今泉昌一の 私事時事

前弘前市議会議員 今泉昌一の  私的なはなし、市的(?)なはなし

2018年07月

市議会の今 今日の「ひろさき市議会だより」編集特別委員会より


 今日も暑かった。ここまで暑くなると、30度も35度も変わらない。とにかく「暑い!」と悲鳴をあげたくなるだけだ。
 そんな暑さにめげず、きょうは「ひろさき市議会だより」編集特別委員会。いわゆる"議会広報"を発行する委員会だ。
 議会広報は、年に4回発行される。その度に、2~3回の委員会が開催される。会議の内容は、1回目は、限られた紙数の中で、何をどのページに載せるか、1ページ目に載せるトピックスや8ページ目の特集は何にするのか、どのページを誰が担当するのか、といったことを話し合う。もっと細かいこと、例えば表紙の写真をどうするか、カラーページの色をどうするのか、なんてことも話し合われる。
 それを基に、各委員が、自分に割り当てられたページの原稿を、締め切り日までに事務局に提出する。今回僕は、8ページ目だった。
     他の委員がどんな原稿を出しているのかはわからないが、僕の場合、全体のレイアウトと、見出しのコピー、そして写真とそのキャプションくらいを、事務局に提案する。あとの細かな事務的な部分(各会派や委員会の行政視察の報告等)は、事務局にお任せしているのが現状だ。
     2回目にあたる今日の編集会議では、各委員が提出した原稿に基づき、事務局が校正版を作成し、それを見ながら協議をする。ちょっした字句の訂正くらいで済めば、その場で承認して、第3回目の委員会は行われない。過去には、ごく稀ではあるが、3回目まで持ち越されたこともある。今回はおっpp、2回の会議で終えることができた。
     さて、僕は、この委員会に出ると、いつも考えさせられることがある。それはタイムラグということだ。
      例えば、今日編集会議をした「市議会だより」は、8月末発行号だ。掲載するのは。6月議会の審議事項と一般質問。それに6月30日までの議会の動きだ。
     ね、タイムラグを感じるでしょ。
     従って、7月に入ってから行われた、国に対する黒星病対策についての陳情活動や、委員会・会派の行政視察、あるいは斜里町訪問等は、掲載されない。それらは、11月末に発行される号を待たなければならない。
     しかし、ある意味、それは仕方がない。紙媒体の持つ構造的な弱点と言ってもいい。印刷の都合もある。市内全戸に配布するための準備期間も必要だ。
      一番の元凶は僕かもしれない。締め切りが翌月10日だとすれば、いつも10日ギリギリにならないと原稿を出さない。そこで、すでに10日間のロスが発生している。(させている)
     そのタイムラグをカバーしているのが、実はこのブログだ。このブログは原則、毎日23時59分が締め切りなので、さすがの僕も、毎日書かなければならない。書く内容も、できるだけその日の出来事にしようと思っている。今日だって、編集委員会が行われたことを書いた。
     その意味では、"議会の今"を知るには、このブログが一番だ。いや、一番ってことはないな。複数の議員が、FBやブログを利用している。どうぞ、読み比べてみていただきたい。自慢じゃぁないが、内容の薄さには自信がある。(9440)
     
     

