今日は第49回衆議院選挙の投開票日。午後には予定が立て込んでいたので、午前中に投票に行ってきた。
投票所は、数年前から、市の中心部にある葬祭ホール。最初は違和感も覚えたが、何度か行っているうちに慣れた。以前の会場と違って、靴を脱がなくてもいいのが何よりだ。
実は、昨日、ヒロロにある期日前投票所に足を運んだ。たまたま近くで打ち合わせがあったせいでもある。
ところが、行ってみてビックリ。長蛇の列が出来ていた。すぐに諦めた。
元来、並ぶのが苦手な質である。どんなに美味しいと評判の店でも、入り口に列が出来ていると敬遠してしまう。それで、近くの誰も並んでいない店に入って、散々な目にあったことも、一度や二度ではない。
確かに、期日前投票制度は、回を追う毎に浸透してきている。5人に1人は利用しているようだ。
ただ、疑問もある。今回の選挙でも、期日前投票が始まったのは、公示日の翌日からだ。まだ、選挙公報も配られていないし、政見放送も街頭演説も、見聞きする機会は少ない。それでもすぐに投票に行く人がいる。
そりゃあ、政党の党員だとか、立候補者の家族・親戚ならば、わからないでもない。でも、敢えて建前論を振りかざせば、少なくとも選挙公報を配り終えてから、期日前投票をスタートさせるのが、民主的選挙というものではなかろうか。
もう一つ、選挙に関する疑問。
さっきまで、テレビで開票速報を視ていた。我が青森県は、すぐに当選確実が出た。 三区とも自民党だ。順当と言えば順当。でもあっけないと言えばあっけない。
かねがね感じていたことだが、何故、こんなにも早く、当確が出るのだろう? 事前の情勢分析やら、出口調査の結果とやら、色々な根拠はあるのだろう。でも、単純な野次馬的視聴者の立場としては、ちょっぴり不満なのだ。
テレビ中継が始まったとたんに、数分で試合が終わってしまうようなものだ。これでは、視聴率はとれない。少なくとも、自分の選挙区にしか関心のない人は、途中でスイッチをきってしまう。
プロレスでは、こういうことはまずない。反対に、生中継の場合、放送時間終了間際になって、突背演場外乱闘が始まり、両者リングアウトで決着がついた、なんてケースは何度か目にしたことがある。
プロレスと言えば、かつて、アントニオ猪木が参議院選挙に出た時は、当落が決まるまで、テレビの前にかじりついていた。確か最後の一人だったと思う。当確が出たのは翌朝だった。
今では、そんな体力も根気もない。明日の朝の、ワイドショーと新聞を楽しみに、今日はもう寝ることにする。(9962)