2時間連続のレクチュアを受けてきた。会派2人と無所属議員の5人でだ。まるで,集中講義を受ける学生になったような気分だ。
一時限目は建築学の授業(?)。建設部から、公営住宅等長寿命化計画の説明を受けた。
この件については、1月16日のブログにも書いた。要は、少子高齢化が進む中で、今後10年間、老朽化した公営住宅を、どのように維持していくかという計画だ。
1月16日には書けなかったが、計画では、現在、25ある団地を、現状のままで維持するグループ、必要最小限度の修繕を加えて維持するグループ、国庫補助を受けながら構造的な修繕をするグループ、そして廃止を検討するグループと分けている。
問題は、廃止が検討されている団地だ。確かに、外から見ただけでも、老朽化は激しい。でも、現にそこに住んでいる人がいる以上は、進め方に慎重さが求められる。
今日も、その点について質問がでた。決して、いついつまでに退去しろというような方法はとらない。住民一人一人と合意が出来た上で進める。その際も、代わりの住宅をきちんと斡旋する。といった回答を得て、ひとまずは安心した。

この事業は新規ではない。市長が代ってから、これまで2年間実施している。農業者の機械購入や圃場整備に、補助金を出そうというものだ。制度の一部を改正し、来年度も継続する。そのための予算案が、2月21日開会の定例議会に提出される予定だ。
本来であれば、予算が議会で可決されてから、告知を開始し希望者を募らなければならない。でも、そうすれば、春からの農作業には間に合わない。だから、予算通過前であるが、告知募集を始めたい、というのが今日の趣旨だったと捉えている。
他に例が無いわけではない。市民参加型まちづり1%システムも、年度初めから事業がスタートできるように、昨年12月からもう募集を始めている。一次は既に締め切っているはずだ。
勿論、予算承認→事業化という建て前からは外れている。でも、施策によっては、こういうケースも出てくることは否めない。むしろ必要な場合もあるだろう。今回のように、事前に議員一人一人に説明をし、皆が了承すれば、問題はないものと思う。。
それにつけても、僕の耳には、独立して理髪店を開業した若者の言葉が残っている。「農家の機械には補助があるのに、何故床屋の椅子には補助が無いのだろう・・・」(6165)
追伸
今日のタイトルは、昔読んだ漫画から。役所の説明を聞いていて、何故か急に思い出した。