猛暑の中で 会議が二つ


  暑かった。おそらく、弘前では 、この夏一番の猛暑だったのではないか。窓を開けても熱気が流れ込んでくるだけ、外を歩けばズボンの裾まで汗で濡れてしまう、と、そんな暑さであった。
 丸っきり、昨日と同じ書き出しである。究極の手抜きだ。でも、手抜きもしたくなる。今日は、昨日を上回る猛暑だったのだ。あそこまで暑くなると、夜になっても、なかなか気温は下がらない。
 そんな中、午前中は眼科。お昼は行政書士事務所と市役所へそれぞれ書類提出。そして午後からは2つの会議に出席した。
 一つ目の会議は、商店街の賑わい創出事業中期計画策定会議。今日が2回目となる。1回目は、顔合わせも兼ねて、各委員が漠然と商店街に対する思いを述べ合った。
 今日は、「食」というテーマが、予め設定されていた。今現在も、商店街では、ランチマップを発行し、同時にスタンプラリーや駐車券サービスを行っているが、それをさらに発展させて、「食」で商店街にお客様を呼び込もうというものだ。
 僕は正直なので、まじめに「食」についての意見を述べた。ところが、中に、「食よりも、商店街として、ターゲットをどこに絞ればいいのか」とか「街のコンセプトを創らなければならない」といった意見も現れた。そうなると、会議はなかなか進まない。
 ”メインターゲット”も”コンセプト”も、至極もっともな話だ。本来であれば、もっと早くからそんな議論をしておくべき問題だ。
 でも、一方で、そんな悠長な話をしていられないという、商店街個々の事情もある。今日、そして明日のお客様をどう創っていくかという差し迫った課題に、皆直面している。
 今日のところは、何をやるにしても、もっと若い世代の考えを聞かなければならないという結論に達した。では、どうやって若い世代の意見を聞きだすか? その手法について、次回また話し合うことになった。
 夜は、町会の役員会を開催した。案件は、「敬老会」と「町会の集い」。
 「敬老会」は毎年のことである。4月の総会で、実施することは承認されている。でも、改めて、役員の意見を聞きながら進めることが大切だ。日時、場所、やり方等、いろいろ試行錯誤しながら、より楽しい会にしたいと思う。
 もう一つの「町会の集い」は、今年初めての試みとなる。先日開いた若衆会で提案があった事案だ。高齢の方も若者も子供も、一緒に参加できるイベントをやってみることにした。
 何にせよ、町会活動の基本は、いろいろな機会を創っては、とにかく顔を合わせることだと思う。集まって、ワイワイと話し合う中から、また次のアイディアが生まれることだってある。
 会議は、冷房の効いた室内で行われるのだから幸せだ。でも、会議を終え、建物の外に出ると、むせ返るような暑さが襲ってくる。そのギャップに、却って、厭世観が強くなるような気分だ。(3643)
 
 

夢は大河ドラマ


 暑かった。おそらく、弘前では 、この夏一番の猛暑だったのではないか。窓を開けても熱気が流れ込んでくるだけ、外を歩けばズボンの裾まで汗で濡れてしまう、と、そんな暑さであった。
 その一番の猛暑が日曜日であったことに、僕は感謝したい。というのも、日曜日はいつも、弘前読書人倶楽部で午後を過ごすことになっていて、読書人倶楽部そのものが、物凄く涼しいからだ。
 エアコンをオンにする前でも、シャッターを開けて中に入っただけで、ひんやりとした空気が出迎えてくれる。直射日光が一切差し込んでこないからだ。その上、エアコンでもつけようものなら、一人でデスクワークをしていれば、今日のような日でも寒気すら感じるほどだ。先週の日曜日、読書人倶楽部で体調を壊し、下痢や嘔吐を繰り返したのも、暑さのためというよりも、逆に冷気にやられたからなのかもしれない。
 あれから1週間経った。だいぶ回復はしたが、まだ本調子ではない。振り返れば、この間、酒はほとんど口にしていない。寄り道をしないで、家にまっすぐ帰るように心がけていた。お蔭で、本を読む時間が増えた。と言っても、布団に入ってから寝入るまでの間と、朝目覚めてから起き上がるまでの間だけだから、そんなに長い時間ではない。
 「関ヶ原(上・中・下)」に取り組み始めた。勿論、初読ではない。30年前くらいに一度読んだ。
 2年ほど前に映画化され大ヒットした時には、同じ司馬遼太郎でも「城塞」を読んでいた。我ながらつくづくひねくれものである。
 「関ヶ原」を読むきっかけは、今月10日の大垣視察。公共交通機関を視察に行ったのだが、時間が空いた時に、大垣城に立ち寄ってみた。
 お城自体は、復元されたものだし、それほど大きなものではない。身びいきも手伝ってか、弘前城の方が、よっぽど趣と気品があるように感じた。
 だけど、弘前城が逆立ちしても敵わないものがある。それは、大垣城は、かの関ヶ原合戦の舞台になったということだ。石田三成率いる西軍は、ここを拠点として、関ヶ原へと兵を進めた。だから大垣城は全国区なのだ。そんな事実を突きつけられたような気がして、改めて読んでみることにした。
 しかし、まてよ。弘前だってそんなに卑下したものではない。弘前城そのものは直接の舞台ではないが、弘前藩には、関ヶ原から続く、鮮烈な女の闘いがある。三成の子”辰姫”と、家康の養女”満天姫”の物語だ。葉室麟が小説にして、司馬遼太郎賞を受賞している。
 そう考えた時、「関ヶ原」と「城塞」、「卍の城物語」と「津軽双花」をからめた壮大な大河ドラマが出来るのではと、突拍子もないことを思いついた。
著者 : 葉室麟
講談社
発売日 : 2016-07-20

