今泉昌一の 私事時事

弘前市議会議員 今泉昌一の  私的なはなし、市的(?)なはなし

2020年02月

ネタの誕生


 文化センターコロナウィルス騒動で、イベントや会議が相次いで中止・延期される中で、「弘前文化センターの整備に関する説明会」が開催された。文化センターの視聴覚室がほぼ満席になるくらいの盛況だったが、主催した市の担当者も、出席した人々も、半分以上はマスク着用という、いような雰囲気であった。
 今日の説明によると、弘前文化センターは、令和3年4月1日から、令和5年3月まで、改修工事のため、まる2年間休館となる。大幅な改築や増築ではない。現在の建物の中で、老朽化した電気・配管等の更新や、石綿製品の除去、バリアフリー化、省エネ化等を主眼に、改修を行なうのだそうだ。
 そこで、はたと疑問が湧いた。それだけの工事で、果たして2年間もかかるのだろうか? 文化センターより遙かに規模の大きい、そして築年数も古かった市民会館でさえ、改修のための期間は1年であった。あの時は、ホールの座席を一新し、オーケストラピットにも手を加え、楽屋へエレベーターも設置した。それでも1年で終わった。
 休館期間が長くなって困るのは、日頃、文化センターを活動拠点としている、市民団体、文化団体である。今日も、代替施設についての質問が、複数の人から出された。説明側は、市内や周辺の類似施設について情報は伝えるとは答弁したが、場所の確保までは言及しなかった。
 また、渡された資料の中には、平川市や五所川原市、あるいは隣県の大館市の同規模のホールのことまで書かれていたが、これはいささか無理があろう。平川市だって五所川原市だって大館市だって、自分の市の住民を優先することと思う。弘前の人が、いきなり行って使わせてくれと言ったって、思うように使えるのであろうか?
 他にも、利用している団体から、たくさんの質問が出た。一番多かったのは、施設についての自分たちの要望が反映されるのか、といった点であった。複数の書道・美術・音楽の団体等から、より使いやすい施設・設備を求める声が上がった。少なくとも、これから基本設計を進める段階では、市民の代表も協議に加えて欲しいという意見が多かった。
 それに対する答弁も、あまり明確ではなかったように思う。「やります」という断言はなかった。「やれるように検討します・・・」といった感じに、僕には聞こえた。
 全体的に、説明する側に、元気がなかった。自信がなさそうに小さな声で答えていた。これでは、参加者には逆に、不安とフラストレーションを与えたかもしれない。
 弘前市は、昨年、突如として「市民参画センター」を閉鎖した。そのお陰で、行き場を失い、活動拠点を求めて漂流している市民グループも、まだあると聞く。
 その上、文化センターの長期休館だ。「市民力の向上」を標榜していたにもかかわらず、逆に市民活動を停滞させるような方向に進んでいるような気がしてならない。
 予算委員会での質問のネタが一つ増えた。これ以上増えると、持ち時間が足りなくなってしまう。(6395)
 

自粛、自粛、自粛


 昨日のブログに書いたように、今日開催予定だった「弘南鉄道存続についての意見交換会」は延期とした。苦渋の決断だった。ブログやFB、Line等で、その旨を発信した。
 そしてまた、昨日のブログにも書いたように、それでも伝わりきらずに来場する人がいるかもしれないと思い、Ta議員と、会場の市民会館大会議室の前で、午後5時から待機した。今日配る予定だった資料を担当課に作ってもらい、来た人にはそれを渡して説明だけはしようと準備をして待っていた。
 そしたら、お二人の方が来てくれた。申し訳なく、また有難い気持ちで一杯となった。
 お一人からは、弘前だけでなく、沿線市町村の、特に民間でまちおこし事業に取り組んでいる人達の意見も聞いてみたら、とアドバイスをいただいた。言われてみて気がついた、確かにそういう視点は抜けていた。
 もう一人の方は、今は弘前在住だけど、以前は黒石市に住んでいて、しょっちゅう電車に乗っていたので、興味があって来てみたのだ、とおっしゃっていた。バスで代替できるのであれば、それでもいいのだが、と話した口ぶりからは、言外に、電車を残して欲しいという思いが感じられた。
 このお二人に会えただけでも、今日、会場前で待機していてよかった。わずか数分の話し合いだったけど、僕らの、この会を開こうとした狙いは理解してもらえたと思う。
 コロナそれにしても、一気に自粛ムードが高まった。市民会館別館の入り口にも、左の写真のような貼り紙がしてあった。おそらく、この先、キャンセルする会合はもっと増えていくだろう。
 弘前市教育委員会の方針も発表された。小中学校は、3月2日の午後から3月15日まで、一斉休校にするそうだ。
 図書館・博物館・公民館等は、閉館にはしない。ただし、児童生徒の出入りについては、自粛を求めるとのことだった。
 その他にも、就職説明会やら講演会やら、中止や延期のニュースが、あちらこちらから飛び込んでくる。僕らの恩師を囲んでの勉強会も、3月の開催を見送ることになった。
 このままでいくと、多方面での市民活動が停滞する。また、3月は、卒業・合格発表・異動内示等で、小売り業・サービス業には大きな需要が見込まれる月だ。それがこんな調子だと、経済への影響も計り知れない。特に、個人経営の飲食店の中からは、既に悲鳴も聞こえてきている。
 だから、せめて、僕だけでも、積極的に飲みに出歩こう。と今日も一軒寄ってきた。せいぜい一回三千円程度のささやかな額だが、市の経済に貢献できればと思う。
 なんて、酒飲みの自己弁護をしているうちに、新型肺炎より先に、肝臓病に罹るかもしれない。いや、その前に、金欠病だ。(11184)
 

