今朝一番で、見知らぬナンバーからの電話が入った。おそるおそるでてみると「青森コロナサービスです」という。
はて? ワクチンのことだろうか? それとも、僕が誰かの濃厚接触者のリストに上がってでもいたのだろうか?
それにしても、「青森コロナサービス」なんて初めて聞く。ひょっとしたら、新手のワクチン詐欺かもしれない。
と訝しく思って、もう一度名前を尋ねた。そうしたら何のことはない。風呂場のボイラーの点検の話しだった。そう言えばしばらく前に、そのような約束をしていたのを思い出した。
コロナウィルスのせいで、様々な業種の様々な企業が大きな打撃を被っているようだが、僕のようなそそっかしい人間が多いため、おそらく、ストーブやボイラーを作っている、コロナという会社が、風評被害という最も深刻なダメージを受けているのではないか。同情に堪えない。
などという話しはさておいて、弘前市は、国民保険料率の値下げ等を盛り込んだ条例改正案を、6月4日から始まる定例議会に提出する。コロナウィルスの影響による経済的負担を考慮し、市民の負担を軽減するためとのことだ。今日は、会派で、その事前レクチュアを受けた。無所属のNa議員やI議員も一緒だった。
まだ、決定事項ではないので、詳細は書かないでおこう。議会で否決されれて出来なくなるということも、一応は考えられるからだ。まぁ、ざっというと、均等割部分と所得割部分を下げるという案である。
弘前市はこれまで、国保料が高い高いと言われてきた。実際に一人あたりの平均は、県のそれを5000円ほど上回っていたらしい。今回の値下げで、その差はぐっと縮まる。それでもまだ、県平均よりは高いという話しだった。
僕は、将来の見通しについて尋ねた。値上げであれ値下げであれ、長期的な収支予測の上に行わなければならないと思うからだ。
国保料は、僕が議員になってからでも、これまで2度に渡り値上げとなってきた。平成29年の2度目の時は、国保会計の累積赤字が17億円にまで達しており、ある意味、致し方なかった事情もある(僕は反対をしたけれど・・・)。
ただその際に、市民に負担を求める代わりに、市でも収支改善に最大限の努力をするといって、政策的繰り入れや、疾病予防のための施策を打ち出した。取り立て(徴収)専門の人間も配置されたようだ。
その甲斐もあって、現在は、プラスとマイナスが逆転し、17億円ほどの基金を積み立てているという。もの凄いV字回復だ。だから、令和7年度くらいまでは、値下げ等による単年度赤字を、基金の取り崩しでカバーできる見込みなのだそうだ。
うーむ、あまり長期的な見通しではないなぁ。でも、今はコロナ禍の最中なのだ。あくまで緊急的な措置ということなのであろう。令和5年度からの料率については、今年の実績を検証して、令和4年度にまた見直すとの説明があった。だけど、2年後にまた上げるとなれば、かえって反発が強くなるのではないかと心配もする。
ここのところ、糖尿病の他に、目に注射を打ったり、手術をしたり等で、随分と医療費が嵩んでいる。目の注射なんて、国保のお陰で3割負担で済んでいるが、それでもン万円と、目が飛び出るほど高い。
早く後期高齢者になって1割負担になればいいなぁと思っていたけど、僕が75歳になる頃には、2割負担になっているみたいだ。この先、さらに収支が悪くなれば、3割のままも考えられる。国保の収支バランスの問題は、長い目、広い目で見れば、決して他人事ではない。(10053)