今泉昌一の 私事時事

前弘前市議会議員 今泉昌一の  私的なはなし、市的(?)なはなし

2021年10月

選挙当日


 今日は第49回衆議院選挙の投開票日。午後には予定が立て込んでいたので、午前中に投票に行ってきた。
 投票所は、数年前から、市の中心部にある葬祭ホール。最初は違和感も覚えたが、何度か行っているうちに慣れた。以前の会場と違って、靴を脱がなくてもいいのが何よりだ。
 実は、昨日、ヒロロにある期日前投票所に足を運んだ。たまたま近くで打ち合わせがあったせいでもある。
 ところが、行ってみてビックリ。長蛇の列が出来ていた。すぐに諦めた。
 元来、並ぶのが苦手な質である。どんなに美味しいと評判の店でも、入り口に列が出来ていると敬遠してしまう。それで、近くの誰も並んでいない店に入って、散々な目にあったことも、一度や二度ではない。
 確かに、期日前投票制度は、回を追う毎に浸透してきている。5人に1人は利用しているようだ。
 ただ、疑問もある。今回の選挙でも、期日前投票が始まったのは、公示日の翌日からだ。まだ、選挙公報も配られていないし、政見放送も街頭演説も、見聞きする機会は少ない。それでもすぐに投票に行く人がいる。
 そりゃあ、政党の党員だとか、立候補者の家族・親戚ならば、わからないでもない。でも、敢えて建前論を振りかざせば、少なくとも選挙公報を配り終えてから、期日前投票をスタートさせるのが、民主的選挙というものではなかろうか。
 もう一つ、選挙に関する疑問。
 さっきまで、テレビで開票速報を視ていた。我が青森県は、すぐに当選確実が出た。 三区とも自民党だ。順当と言えば順当。でもあっけないと言えばあっけない。
 かねがね感じていたことだが、何故、こんなにも早く、当確が出るのだろう? 事前の情勢分析やら、出口調査の結果とやら、色々な根拠はあるのだろう。でも、単純な野次馬的視聴者の立場としては、ちょっぴり不満なのだ。
 テレビ中継が始まったとたんに、数分で試合が終わってしまうようなものだ。これでは、視聴率はとれない。少なくとも、自分の選挙区にしか関心のない人は、途中でスイッチをきってしまう。
 プロレスでは、こういうことはまずない。反対に、生中継の場合、放送時間終了間際になって、突背演場外乱闘が始まり、両者リングアウトで決着がついた、なんてケースは何度か目にしたことがある。
 プロレスと言えば、かつて、アントニオ猪木が参議院選挙に出た時は、当落が決まるまで、テレビの前にかじりついていた。確か最後の一人だったと思う。当確が出たのは翌朝だった。
 今では、そんな体力も根気もない。明日の朝の、ワイドショーと新聞を楽しみに、今日はもう寝ることにする。(9962)

フランス人のように


 新しいロータリークラブがスタートした。その名も「弘前東桜華衛星ロータリークラブ」。その議長(衛星クラブでは、会長ではなく議長と呼ぶのだそうだ)を、僕が仰せ付かった。いうはや分不相応というか、荷が重いというか・・・。
 この話が持ち上がったのは、昨年の今頃だったと思う。会員集めやら、国際ロータリーの認証を受けるなどで、思いの他に時間がかかった。ようやく認証されたかと思えば、コロナ騒ぎだ。足かけ2年にして、ようやく第1回目の例会開催にこぎつけることができた。
 ゴング今日は、スポンサークラブである、弘前東ロータリークラブのO会長から、発足のお祝いとして”ゴング”を贈っていただいた。”ゴング”というと、僕は悲しい性で、すぐファイティングポーズをとってしまうのだが、 プロレスやボクシングのそれとは違って、小ぶりだけど、銀色に輝くお洒落なものだった。
 議長の役目は、このゴングを、例会の開会と閉会の度に叩くことらしい。これは快感だ。癖になりそうだ。
 記念すべき第一回の卓話は、その東ロータリークラブのO会長にお願いした。ご自身のロータリアンとしての経験を、淀みなく語っていただいた。僕を含め会員は、初心者ばロータリーロータリークラブの目的や活動内容を、よく理解することができたと思う。
 昔習った諺に「イギリス人は歩きながら考える。フランス人は考えた後で走り出す。スペイン人は走ってしまった後で考える」というものがある。この中で言えば、まさしくイギリス風なのが我が桜華ロータリークラブだ。色々なものが未整備だが、これから運営しながら決めていこうと思う。
 まぁ、僕の人生は、だいたいそんなものである。初めて選挙に出た時だって、きちんとした計画や勝算があったわけでもない。立候補に向けた準備をしながら、実際に活動を進めながら、仲間と話し合うなかで、徐々に形が整えられたいったように記憶をしている。
 逆に、フランス人のように、考えてしまってから動き出すというのは苦手だ。机に向かってじっと考えていても、頭がなかなか回らない。あまり考えすぎて、逆に動き出せなくなる場合だってある。
 とにもかくにも、新衛星クラブは第一歩を踏み出した。ここに至るまでに、たくさんの人のお力添えをいただいた。その恩に報いるためにも、♬三歩進んで二歩さがる♬とならないようにしなければならない。
 ふーっ、僕で務まるかなぁ?(11796)
 
