今泉昌一の 私事時事

前弘前市議会議員 今泉昌一の  私的なはなし、市的(?)なはなし

2019年09月

消費増税前夜


 明日からいよいよ消費税が10%に上がる。困ったものである。1000円の買い物につき、20円もの増税になる。10000円なら200円だ。もっとも、10000円を超す買い物なんて、めったにすることはないが・・・。
 何が困ったといって、わけのわからない、政府の施策だ。人気取りかなにかはしらないが、軽減税率やポイント還元等、小手先だけの弥縫策が混乱を招きそうだ。
 これは8%で、あれは10%。こうすれば8%で、ああすれば10%・・・、いくらでも抜け穴や落とし穴がありそうだ。
 消費税増税そのものには反対だが、どうせ上げるなら、一律10%にした方がいいようにも思う。その方が、買う方も売る方もわかりやすい。それに対して、低所得者対策だというのなら、一物二価を生むような軽減税率制度ではなく、還付やクーポン発行等の方法もあったのではないかと、素人の僕は考える。
 ポイント還元も同じである。小売・サービス業者の間では、その対処に苦慮している。僕の行きつけの居酒屋では、数ヶ月前に、ポイント還元対応のカード端末を発注したのだが、一昨日現在、まだ届いていないという。
 これも、政府が本腰をいれて、キャッシュレス社会を推進したいと考えるのならば、消費増税とはまた別に、じっくりと期間を設けて、補助制度なりの政策を打ち出せばよかった。一斉に、10月1日から来年の6月30日までという優遇期間を区切ったので、皆、あたふたしているように見える。
 そもそも、キャッシュレス決済は、日銭で成り立っている小規模零細の小売店や飲食店にとっては、あまり有り難くない仕組みなのである。そのことを、推進している人達はわかっているのだろうか。
 と、僕がここでくどいても、間違いなく、明日から新消費税はスタートする。川の流れには逆らえない。そこで僕も、増税前の駆け込み消費の一翼を担ってきた。
 まずは、明後日からの視察に備えて、下着をまとめ買いした。トランクスとシャツ、それぞれ4枚ずつ。
 次に、ドラッグストアで、愛用の使い捨て剃刀を買った。5枚刃である。
 最後にガソリンスタンドに行った。いつもは、10リットルとか、1000円分とか、チマチマ入れているのだが、今日は思い切って満タンにした。
 締めて、約6500円。やっぱり10000円には遠く届かなかった。130円の節税となった。(11833)

ビンゴ!


 和徳小学校の「みつわの集い」に行ってみた。確か、学区の青少年育成委員会が中心となっておこなっている行事だ。
 僕はそこの卒業生ではないが、2年前、町会長になってから、ご案内をいただくようになった。お握りの引換券や蕎麦の食券なども同封されてくるので、是非行ってみたいとは思っていたが、一昨年・昨年と、ちょうど先約が入っていたため、お邪魔できなかった。今日、念願がかなって、いただいた食券を初めて使うことができた。
 体育館がメイン会場だ。中に入って、まずびっくりした。いきなりビンゴ大会から始まった。
 僕らも、ビンゴゲームはよくやる。クリスマスパーティーや忘年会の定番だ。
 ただ、大人の宴席の場合、プログラムの後半で行うことが多い。途中で抜け出す人を、ビンゴの景品で引き留めようという下心かもしれない。
 それがのっけからビンゴだ。子どもたちは大喜びだ。
 それにまた、今の子どもたちは、ゲームのルールをよく知っている。簡単な説明しかしていないのに、「リーチ!」「ビンゴ!」と叫んではしゃいでいる。たいしたものだ。僕が子供の頃は、少なくとも高校生の頃までは、ビンゴゲームだなんてやったことがなかった。ん? 
 他には、バザーやゲームコーナー、ドーナッツやチョコバナナの販売、蕎麦やフランクフルトソーセージが食べられる食堂スペースなどが、体育館の2階や、校舎の一階を使って繰り広げられていた。例えば、蕎麦コーナーは6学年が担当というように、それそれ学年ごとに役割が分担されているとのことだった。
 今から30年近く前、友人の口車に乗せられて、母校(小学校)のPTAの学年委員長をやることになった。最後の2年間はPTA会長まで務めさせていただいた。
 当時は、学年ごとに、年に一度「親子レく」を実施していた。毎年、他の委員の皆さんと、親子で楽しめるような企画を立てて、一緒に汗を流した。毎年、色合いの違ったレクリエーションを考えるのは、難しくもあったが、楽しくもあった。
 なにせ、遠い昔の話だ。何をやったか、詳細を思い出せない。ただ、記憶に間違いがなければ、高照神社から岩木山神社までの遊歩道(といっても山道だったが)を、皆で歩いたこともあった。
 今日の「みつわの集い」は、この親子レくを、学校全体で行っている、という印象を受けた。参加人数も多く、賑やかで、楽しい会であった。
 どの学校も、児童数が年々減少する中で、このような催事を行うのも、難しさを増していることと思う。実行委員の皆様のご労苦に対し、心から敬意を表したい。
 途中で、おにぎりをいただいて、フランクフルトソーセージを1本買って帰ってきた。それが、今日のお昼ごはんだった。(8586)

