3泊4日の行政視察から帰ってきた。正直言って、疲れた。初日の新幹線以外は、移動の車中では、ほとんど眠りこけていた。どこも蒸し暑かったせいなのかもしれない。
それに、今回は、睡眠のアクシデントも続いた。初日の安城市のホテルでは、夜中にベッドから落ちた。2日目の高山市では、寝返りをうった時に、サイドテーブルに額をぶつけた。昨日の朝は、夜飲むべき睡眠導入剤を、間違えて朝に飲んでしまった。やれやれ・・・。
さて、今日は、午前中、小松市のひとと物作り科学館「サイエンスヒルズこまつ」を視察した。 3Dシアター、科学体験展示ホール、技術工作室、科学実験室などからなるこの施設は、子供達が、楽しみながら、科学に触れ、ものづくりに興味を持つような、そんなワクワクするような空間でであった。僕らが視察に訪れた時間帯には、ちょうど市内のどこかの小学生が集団で見学に来ていて、3Dシアターで、一緒に、宇宙や星座の勉強をした。とてもよくわかった。
思い起こせば、2012年にも、旭川市と釧路市の、同様の施設を視察に行っている。またこれは、議員になるよりも遙かに昔の話だが、盛岡市こども科学館というところも訪れたことがある。いずれも、理科嫌いの僕でも、十分に理解して楽しめるような展示内容であった。いや、このような施設が身近にあれば、きっと理科嫌いの子供の数は大幅に減るに違いない。
今はどうかは定かではないが、数年前には、弘前の子供達は理科が苦手だというデータが出たことがある。県の学力テストの結果だったと思う。僕も、議会で採り上げたことがある。
しかし、理科なんてものは、本を読んだだけでは、なかなか理解が進まないことだってある。例えば、星の位置関係や動きにしたって、文章や平面図だけでは、その感覚がよくつかめない。今日のように立体画像を見せられれば、その辺のことが、すんなりと感覚的に頭に入ってくる。
とすれば、子供達の理科の成績を上げるためには、弘前にもこのような施設があればいいのか? いやいや、小松市のこの施設でも、総工費34億円という、莫大な税金が投じられている。新市庁舎、野球場、美術館と、箱物建築が進む今の市政には、既に、厳しい市民の視線が浴びせられていることは、以前もこのブログにも書いた。
ここで、その代わりを果たしそうなのが、電子教科書である。少なくとも、今の教科書よりは、動きがあるし音も出る。僕は、アナログ人間なので、紙の本の信奉者である。小説やエッセイなど、絶対に電子書籍では読みたいとは思わないが、こと子供達の理科の教科書となると、話は別だ。
いや、僕が強調しなくても、段々と時代はその方向に進んでいくんだろう。時の流れに抗うことはできない。
久々に、家でパソコンを使ってブログを更新した。やっぱり旅先でスマホでチリポリ打つのと違って書きやすい。一定の量の文章を書くことができる。
いずれ、昨日の高山市でのインバウンド対策の視察の内容も、もっと詳しく紹介したい。ただ、今日のところは、旅の疲れがピークのようなので、これでご容赦いただきたい。今日こそ、ぐっすり眠られますように。 (11238)