 追伸
 タイトルの「フランス人のように」は、佐川満男のヒット曲。「今は幸せかい」ほど有名ではない。  
 ついでに書けば、♬三歩進んで二歩さがる♬は、水前寺清子の「365歩のマーチ」の中の歌詞。三歩進んで二歩下がっても、確実に一歩は前進できるという、人生応援ソングだ。
 おっ、今日は2曲も紹介してしまった。

GIGAスクールへ 


 国のGiGAスクール構想に基づいて、弘前市でも今年度から、全市立小中学校の児童・生徒に、一人一台のタブレット型端末を配布し、Wi-Fi環境を整備した。と書いておいきながら、実はGIGAの意味も、Wi-Fiの仕組みもよくわかっていない。
 というレベルの僕でも、その最先端の機器を使って、どのような授業をしているのかは気になる。僕よりずーっとITを得意としている議員も、一般質問の中で、この件について質問をしてきた。
 そこで、コロナも収束傾向にある今、弘前市議会経済文教常任委員会では、タブレット端末を使った授業の現場を視察することにした。一日目の今日は小学校の部。向かったのは千年小学校だ。玄関で、校長先生と教頭先生がお出迎えをしてくれた。
 千年特別支援学級と、1年から6年までの各1学級、計7つの授業を駆け足で参観させてもらった。教科も、図工・算数・国語・社会と複数に亘った。
 率直な感想として、自分で勝手に想像していた以上に、上手く授業に活かされている。それも、学年が進むにつれ、高度な使われ方をしている。
 特に、6年生の社会科では、児童一人一人が、郷土の歴史を調べて、それをディスプレーを使って発表するといった授業が行なわれていた。いわゆる、今あちこちで行なわれている”プレゼンテーション”のようなものだ。僕らの時代だったら、壁新聞なんかで発表していたような気がする。
 端末を配布したのが、今年度から。更に、千年小学校でも、本格的に始めたのは6月以降だという。わずか4ヶ月で、児童も先生方も、ここまで習熟しているということに驚いた。子どもたちは慣れるのは早いのかもしれないが、先生方の中には、僕のようにアナログ人間もいたであろう。そのご努力に敬意を表したい。
 もう一つ正直な感想を書こう。自分のことである。55年前に小学校を卒業していてよかった。もし僕が今小学生だったら、授業についていけなかったかもしれない。とにかく”メカ”に弱い子どもだったのだ。子どもたちが、特に高学年生が、自在にパソコンを使いこなしている様子を見て、つくづくそう感じた次第だ。
 これからの時代は、かつて”算盤”がそうだったように、キーボードを早く正確に打つことが、生きていくための必修科目になるんだろう。僕は、1時間近くもかけて、誤字・脱字・誤変換を繰り返しながら、このブログを更新するのが精一杯なのだ。あーあ、日に日に時代に取り残されていく。(9372)