 

Infection ~感染~


 とうとう感染した。コロナウィルスにである。いや、正しくは、コロナウィルス拡大に伴って全国で広がっている自粛ムーブメントメントにだ。 
 2月22日のこのブログで、弘南鉄道存続に関する意見交換会の告知をした。これから本格化する定例議会で、大きな論点になるであろうこの問題について、多くの人と、虚心坦懐に意見を交わしたかったのだ。
 僕個人としても、普段の報告会とは別に、一つのテーマに対して、膝を詰めて話し合う機会を設けたいと、以前から何度も広言してきた。Ta議員と組んでいる「会派さくら未来」としても、是非、実現させたかった。
 実際に、昨日の昨日まで、何度も打ち合わせを重ねてきた。市の担当課の課長にも出席をいただいて、基本方針をご説明いただくことにもなっていた。全体の進行も、議員が行なうのではなく、公平中立の立場で進めてもらえるよう、ファシリテーターの資格を持った人にお願いをしていた。
 それが、昨日の政府方針発表である。一気に世の中が自粛一色に切り替わった。EXILEやPerfumeのコンサートも、当日になって中止された。Jリーグは試合延期、プロ野球は無観客試合、新日本プロレスも3月15日までの興業を中止にするのだそうだ。
 実は、昨日の夜、若手議員達と酒席を共にした。20代から40代までの中に、一人60代が乱入したかっこうである。その折りに、意見交歓会の開催を危ぶむ意見も出された。議員が主催した会で、もし万が一の事態が発生すれば、責任が重いというのである。
 それでも、僕は、今朝まで、あきらめきれないでいた。テーブルディスカッションはやめて、空間を広くとった対面式にすればいいんじゃないか。参加者全員にマスクを配ればいいんじゃないか。会議後の懇親会を中止すればいいんじゃないかetc
 が、今朝の新聞を見た。朝のワイドショーを視た。世の中がすごいことになっている。Ta議員ともう一度協議をした。
 やっぱり、明日の開催は危険だ。中止ではない、延期することにした。
 早速、会場として抑えていた市民会館に行って断りを入れた。出席してくれる予定だった担当課長にもお詫びをした。FBやLineで、その旨を発信した。このブログでも、こうしてお知らせをする。誠に申し訳ございません。
 それでも連絡不行き届きの場合も考えられる。明日は、17時過ぎ頃から、会場入り口付近に待機していようと思う。
 繰り返すが、延期である。日時は未定だが、この騒動が収まれば、必ず開催する。その時には、是非、ご参加をいただきたい。(9811)

