弘前市は、経営型行政運営を謳っている。確かに、ここ数年の様々な施策の展開には、従来型の所謂”お役所仕事”とは違ったスピードと発想を感じる。その点は素直に評価している。
ただ、数字に対する考え方には、まだちょっと不十分だと思われる節がある。目標値の設定の仕方、効果の測定等、会社経営では生命線ともいえるこういったことに、甘さを感じる時がある。まぁ、それらについては、予算委員会等で追及していこう。
なんて、人様のことはともかく、自分の数値である。今年僕は、歩くことを宣言し、平均7千歩を目標値として掲げた。計画を立て、常に効果を測定し、未達の場合は即座に対策を講じ軌道修正を図っていく。まさに経営型健康管理を行おうというものだ。
さて、今日で2月もお終い。一体今月の結果はどうだったんだろう? 恐る恐るスマホの万歩計アプリを覗いてみた。
よかった。平均7100歩強。ぎりぎりだけどクリアーしていた。
実は、ここ数日間、喉の調子がまた思わしくなく、咳も一時激しくなって、あまり歩かない日が続いた。今日も、4千歩しか歩いていない。だから自信はなかった。
一方で、1万3千以上も歩いた日もある。多い日、少ない日取り混ぜて、平均して7千歩をちょっと超えたということだ。
この目標設定のしかたはどうなんだろう? 甘いと言われれば確かに甘いかもしれない。でも、「毎日7千歩以上」などという目標にしてしまうと、根性の無い僕は、すぐにめげてしまいそうだ。とりあえず、「1㎞くらいなら歩こう」という意識を長続きさせるためには、妥当な線なのではないか。(って、本当に自分には甘い。こんなんで、市の姿勢を追及できるのだろうか)
今のところ、1月2月と、目標を達成した。ところが3月には大きな障壁が立ち塞がっている。明日からの議会だ。午前10時から午後4時前後まで、途中で休憩はあるものの、基本的には一日中座り放しとなる。
家から議場のある庁舎まで、往復歩いたとしたって、たかだか4千歩足らずだ。そんな日が、来週・再来週と2週間も続く。どこでどうやってカバーしたらいいんだろう?
議会が休みの土日に歩けばいいじゃないかと言ったって、平日に4千しか歩かず、土日だけでカバーしようとすれば、一日1万5千近くも歩かなければならない。これは、けっこうきつい。先日、1万3千歩いた翌日は、朝起きるのがつらかった。
わかった。平日の歩数を増やせばいいのだ。どうやって? 夜の街を歩けばいい。家と議場の往復+家と鍛治町との往復で7千。数字の辻褄はピッタリ合う。
うーん、しかしこれで本当に、経営型健康管理と言えるのだろうか? 財政(こづかい)も健康も、あっという間に破綻してしまいそうだ。