気分はゴルゴ13

 
 写真今朝の地元紙両紙の記事の写真に、僕が写っていた。昨日行なった、弥生ネットによる、弥生スキー場跡地の利活用に関する要望活動のことだ。
 この跡地については、このブログで、何度も紹介してきているので、ご存じの方も多いだろう。今年に入ってからも、5月2日6月19日7月15日7月20日と、この件をテーマに書いている。それぞれにリンクを貼っておいたので、是非ご参照いただきたい。 
 要望した事項は次の4項目である。
 1,跡地の保全と利活用について、地域住民、市民、
専門家を含めた検討チームを立ち上げること。
 2,残されている集水塔を除去する塔、跡地の安全を確保すること。
 3,跡地の持つ教育機能を周知するとともに、ガイドの要請に着手すること。
 4,従来の観察会エリアの刈払を実施し、希望者の立ち入りを認めること。
 これらは、これまでも何度か、担当部局とも話し合いを続けてきたことである。今年の8月には、教育的利活用について、教育委員会をも訪ねた。
 昨日の要望時には、建設部長と公園緑地課長が対応して」くれた。予算や優先順位の問題もあろうから、その場では即答は難しいというのは重々承知だが、おそらく現状で発言できる範囲で、精一杯の返答をしてくれたものと思う。
 弥生ネットという団体は、以前は、スキー場建設に反対し、スキー場計画が破綻した跡地に大型児童館建設にも反対するなど、市とは対立していた時期があった。しかし、10数年前あたりからは、良好な関係に変わってきている。2011年に市が立ち上げた「弥生いこいの広場隣接地利活用市民懇談会」にも参画し、2013年からは、市が主催する自然観察会のお手伝いもするようになった。
 僕も、メンバーの一人として、他の議員にも話をする機会を持ってきた。根こそぎ破壊された山肌に、再び植物が生い茂り、昆虫や鳥が生を宿している。そんな自然の回復力を目の当たりにできる、この絶好の土地を、市の財産として、是非活かさなければならないと、同じ会派を組むTa議員や無所属のNa議員にも訴えている。
 などという話を書くのが、今日のテーマではなかった。上に掲載した2枚の写真のことだ。左がT日報、右がM新報。右はまだいいが、左には、僕の後頭部がもろに写っている。頭頂部の地肌が目に痛い。
 「俺の後には立つな!」と、ゴルゴ13の名言の一つ。ひょっとして、デューク東郷も禿げていたのだろうか?(8930)
 

間もなく雪の季節が


 令和3年度第2回弘前市雪対策懇談会が行なわれた。僕はその会の構成メンバーではないのだが、案内をいただいたので、出席をした。
 宛名の肩書きが”町会長”だったので、 各町会長を集めて、今年の除雪計画の説明かなにかがあるのだろうと考え、軽い気持で会場に足を運んだ。そうしたら、どうも様子が違う。町会関係者はほんの数名。しかも、懇談会の正規メンバーと、座る場所も分けられている。
 雪よく見ると、ステージの看板には「雪対策連携プロジェクトのキックオフミーティング」とある。どうやら雪対策懇談会とは別にご案内をいただいたらしい。
 にしても、どうにも勝手を飲み込めずにいたら、今度はステージに上がれと言う。昨年初めて行ない、今年も実施する予定の「次世代型共助事業」の実施町会として、壇上で紹介いただいたのだ。
 そんなつもりではなかった。壇に上がると知っていれば、もっとちゃんとした服装で行ったのに・・・。髪もきちんと整えていったのに・・・。いやいや、まぁ、壇上だろうが議場だろうが、いつも同じような格好だ。
 壇に上がって、更に驚いた。今年度、この事業を実施する4町会と、それぞれに除雪機を提供してくれる4事業者の紹介が一通り終わったあと、突然司会者が、「この事業について何か質問はありませんか?」と、フロアの懇談会正規メンバーに振ったのだ。
 何の想定も想定も準備もしていない。第一、心構えさえ出来ていない。「雪対策の専門家たちから、鋭い質問がでたらどうしよう」と、マジでハラハラした。
 この一件でわかったことがある。僕は、予算決算審査の時は、これまで全く通告しないで質問をしてきた。議場でのことなので、それに答弁をしなければならない市の職員は、きっと同じような心境だったのだろう。もっとも、議場における審査なので、何を聞かれても答えられるよう、充分な準備はしてきてるのだろうが・・・。
 それにしても、もう、このような会議を開く季節となったのである。何にせよ、雪が少ないことを祈る。でも、何となく、夏が暑かった分、今年は多そうだなぁ。(9872)

 *上の写真は、同じく連携プロジェクトの一環で、市長からスコップを贈呈された学祭さんたち。まるで、エレキギターを抱えているように見えませんか。
  
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