 初回で関ヶ原のシーンを放映して視聴者をひきつけ、そこから弘前藩へと舞台は移っていく。津軽の歴史だけだと人気の面で問題がありそうだが、「関ヶ原」や「大阪の陣」をベースにすれば、石田三成や直江兼続、豊臣秀頼、真田幸村などに、イケメン役者を配して、けっこう視聴率も稼げそうだ。津軽信枚役は、とびっきりの人気役者に演じてもらおう。満天姫は、華やかさのある女優、辰姫は、陰のある女優・・・誰がいいかなぁ? 脚本は、既に「満天の桜」を書いている畑澤聖悟先生がいい・・・次から次へと妄想が膨らんだ。
 体調を崩したためとはいえ、酒を控えて本を読むというのも、たまにはいいものだ。おかげでこの1週間、楽しい夢を見ることができた。(11578)
 

挨拶はたいへんだ


 日頃からお世話になっている社会福祉法人の納涼祭にお招きいただいた。しかも、来賓を代表して、挨拶までさせていただいた。本当に光栄で、有り難い話である。
 僕は、上手いか下手かは別として、人前での挨拶というものは、苦手だという意識はない。若い時から、いつ振られてもいいようなトレーニングはしていたつもりだ。
 というのは、遙か40年前の、埼玉での書店経営研修時代に話は遡る。研修先の書店の社長は、県の組合の理事長まで務められた人望の厚い方だったのだが、ある時、こんなことをおっしゃった。
 「君たちは、それぞれの書店に戻れば、いずれ経営者になる。経営者というものは、突然に人前での挨拶を頼まれることもあるものだ。だから、色々な会合に出て、誰かが挨拶している時でも、こういう場合、自分だったらどんなことを話すのかというのかということを常に心の片隅において聞きなさい」
 僕は爾来、その言いつけを守ってきた。肝心の書店経営の実務ではなく、こういったことだけ覚えて帰ってきたことが、今となっては悔やまれる。
 さて、挨拶の内容のことだ。僕は、例えば議会報告会なり、市民活動グループでの会合では、小1時間くらいなら、原稿無しでも、政治に関する話をすることはできる。でも、少なくとも、会食やアトラクションを伴うような会合の場合は、政治の話題には触れないように心掛けてきた。
 ところが、先日、ある会合に出席させていただいた際に、主催者から、折角だから市政の話も織り交ぜてしてみたらとお話しをいただいた。僕は、一瞬思い悩んだ。
 だけど、その会合は、最初からテーブルにビール瓶やお料理が並べられている状態だった。誰も、政治の話など聞きたくて集まった人はいないはずだ。結局、政治の話題には触れずに済ませてしまった。
 今日も、ちょうど平成27年度の国勢調査の結果を基にした「弘前の人口」という資料が手元に届いた。それを見ると、平成22年度に比べて、総人口は6000人ほど減っているのに、65歳以上の高齢者人口は5000人強も増えている。割合にすると、30%に手が届く手前だ。
 と、そんな数字も入れて、高齢者福祉のことにも触れようかとも思った。でも福祉施設の納涼会というのは、利用されている高齢者とそのご家族、そして施設スタッフの交流の場だ。食べて、お喋りをして、いろいろなアトラクションを見ることを楽しみにしている人がほとんどだ。となれば、ここはやっぱり、易しく短く簡潔にまとめた方がいい、と僕は判断した。
 それが良かったのかどうか? 中には、物足りないと思われている人もいるかもしれない。こういう場合、皆さんだったらどうしますか?(7895)

