Ta議員と結成している会派に加え、無所属のNa議員も交えた、「会派さくら未来Plus1」議会報告会を行った。終了後、仲間と一緒に反省会(飲み会?)に行って、かなりのペースで呑んでしまった。
まぁ、いつものことだ。何かを成し遂げた後のビールは格別に旨い。抑えるなんて出来っこない。
が、今日は、その話題を書くことはできない。既報の通り、臨時議会が開催されたのだ。議会が行われた時は、まずはそれに関することを書く。それがブログを続けるに当って、僕が自らに課した原則なのだ。
だから、今日も、臨時議会の中から話題を拾う。議会報告会のことは、明日に譲ろう。約束する。でも、泥酔しているだけに不安だ。
それはともあれ、今日の質疑の中で、最も質問が集中したのは、「弘前城秋の大祭典開催事業」についてであった。質問に立った12議員中、5人までもがこの問題を採り上げた。
この事業は、9月18日から22日の連休を利用して、弘前公園内をテーマパークに見立てて、食・スポーツ・芸能・クラフトなど、多彩な要素を盛り込んだ一大イベントを開催しようというものだ。が、実際のところは、何も決まっていないに等しいらしい。これからイベントの中身を考えるということだ。
多くの議員が共通して懸念を述べたのは、時期の問題だ。今日も東京では460人を超すコロナ感染者が判明したという。東京以外の地域でも、軒並み増加傾向にある。これから夏休み・盆休み等を挟めば、その数字は、更に上がっている可能性も大きい。となれば、大規模イベントを開催するのにふさわしい時期なのかということを、複数の議員が指摘した。
内容も、費用対効果も曖昧だ。先ほども書いたように、開催予定までもう2ヶ月を切っているのに、具体的なことは来週から協議するという。それで、本当に、狙っている効果を達成できるのか? 少なくとも、昨日の新聞記事や、今日の説明を聞いた限りでは、僕には楽しそうなイベントとは感じられない。
これにつけられた予算は、実行委員会への負担金として9000万円。この額は、桜まつりやねおうた祭りのそれぞれの実行委員会へのものを上回っている。
それくらいの予算(税金)を投じて、いかほどの経済効果を期待しているのかという質問への答弁もあやふやだ。菊ともみじ祭りや、雪灯籠祭りの経済波及効果が、以前のデータで25億円から29億円だったから、それくらいだろうとか、見込まれる来場者数も、雪灯籠まつりと同程度の25万人を目標にするとか・・・。
コロナ禍で、いまだに県を跨いでの移動の自粛が呼び掛けられている中で、しかも、告知期間も充分にとることが出来ない状況の中で、毎年繰り返し開催されている既存の行事を引用するなど、あまりにも安直すぎる。少なくとも、今日の他の議員とのやりとりを聞いている限りでは、要するに、単なる思いつきか、あるいは「桜祭りやねぷた祭りに代る何かをやらなきゃいけないから、取り敢えずやってみよう」といった程度のものと言われてもしかたがない。
幸いなことに、まだ実行委員会さえ立ち上がっていない。詳細はこれから決めるという。
であればと、僕は提案した。何も無理して、9月の連休に、中途半端なやっつけ仕事をやらなくてもいい。コロナの状況を見ながら、11月の連休、ちょうど菊ともみじ祭りのあたりまで開会を延期し、その間に、じっくりと内容を練って、大祭典と呼ぶに相応しいイベントにしたらどうかと。
予算は、一応は通った。が、開催の是非や時期・内容等は、これからのコロナの感染状況次第で、変更もありうる。といった柔軟な姿勢で、物事を進めていただきたいと思う。
柔軟性なら自信がある。何せ初志貫徹したことなんて一度も無い。(9108)