年度末の今日、おめでたいニュースが2つ飛び込んできた。ニュースといっても、テレビや新聞で報じられるようなことではない。きわめて身近な話題だ。
午後、市役所に向かっていたら、軽装の若者から声をかけられた。最初は、誰だかわからなかった。よく見ると、同僚のN議員だった。いつもネクタイ姿しか見たことがなかったからだ。「なんだ、どこのワゲモノかと思った」と言ったら、「僕は、そもそも若者ですから」と返された。
そう、N君は、弘前市議会の一番の若手なのである。弟さんが僕の娘と同級だというから、僕とは父と子ほども歳が離れている。彼のお母様とは、子どものPTAで、共に学年委員を務めた。
そのN君が結婚したのだそうだ。これはめでたい話だ。何せ、僕が2期目、彼が初挑戦となる2011年の選挙の前から、彼のことはよく知っていた。一緒に飲みにもいったし、お互いにエールを送りながら選挙戦を戦った。僕にすれば、弟分のような存在だ。
あっ、違った。さっき息子のような歳の差だと書いたばかりであった。
披露宴はまだ先とのことだ。ご招待をいただければ、何はさておいても駆けつけたい。落語の「松竹梅」でも一席やってみようか。
もう一つ、癌の手術で入院していた友人から、無事退院したとの電話が入った。既に仕事にも復帰しているという。これまた、ものすごくおめでたいニュースであった。
病気が発見された頃の話からは、かなり重篤のような印象を受けていた。2月末に入院したのは知ってはいたが、病状や手術の日取りもわからなかったので、なかなかタイミングがつかめず、またちょうど議会の最中だったこともあって、とうとう見舞いにも行けずじまいだった。
でも、今日の受話器の向こうの声は、とても元気そうだった。術後の経過も良好で、転移もないとのこと。ほんとうに良かった。
とりあえず、退院祝いに飲みに誘おうかとも思った。でも、病気が病気だけに、医者から酒を禁じられているかもしれない。そこでストレートに、酒はいいのかと聞いてみた。そしたら、暴飲暴食をしないかぎり、飲んでもかまわないのだそうだ。うーん。それはめでた・・・・、ああ、羨ましい!!
実は今日、僕は、糖尿の主治医から、「お酒をやめてみたらどうかね」と、強い勧告を受けてしまった。どうやら僕だけ、めでたくない年度末を迎えたみたいだ。