今泉昌一の 私事時事

弘前市議会議員 今泉昌一の  私的なはなし、市的(?)なはなし

2019年06月

古典な一日


 琵琶誓願寺で行われた平曲のイベントに参加した。鎌倉時代から伝わるという、日本の古典芸能である。琵琶を奏でながら、平家物語を、独特の抑揚をつけながら吟じるといったものだ。主催者は30名と言っていたが、ざっと見渡したところ、50名近くはいそうな観客が、本堂を埋め尽くしていた。
 昨年も聴いたのだが、正直言って、僕には、ちょっと敷居が高かったように感じた。でも、数日前、琵琶奏者の新井先生とミムラン先生が、わざわざ弘前読書人倶楽部を訪ねてきてくれた。しかも、新井先生からは、お土産まで頂戴した。となれば、社会人の礼としては、行かないわけにはならない。
 行ったはいいが、”琵琶”と言えば、「耳なし芳一」くらいしか思いつかない。琵琶の音色を聴きながら、もしも、経文を書き忘れたのが、芳一の耳ではなくて〇〇〇だったらなんて、昔読んだ下らないギャグ漫画まで思い出していた。不謹慎極まりない参加者である。
 ただ、演奏の前の三村先生の解説が、とても分かりやすかった。もう一度、源平の頃の歴史を勉強しよう。平家物語を読んでみようという気がわいてきた。
 夜は夜で、同じく、日本の古典芸能の一つである落語を聴きに行った。大好きな柳家喬太郎師匠が出るというので、青森まで足を運んだ。
 ただし、こちらの方は、演目は古典ではない。「R18落語会」と言って、18歳未満お断りの、新作落語の会だ。
 ”R18”と言うから、もっと下ネタを期待して行ったのだが、意外と控えめであった。まぁ、お座敷でやるのとは違い、ホールでやる落語には、おのずと限度があるのだろう。
 それにしても、喬太郎師匠はさすがであった。目が凄い。目だけで、登場人物の感情が伝わってくる。「落語」という形態はとっているが、物語性といい演技力といい、一人芝居にも通じるものを感じた。
 18時半から始まった落語会が終了したのが9時近く。それから食事をして、さっき弘前に帰ってきた。今、こうして、大急ぎでブログを更新している。だから、いつもよりは、ちょっぴり文章が短い。昼に聞いた平曲にちなんで、平にお許しを。(10754)

アメリカシロヒトリ

 
 苦手なものは多数ある。物理、化学、体育、図工、書道、トマト、酢の物、正座、我慢、努力、教師、女性・・・。
 ゴキブリも嫌い。蜘蛛も嫌い。蛾も嫌い。見ただけで悪寒が走る。
 ただ、幸いにして、奴らより僕の方が身体が大きい。その一点だけで、いざ闘うとなれば勝てる。それだけが救いだ。
 でも、小さくても、無数にいる相手となれば、話は別だ。数の力で負けそうな気もする。人類が乗っ取られるのではないかという恐怖すら抱く。
 今日は、町内一斉の、アメリカシロヒトリ駆除薬剤散布の日。毎年、町会で希望を取りまとめ、業者に委託をしている。各家庭で行うより、地域内で一斉に行った方が、効果があると聞いているからだ。
 町会長の仕事は、一軒一軒、立ち会うこと。業者がAさん宅に入ったら、隣のBさん宅に先回りをして、次はお宅ですよと伝えること。それを繰り返し、最後に、完了したという書類にサインをすることである。
 ほぼ一直線の町会ではあるが、ちょこまかと道路をジグザグに横断し、申し込み家庭に顔を出してあるいた。お陰で、その作業だけで、3000歩近く歩いた。
 去年も、新米町会長として、この作業を経験した。町会長になる何年も前からも、我が家の庭も、町会のこの事業に依頼をしていた。かつて、庭で犬を二匹飼っていた頃は、薬剤散布の日は、朝から二匹とも玄関の中に入れて、頭を撫でながら、作業が終わるのを待っていた。
 と、何度も経験しているはずなのに、正直言って、恥ずかしながら、元来虫が大嫌いな僕は、アメリカシロヒトリの実物を見たことがなかった。単に事務的に、言われるがままに、わけもわからずに、町会員として、町会長として務めてきたに過ぎない。
 シロヒトリそれが今日、動いているアメリカシロヒトリなるものを、この歳になって初めて見た。聞きしに勝るグロテスクさだ。気持ちが悪くなった。こんなのが大量に発生しているとなると、僕は卒倒しかねない。
 というわけで、午前中から、心身共に疲れ果ててしまった。町会長の仕事というのも、最初に聞いていたものよりも、数倍忙しい。
 と、愚痴をこぼしてばかりでもしょうがない。町会の皆様から駆除されないよう、職務に邁進しよう。(5844)
 

