った作り、見せ方になっていた。
 惜しむらくは、平日だったこともあってか、来館者は少なかった。というか、ほとんど貸し切り状態だった。盛岡という街の、ほぼど真ん中に位置していてもそうなのだから、弘前市街から車で30分ほどの岩木山の裾野に建てられる、弘前の、(仮称)津軽歴史文化資料展示施設の場合、よっぽどの工夫をしなければ、多くの人を呼び込むには難しいのかもしれない。
 それにしても、こうしてパソコンで文字を入力していても、「(仮称)津軽歴史文化資料展示施設」という名前は長い。早く(仮称)がとれて、すっきりとした本名がつくことを願っている。

聞くに聞けない?


 昨日は、大変失礼をした。弘前地区消防事務組合の定例議会があって、その後、懇親会も行われた。 誤解のないように改めて書いておくが、会費制である。そしてさらにその後がよくなかった。一人で2次会(?)に行って、知人とプロレス絡みのことで熱く口論し、帰ってきたらもう、タイムアップ寸前だった。 
 それほど遅くまで飲んでいたのだが、今日、糖尿の定期検査にいったら、血糖値は異常に低かった。ドクターが言うには、酒は血糖値を下げるのだそうだ。ただ、いろいろとつまみを食べる、それが良くないとのこと。だったら、明日から酒だけ飲もう。
 なんて冗談はともかく、昨日の消防事務組合議会のことである。平成28年度の予算案や、国の法律や省令改正に伴う条例改正案などを審査した。いくつか質疑も交わされたが、7つの議案とも、全会一致で承認された。
 予算の中で大きなものは、弘前消防署の梯子車と東消防署の化学車の更新である。ビルも大型化し、火災の原因も多様化している現代においては、どちらも欠かせない車両だ。
 僕は、きわめて大人しくしていた。だって、住民の命と安全を守る予算である。異議を唱えることもない。
 僕の基本的なスタンスは、議場での質問は、何でもかんでもすればいいというものではないということだ。何か疑念があってそれを質すとか、自分なりの提案や主張を訴えるとか、そういった場合に、堂々と論戦を張りたいと思っている。あまりいい表現ではないが、議場での質疑応答には、言質を取るという意味もある。
 とはいえ、実際には、他の議員とのやりとりを聞いていて、興味本位で聞いてみたいこともあった。今日は、その中の2つを紹介しよう。

 1,火災の件数は人口に比例する?
 消防施設の適正配置に関する応答の中で出た言葉だ。一般的にはすぐうなづくことができる。でも、渡された別の資料を見ると、人口8千人の田舎館村の火災発生数の方が、人口1万4~5千人の板柳町や藤崎町のそれよりも遙かに多い。それどころか、人口3万人を超す平川市の火災数とほぼ匹敵する。これは一体どういう「わけなんだろう?
 それと、人口と火災件数が比例するのであれば、消防団屯所の再配置も考える必要がありそうだ。弘前の場合も、人口のドーナツ化現象は進んでいる。今の屯所の配備は、それに十分に対応し切れていないようにも思うのだ。
 そのことは、懇親会の折、署長にも伝えておいた。いつかまた、市議会の一般質問でも採り上げることになるだろう。
 
 2,タガログ語の需要は?
 消防本部では、昨年10月から、デジタル無線システムを導入した、高機能消防指令センターをスタートさせた。エリア内の通報をすべて一元化し、迅速な指令と出動を可能にするものだ。昨日の答弁の中では、通報を受けてから出動までで、約20秒の短縮になったとのことだ。
 その他にも、位置情報確認システムや、高所監視カメラの設置など、安全のための様々な機能が備えられている。中で、外国人からの通報にも対応できるようなシステムも取り入れたのだそうだ。
 ある議員の質問に答えて、英語・韓国語・中国語・ロシア語の他、タガログ語にも対応できると説明があった。その時、議場が少しざわついた。「タガログ語ってどこの言葉だ・・・?」なんて会話も聞こえてきた。
 そうなのだ。あまりにも一般的とはいえない、一体、どれくらいの需要があるのだろう? 実際に10月以来、外国語通報をそれぞれ何回受けたのか、なんて質問もしてみたかったのだが、予算や条例案には関係がないことなので、ここはぐっと我慢した。決算の時にでもおずおずと質問してみよう。
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