 追伸
 今日のタイトルは、丸谷才一の名著からパクってしまった。
 

としごろ


 久しぶりに酒を口にした。今週の日曜日に倒れて以来、ずーっと一滴も飲んでいなかった。
 たった5日間だと嘲わないで欲しい。倒れた日曜日はともかく、月・火・木曜日と、外での宴席会食が続いている中での話だ。ビールを注ぎに来て下さる方にも丁重にお断りをして、ノンアルコール飲料やウーロン茶で、文字通りお茶を濁してきた。
 今日は、同い年のごく親しい仲間との会合だった。心を開放し何でも話すことができる。つい気を許して、少々飲んでしまった。ただ、後半はウーロン茶だけ。段々と、アルコール無しで過ごせる体質に変化しているような気がする。
 残念なことに、いつものメンバーで、一人来なかった人がいる。以前、このブログでも紹介したことのあるK君だ。
 彼は、10年ほど前に大病を患って以来、闘病生活を送っていた。闘病と言っても、他のどのメンバーよりも元気で若々しかった。その彼が、最近まで入院をしていたばかりなので、今日は出席できないという。
 そんな話に始まって、なんとなく話題が病気自慢のような様相を呈した。血圧の話、尿管結石の話、胃カメラを飲んだ話、ピロリ菌の話・・・。
 かく言う僕だって、何度も書くように、先日来、体調を壊している。大病とまでは言わないが、大腸ポリープの摘出手術を2回も受けた経験がある。
 思えば、63歳というのは、そういうお年頃なのだ。皆、身体のどこかかしらに病を抱えて生きている。真剣に、自分の健康、自分の寿命を考えなければならなくなっているのだ。
 無理をすることはない。調子が悪い時は”悪い”、疲れている時は”疲れている”、痛いところがあれば”痛い”と、自分の身体に素直に従おう。我慢して何かをやっても、結局、そのしわ寄せは自分に返ってくるだけだ。
 隠すこともない。血糖値が高ければ”高い”、ダウンした時は”ダウンした”、医者に行った時は”医者に行った”と、これまで同様、ブログに書いていくつもりだ。
 特に政治に携わる人間にとって、病気のことは、人に知らせてはいけないと言われている。選挙に差し障りが出るからという理由らしい。
 昨日も僕は、ある会合を早退する際に、事務局に「身体具合が悪いので」と正直に伝えた。でも、司会者は、気を使ってくれてか、「他の所用があって退席する」とアナウンスしてくれた。その心配りは有り難い。
 でも僕は、自分の健康状態ですら、出来うる限りオープンにしたいと思っている。重篤な病ならいざ知らず、一時の体調の悪さくらいで、選挙に差し障りがでるようなことの無い、そんな議員活動を目指したい。
 と言いつつ、毎日のように「泥酔した」「二日酔いだ」「あそこが悪い」「ここが痛い」なんてブログを書いていれば、そのうち呆れられてしまうだろう。そうならないように、健康には充分に気をつけようと、今さらながら思った次第だ。(8702)

 追伸
 今日のタイトルは、山口百恵のデビュー曲である。山口百恵については、「月刊弘前」8月号に、我が偉大な後輩にして、弘前のマルチ文化人のka先生が、面白いコラムを書いている。弘前にお住まいの方は、是非、読んでみていただきたい。
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