いやはや、凄いものを見た。事故で車の中に閉じ込められた人を救出する作業である。
弘前消防署西分署で、市の防災訓練が行われ、我々議員にも公開された。例年だと、総合防災訓練と称して、運動公園全域等を使って大々的に実施されてきたものだ。その内容は、梯子車を使った高層建築物の消化訓練、模擬災害対策本部会議、ヘリコプターでの被災者移動、炊き出し、道路の補修、救助犬による捜索、トリアージ、避難所の開設実務等々、多岐に渡っていた。
それが今年は、コロナウィルス感染症対策ということもあって、分散して個別に行われている。今日は、数多くのメニューの中の、実働訓練及び避難所におけるコロナ水際作戦が披露された。
もう少し詳しく書こう。実働訓練とは、
①道路を塞いでいる倒木の撤去(道路啓開訓練)
②交通事故車両からの乗員の救出(交通救助訓練)
③ビルから宙づりになった人の救出(高所救助訓練)
④川の中州に取り残された人の救出(中州救助訓練)
のことだ。
この中でも、度肝を抜かれたのは、冒頭にも記したように、②の交通救助訓練だ。
昨年までの総合訓練にも、このメニューはあった。ただ、これまでだと、運転席もしくは助手席のドアを、電動バールのようなものでこじ開けると言う方法で行っていた。
それが今年は、かなり大がかりなものだった。フロントガラスを切り取り、車の屋根を引っ剥がして、救助員が中に入って救出するという荒技だ。昔読んだ漫画で、プロレスラーだったか空手家が、乗用車を素手でバラバラにするってな話しがあったが、そのような感じだ。決して安くはないであろうワゴン車が、ご覧のような有様になった。最後は、運転席のドアをこじ開けたのだから、なにもあそこまで破壊しなくてもよさそうなものだが、そこはそれ、訓練なのだ。
「車はどうやって調達してるんですか?」と尋ねたら、「購入している」という答えが返ってきた。それにも驚かされた。だけど、人命を守るための費用だとすれば、金額には換算できない。
何はともあれ、こういった訓練や技術が、使われなくても済むような、安全で安心できる社会を望みたいと、心底考えた次第なのである。(4647)
追伸、プロレス界で”粉砕屋”と言えば、クラッシャー・レジナルド・リソワスキー。ディック・ザ・ブルーザー・アフィルスと組んで大暴れをした名悪役レスラーだ。
こういう古い話のできるプロレスファンが少なくなってきていて、寂しい思いをしている。
同じ会派を組むTa議員は9月3日が、無所属のNa議員は10月3日がそれぞれ誕生日。その間をとって、今日、二人のバースデイパーティーを開いた。
何のことはない。ホッチキスの話しだった。古雑誌のリサイクルを促進するため、中綴じ週刊誌のホチキスの針を改良できないか、というのが彼の提案だった。左の写真の矢印の部分である。
今日は、わざわざ、大きなパネルを20枚ほど持参して、実際に作品を見せながら、一枚一枚解説をしてくれた。ブックトークというよりは、フォトトークといった感じだった。
お粗末でした。(10381)
弘前市立博物館の特別企画展が始った。「パリの見た夢 20世紀フランス絵画展」。山形美術館服部コレクション所蔵の絵画51点が展示されている。