煉瓦の中


 令和元年、弘前市議会、第一回定例会が閉会した。今議会は、本会議を見る限りでは、提出された議案数も少なく、今一つ盛り上がりに欠けたような気がしないわけでもない。だけど、議場の外では、色々と忙しかった。
 例えば、りんご産業振興特別委員会が組織され、会期中に一回目の会議が開かれた。それとは別に、新たな特別委員会の設置について、打ち合わせ会が2度開かれた。先日のブログでも紹介したように、タブレット端末導入協議会も行われた。
 僕個人では、これも過日のブログで紹介したように、新たに議員に任命された、環境事務組合のレクチュアを受けた。今日も、議員全員協議会終了後に、教育部長の訪問を受け、先週の一般質問で採り上げた学校図書館の件で情報交換を交わした。
 以上のように、種々様々あった議場外でのスケジュールの掉尾を飾って、今日は、吉野町レンガ倉庫美術館の工事現場見学会が行われた。若手議員を中心に、20人近い議員が参加をし、市担当職員や施行現場の方に中を案内していただいた。
 現在、来年4月の開館に向けて、突貫(?)工事中である。建物の外にも中にも足場が組まれ、多くの人が働いている。30代の頃から、何度か見ている筈の建物も、すっかりイメージが変っていた。
 それにしても、内部工事の現場なんて、めったに見られる機会はない。よーし、今日のブログのテーマはこれだと思って、張り切って写真を撮った。
 ところが、見学を終えて外に出たとたん、工法等企業秘密もあるので、中で撮った写真はSNS等で公開しないで欲しいと釘を刺されてしまった。最近は、これに限らず、何か説明を受けた後に、ブログに載せないで欲しいと言われることが度々ある。
 まぁしかし、考えてみれば、化粧前や途中の素顔を、旦那以外の男性に見られたくないという気持ちも、わからなくもない。ん? それとは意味が違うか。いずれにしても、「駄目」と言われたことをやるわけにはいかない。写真で、文章の量を少なく済まそうという目論見は、外れてしまった。
 この美術館に関しては、これまでも、多くの議論があった。今議会でも、僕も含めて、複数の議員が、一般質問で採り上げていた。いまだに、美術館設置そのものに反対の議員もいる。
 そういった、様々な意見が寄せられる中で、着実に、工事は進められている。これが、市民の新たな財産となるのかどうかは、偏に、これからの運営にかかっている。そういう方向で、議論を深めていきたい。
 今日、弘前れんが倉庫設置条例案が、本会議で可決された。(7999)

