皆さんのところでは、台風10号の被害は、如何だったろうか? 弘前では、 昨日の午後5時過ぎ、家の中にいてもわかるくらいの、猛烈な風が吹き荒れた。雨も、時折、激しく窓を叩いた。
今日の朝一で(と言っても、僕の朝一は、10時過ぎくらいだが)、市の防災安全課を訪ねて、全体の被害公共について教えていただいた。その足で、りんご課にもまわり、りんご園の状況も尋ねた。
それによると、被害は比較的軽微で済んだようである。ほっと胸を撫で下ろした。
いただいてきた資料から抜粋する。今朝の9時半から行われた対策会議のものなので、その後新たに被害が判明したものも、あるいはあるかもしれないが、その辺りはご容赦いただきたい。
弘前における最大瞬間風速は、17時5分の、18.7m/s。24時間の降水量は7.5mmだった。これは、弘前読書人倶楽部の看板が飛散した、4月17日から18日にかけての突風に比べれば、確かに大したことはない。あの時は、秒速30メートルを超えていた。
倒木やトタン屋根の剥離・飛散は数件あったが、人的被害はなかった。市役所本庁舎や岩木庁舎へ避難した人も何名かはいたようだが、資料によると、遅くとも今朝の6時半までには、全員家に帰られたようだ。
何より心配したのが、収穫を目前に控えたリンゴへの影響だった。でもこれも、資料によると、市内3農協からの報告では、いずれも被害無しと言える状況なのだそうだ。
勿論、皆無ということではない。ただ、リンゴ課長と会って直に話を聞いたところ、全体からみれば1%以内と話をされていた。取り敢えずは一安心だ。
と、今日のブログでは、弘前市内の無事(?)を単純に喜ぼうと、当初は思っていた。ところが、夕刊や夜のニュースを見ると、他所では甚大な被害が出ているという。岩手県では11人の方が亡くなり、北海道では3名が行方不明とのこと(いずれもNHK7時のニュースより)。河川の氾濫で、広大な浸水被害を受けている地域もある。青森県でも、青森市や県南では、やはり弘前に比べて遙かに大きな被害があったようだ。
やっぱり、弘前が事なきを得たからと言って、手放しで喜ぶわけにはいかないのである。自然災害は、いつどこで、どんな形で我が身に降りかかってくるかは、誰もわからない。他所の事でも決して他人事ではないのだ。
被災された地域の一日も早い復旧と、亡くなられた方のご冥福をお祈りして、今日は神妙にブログを閉じよう。合掌。(5975)