 

初めての法律相談会


 法律消費者信用生活信用組合の弘前事務所が、10月1日にオープンする。今日は、それを記念して(?)、「解決の窓口を見つけにいこう」と題して、無料法律相談会が行なわれた。その会場に足を運んでみた。 
 消費者信用生活協同組合(信用生協)は、「協同互助の精神」に基づき、全国で唯一貸付事業を行う生協法人として、くらしの向上を目的とした相談と貸付事業を行なっている組織だ。以前、弘前市議会でも採り上げられたような記憶がある。その相談の多くが、消費者金融等からの多重債務や生活困窮に係わるものだと聞いたことがある。
 その相談会に、僕は、伊達や酔狂で行ったわけではない。ちゃんと聞きたいことがあった。と言っても自分のことではなく、知人の困りことについて、専門家のアドバイスを受けに行ったのだ。それも、多重債務ではなく、通信料の支払いのことである。
 僕の知人が、ある任意団体の代表を務めていた。任意団体なので、契約の当事者は個人名義になる。
 その人は、2年前に、代表の座を降りた。そればかりか、その団体から退会した。でも、その団体側の事情もあって、辞めたあとも名義はそのままにしておいた。
 発生した通信料は、その団体が使用した電話やインターネットの分である。当然、その団体を引き継いだ人達が支払うべきものだ。事実、1年半ほどは、きちんと支払われてはいた。今年の2月までは・・・。
 ところが、先日、僕の知人宛てに、東京の弁護士事務所から「受任通知兼請求書」なる葉書が届いた。3月以降の未払い分と、違約金が記載されていて、期日までに支払わないと、法的措置をとることもあるという。なかなか日頃お目にかかることのない書面だったので、ビックリした。
 取り敢えず、弁護士事務所からの葉書をコピーを添付して、僕の知人の後を引き継いだ人に請求書を発送した。それが1週間ほど前のことである。が、今日に至るまで、なんの連絡もない。
 このような不誠実な輩に、どう対処したらよいのか、いろいろと考えを巡らせた。旧知の弁護士には一度相談したが、出来れば穏便に済ませたい気持ちもあって、昨日、市の市民生活相談窓口を訪ねた。そこで今日の催しを教えていただいたという次第だ。
 広い会場に、相談者は僕ら一組だけだった。若い弁護士が一人、衝立の陰にポツンと座っていた。もっと混み合っていて待たされるかと思ってたのに、ちょっと拍子抜けだった。
 この様子だと、今日一日で、一体、何組の相談者がいたのだろう? 考えてみれば、僕は、知人とは言え他人事の話だったから、何の抵抗もなく相談できたが、自分の事、特に金銭が絡んだこととなると、いかに無料でも、なかなか人には言いづらいものかもしれない。
 しかし、一人で悩みと負担を抱え込んで、最悪の道を選択するなんてことは、誰であれ、絶対に避けて欲しい。信用生協弘前事務所も出来ることだし、せっかくの機会は大いに利用するべきだ。信用生協が盛況過ぎるのも、考えものと言えば考えものなのだが・・・。(9672)
 
 