健康を数値化する


 糖尿病患者なのである。
 一般的に、政治家というものは、自分のに身体にどこか悪いところがあっても、それを隠すものらしい。そういう意味では、僕は政治家ではない。いや、健康状態も全てオープンにした上で、選挙で信を問うという方が、本当の姿ではないだろうかとも思う。
 と言った能書きはどうでもいい。とにかく糖尿病患者なのである。
 常日頃から、自分の血糖値を把握しておきなさいと、血糖測定器を病院から渡されている。その機械が、先月から新型に変更になった。今日は、新機種になってから初めての、大学病院での定期検診検診の日であった。
 正直言って、根がズボラの僕は、毎日測っているわけではない。基本的には、朝食前に測定しているのだが、前の晩飲み過ぎたりしていて、最初から血糖が高いことが想定される日は、勝手にパスしている。週に3日も測ればいい方だ。
 そんな努力(?)の甲斐もあって、機械が替ってからは、心なしか良好な数字が続いていた。大体が100前後。高くても130位だ。これが如何に優秀な数字かは、同病の方には分かって貰えるだろう。
 だから、今日は、自信満々で、診察室の扉をくぐった。案の定、病院での検査結果も、前回より若干改善していた。気をよくして、明日からは、もう少し家庭での検査頻度を上げようと思う。
 僕は、血糖値の他にも、スマホのアプリを使って、自分の健康に関する数値を測定している。毎日、このブログの文末に記している歩行数と、睡眠時間や眠りの深さなどだ。歩行数を測るアプリでは、昇った階段の階数まで示される。
 これらは、自分でノートにつけなくても、スマホが勝手にデータを溜め込んでいってくれるので、累計はもとより、一週間や一ヶ月・一年の平均値まで、すぐにわかるようになっていた。安心して任せきっていた。
 ところが、先週からのスマホ突然死騒ぎである。新しいスマホに替えて、数日間かけて、必死にデータの復旧に努めた結果、何とか不便も無く外界と通信は出来るようになった。写真やLINEでの通信記録も復元した。ただ、健康に関する数値については、力及ばず、故障前の記録は失われてしまった。
 よって、公式目標として掲げていた、一日平均7100歩も、新たに再スタートだ。今だから言うけど、前のスマホが故障する前は、7300歩を超えていた。ホントだよ。スマホが新しくなってからの、これまでの一日平均は6493歩。あーあ、もの凄く損をしたような気分だなぁ。(6105)

町内の若い衆


 町会の若衆会が開催された。「青年部」と呼ぶのが一般的なんだろうが、我が町会は、前町会長時代の結成の際から「若衆」という言葉を使っている。なかなか洒落たセンスだと僕は思っている。
 年齢に制限はない。自分で”若い”と思っていれば、誰でも参加できる。第一、前会長から若衆会の代表を命じられた時も、僕は59歳だった。「青年」というより「若衆」と言った方が、年齢の幅があるように感じるのは、その名称に慣れたせいなんだろうか。
 正直言って、さすがに59歳になって”若衆会代表”というのには、最初、戸惑った。♬もう若くないさと~♬と、「いちご白書をもう一度」の一節を口ずさんだりしてもみた。
 でも、その当時は、確かに、町内に若い人の姿は見えなかった。勿論、住んではいたのだが、町会の行事に積極的に参加する人は少なかった。役員の中では、僕が2番目に若かった。
 この若衆会を始めてから、確実に若い人の、町会活動参画が増えてきた。今では、副会長は二人とも、40代である。総会出席者の平均年齢も、間違いなく下がっている。
 と言っても、全体で僅か50軒強の小さな町会である。今日の参加者も、10人ほどに留まったが、それでも、和やかに賑やかに親睦を深めることができた。
 一番の案件は、昨年行って好評を博した、バーベキュー大会のこと。今年もやることになった。
 去年は、町会始まって以来ということもあって、手探り状態で準備を進めたが、一度経験をしただけに、今年はもう少しうまくできるだろう。省くものは省いて、より効率的に、より楽しい会にしたいと思う。
 月に一度、学区町会長会議というものがあって、近隣の20の町会の会長が顔を合わせている。その中では、去る23日に64歳となった僕が最も若い(せいいぜい2番目か)。80歳を超す方も数名いらっしゃって、多くの方が10年20年と続けておられるような話を伺った。終身職に近いような印象を受けた。
 我が町会では、若衆会のような活動を続けていくことで、若い人が、今まで以上に、町会活動に積極的に出てきてくれるようになるだろう。そうなれば、町会長を勇退できるは、意外と早いかもしれない。しめしめ。(9058)

 追伸
 タイトルの「町内の若い衆」とは、古典落語の演目の一つ。僕は、5代目圓楽のものを、CDで聞いた。
 
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