つかなかった予算  今日の特別委員会から


 来年度の予算の内示を受けて、りんご産業振興特別委員会が開催された。今後の活動方針が、主な議題であった。
 この委員会は、議長の肝入りで、昨年発足した。りんご産業振興というと、恐ろしく間口が広いのだが、中でも、市議会の総意として”りんご黒星病”撲滅に取り組もうと、この8ヶ月間活動を続けてきた。
 しかし、昨年の8月2日のブログにも書いたように、この委員会には、予算がついていなかった。再三に渡り、予算編成権を持つ理事者側に要望を繰り返してきたのだが、色よい返事を貰えないまま、年度末を迎えた。実際のところ、会議を開くのにも苦労をしてきていた。そんな事情で、予算がつかないのなら、委員会を続けていても無駄じゃないか、といった意見も、一部では出はじめていた。
 それが、来年度は、会議開催分は、予算がつくことになった。勿論、議会の承認を得られればの話しだが、まぁ、否決される心配は皆無だ。
 だけど、委員会が求めていたのは、会議費だけではない。積極的な活動予算も求め続けてきた。
 昨年は、たまたま、黒星病の発生は少なくて済んだ。が、今年以降はどうなるか、予断は許さない。一昨年のような大発生となると、地域の経済に及ぼす影響は計り知れなくなる。
 現在、新しい薬が登録をされているが、試験期間を経て、実際に使える使えるようになるまでには、まだ時間がかかるようだ。
 仮に、その新薬を使って、一時的に効果が上がったとしても、やがて耐性菌が出はじめることは、容易に想像が出来る。人類と菌の闘いは永遠に繰り返される宿命にある。
 そこで、委員会としては、新薬の早期認可や、さらにその次の薬の開発を求めて、中央省庁や製薬会社に要望に行こうと話し合っていた。先手先手を打っていこうということだ。
 が、その予算は、来年度当初も見送られた。気勢をそがれた感が無きにしも非ずといったところだ。結局、委員会としては、少ない予算の中で、今年の発生状況を、はらはらして見守ることからスタートすることになる。
 議会が総意の下に設立した特別委員会の予算を、行政側が認めないだなんて、前例があったんだろうか? ある他市町村の議員は、有り得ないと言っていたが、それが本当ならば、弘前市は特殊なんだろうか?(8037)

弥生の森


 令和2年弘前市議会第一回定例会、 今は、議案熟考期間である。僕も、そのつもりで、先日渡された分厚い来年度予算案を、いつも鞄に入れて持ち歩いている。
 一般会計の予算総額は、約775億円。当初予算比で、1%の増額だ。
 その主な施策と額は、別刷りの「予算案の概要」という冊子に書かれてある。ぱっと開いて見ると、新中核病院整備事業費20億円とか、除排雪事業費10億円とかといった数字が目に飛び込んでくる。
 弥生さて、予算審査の際に、僕が、毎年注目している項目がある。「弥生の森」のことだ。概要書にも載っていない。おそらく28人の議員中、気にしているのは僕だけだろう。
 この森のことは、これまでも何度もこのブログで紹介してきた。かつて、岩木山麓の森を切り倒し、山肌を削りとって、スキー場開発をしようとした三セクが、工事半ばで破綻した。その26ヘクタールにも及ぶ跡地を、弘前市が約6億円もの大金をはたいて買い取った。大型児童館を建設するという建て前だったが、明らかに三セク経営陣に対する損失補填の色が濃く感じられた。加えて、これ以上の自然破壊は許せないという市民の猛反対に遭い、その計画も中止された。
 以来、その一帯は、ほとんど手のつけられていないまま、今に至っている。失われた自然も、だいぶ回復してきた。
 だけど、考えてもみよう。6億円も出して買ったものが、全く使われていない。こんな税金の無駄使いが、他にあるだろうか。
 そこで、あるグループは、この弥生の森を、子どもたちが自然と親しむことができる場所として活用しようという運動を続けている。だって、さっきも書いたように、自然の回復力はすごい。生命の力強さを、この森では目の当たりにすることができる。これを教育に活かさない手はない。
 僕も、その一員として、今日も会議に出席してきた。その前に、担当課に寄って聞いてみたところ、来年度も、特にこの一帯に対しての予算はついていないそうだ。そのことをメンバーに報告した。
 今議会では、質問項目として通告をしていなかった。次の議会ででも、6億円の買い物をどのようにしたいのか、このまま遊ばせておくのか、市の基本姿勢について、問い質してみたいと思う。
 もう一つ、隣接する「弥生いこいの広場」内にある「動物広場」の予算も尋ねた。動物の住環境の改善についてだ。限られた予算の中で、順繰りに行なっていくようだ。来年度は猿・プレイリードッグ・山羊の檻や畜舎を修繕するとのことだった。
 何せここは、靑森県内唯一の公式な動物園である。上手く整えて宣伝をすれば、もっともっと多くの人に来て貰えるだろうに。
 犬・猫・サラブレッドはじめ、動物好きの僕には、たまらなく魅力的な場所だ。春になったら、また行ってみよう。(6329)
 
 
 
 
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