一昨日から青森県議会選挙が始まった。部屋で机に向かっていても、窓の外から、ウグイス嬢の啼き声が聞こえてくる。
しかし、相変わらず、「〇〇です。〇〇がご挨拶に参りました」と叫んでいながら、当の候補者本人は、車に乗っていないことが多い。いわゆる顔の見えない選挙だ。こんなことでいいのだろうかといつも思う。
僕は、前回も前々回も、100%、選挙カーに乗っていた。200か所以上で、街頭演説に立って、直接訴えてきた。その自負はある。
まぁ、他人様の選挙のことはいい。明日から4月。市議会議員選挙は4月14日に告示され、4月21日が投開票日である。日曜日だからといって、今日のように、読書人倶楽部でのんびりと過ごせることも少なくなりそうだ。
そこで、ちょっと早いが、4月のブックトークのご案内をしたい。
4月のブックトークは、ちょっと変則だが、4月23日(火)午後6時から行う。講師は、清水典子さん。元、陸奥新報社文化部次長で、現在は東京で雑誌に原稿を寄せているフリーライターだ。
彼女が弘前にいた時は、大変お世話になった。会社を倒産させた翌年、友人の経営する書店で働いていた僕のところに取材にきて、僕が元気に生きていることを、新聞で紹介してくれた。何せあの頃は、聞こえてきただけでも、僕が二度自殺したことになっていたらしいので、彼女の記事には、随分と励まされ勇気づけられた。
ブックトークのテーマは、「今泉本店と田中屋画廊があった街で」との連絡が入った。僕やT君にとっては、ほろ苦い話になるかもしれない。
でも、東京から弘前に来た一人の女性が見た「弘前の街」「弘前の文化」について、東京に帰られてからそれなりに年を経た現在、どのように回顧し、どのような思いを残しているのかは、当事者ならずとも興味深い。
このブログの読者の皆様も、是非どうぞ。読書人倶楽部は会員制だが、会員以外の方も、懇親会費3000円で参加することができる。もっとも、席に限りがあるので、事前にご連絡をお願いします。
毎月毎月、どなたにトークをお願いしようかを考えるのは、楽しい作業だ。ただ、もう5年以上も続けてくると、なかなか難しくもなってきた。
お陰様で、今月はまた素敵な講師が決まった。明後日には、会員の皆様には葉書を発送しよう。
ただ、問題は、僕自身のこと。23日のブックトークを笑顔で迎えられるかどうか。さぁ、頑張ろう。(5144)