シングルベッド  今日の総合防災訓練から


 弘前市総合防災訓練が行なわれた。好天に恵まれた。恵まれすぎて、ちょっと暑かった。特に、炊き出しの豚汁を食べた後は、汗が止まらなくなった。
 いつも思うことながら、この訓練は、極めて形式的なものである。毎年決まったことだからやっている、といった風に見えることもある。とにかく、緊迫感がない。非難訓練でも、たらたら歩いている人もいる。
 一番緊迫感がないのは、観閲している僕らだ。談笑しながら、訓練の様子を見ている。大いに反省しなければならない。
 それでも、8年くらい前から見れば、だいぶ良くなった。特に、災害対策本部の会議の模様だ。以前は、担当部署での報告を求められた部長が、用意された原稿を棒読みしているケースが多々あった。今年は、さすがにそれはなかった。臨場感はあった。
 一年に一度だけ、このような訓練をするだけで、実際の災害の時に、本当に機能するのだろうかという疑問は残る。一方で、たとえ形式的であろうと、さらに一年に一度だけであろうと、こういう訓練を行なっているのといないのとでは、いざというときの初動体制に開きがでてくるんだろうなぁ、と感じないこともない。
 いつも思うことながら、この催しは、訓練と言うよりも、防災関連産業・団体の”見本市”の呈もなしている。電力会社、通信会社、建設や管工事関連の事業者が、最新の技術を披露してくれる。炊き出し用の火や電力を使わずに食べられる非常食の展示・試食もあった。数年前のこの防災訓練では、ドローンの実演も見ることができた。
 今日は、段ボール製の簡易ベッドも展示されていた。実際に目の前で組み立てるところも見せていただいた。説明者が口で言うほど、簡単そうには見えなかったが、確かにあれば便利だ。
 簡易ベッド写真は、市長がそのベッドに寝そべったときのものである。ビクともしない。
 でもまぁ、市長はスマートだから大丈夫だとして、僕が乗ったらどうだろう? と思って、おそるおそる腰をかけた。そうしたら議長も隣りに座った。二人で楽に150㎏以上はありそうだ。でも、微塵も崩れるようすはなかった。
 価格は、数千円程度。一万円はしないようだ。安いか高いかの感覚はわからない。ある人は高いというし、別の人は意外と安いという。
 せっかくだから、消費税増税前に買ってみようかと、一瞬、考えた。しかし、一度も使わないうちに、資源ごみリサイクル運動に出されそうな気もして思いなおした。(6166)

 追伸
 今日のタイトルは、シャ乱Qの名曲からパクった。実際に今日見たベッドは、シングルどころかハーフベッドといってもいいくらいのサイズだった。

クライマックスは突然に 今日の本会議から


 令和元年、第2回、弘前市議会定例会が閉会した。最終日なので、提出された議案の表決が行なわれた。
 僕も、経済文教常任委員会に付託された2つの議案の審査経緯や結果を、壇上で読み上げた。が、どうも、原稿通り読むのは苦手だ。ついアドリブを入れたくなってしまう。おまけに入れ歯の嵌り具合がおかしい。息が歯の間から漏れるのがわかる。なんとも不出来な委員長報告であった。
 新聞表決では、会計年度任用職員制度にかかわる条例案二件に反対をした。来年度からはじまる新たな制度だが、この場では、それを詳しくは書かない。代わりに、僕の一般質問が大きく掲載された新聞の写真を左に付しておいたので、目を凝らして読んでみてほしい。
 要は、非正規職員の身分が来年度から変更になり、それに伴って待遇や雇用条件についての交渉が組合側と続けられていた。その労働条件の中でも、もっとも基礎となる、基本給与の部分が合意を得ないまま、 今議会に条例案が提出されてきたので、僕は異を唱えたのだ。交渉の中身ではない。手続き上の疑義だ。
 一般質問で、新聞に採り上げられるくらい、反対の立場で質疑をした以上、本会議の表決で賛成するというのも、僕の美学に反する(この件ではないが、ものすごい論調で反対意見を唱えていながら、いざ表決となると賛成に回った議員も少なからずいた)。そこで勇気を振り絞って、「異議あり」と叫んだ。僕に同調してくれた議員が、他に二人いた。
 ということを、僕なりのクライマックスと位置づけ、定例議会は無事に終了した。と思ったら、その後でさらなるクライマックスを迎えた。
 予定されていた「タブレット端末導入協議会」の開会が午後1時になったというので、11時30分過ぎに、早めの昼食を摂りに外へでかけた。市役所隣のラーメン屋さんだ。12時になれば混み合うと思ったからだ。
 食べ終わり、店を出たところへ、議会事務局から電話が入った。急に会議開始が早まったのかと思ったら、なんと、「弁当が届いてますよ」という連絡だった。ん?
 ・・・、そうだった。弁当を頼んでいたのだ。すっかり忘れていた。あわてて控室に帰ったら、お弁当がテーブルに鎮座している。蓋をあけたら美味しそうだった。血糖値高騰を覚悟で弁当も食べようかとも思ったが、下手に箸をつけて残せば、「生ゴミの減量は、食品ロスの撲滅から」をスローガンにしている、僕のポリシーに反する。
 結局、容器は後日お返しすることにして、そのまま家に持ち帰った。ひょんなことから、親孝行(?)ができた。(5837)

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